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私の事を“この女は蔑むんじゃないわよ!”

作者: 七瀬
掲載日:2022/08/28







私と同じ職場に、私を蔑むように見る女がいるの。

確かに私は、仕事の覚えも悪いしドジばっかりして上司に

しょっちゅう怒られている。



でもね? 私は好きな男性ひとにはモテるのよ。

彼女はそんな私が羨ましいだけ!

まあ、好きな男性ひとだけじゃなく、殆どの男性社員が

私の事を好きなんだと思う。

“女は少しおっちょこちょいぐらいの方が男性にモテる”と

聞いた事があるけど? 本当の事だと思うわ!

現に、私は凄く男性ひとにモテるから。

これは! 私の唯一の自慢なのよ!

仕事で他の女性に勝てない分、モテる女になれた事は自慢しかないわ!






・・・きっと、この女も私を妬んでいるだけ!

それなのに、能力のない私を蔑む顔であの女は見るのよ!

仕事で失敗しても私は挫けないけど、あの女はちょっと失敗

したぐらいで落ち込んでバカみたい!

仕事が何よ! 女は結婚したら、仕事は“旦那”任せでいいじゃない!

【専業主婦】になって家庭の事は私がすればいいだけよ。

外で働いてお金を稼いでくるのは男だけでいいわ!

時には、子供の面倒も旦那に見てもらって、私は女友達と食事に行くの。

私の自由なお金は旦那が稼げ!

私は旦那に“お小遣いと言って! 月に3万円渡して” 

私はお昼に、高級なお店のお寿司でも食べるわよ。

その代り、旦那のお昼のお弁当は私の手作り弁当よ。

毎日、嬉しいでしょ!

そんな結婚生活で私はいいのよ。





予め、“私の結婚相手は既にめどは立てている!”

うちの職場で一番カッコ良くて仕事もデキる男性ひと

彼は私の事が好きみたいだし!

だからあの女は、私に嫉妬しているのだろう。




『加井さんって? 仕事はロクにできないくせに、男性ひとには

モテるのね?』

『えぇ!?』

『瀬戸さんが“貴女の事が好きらしいわよ。”』

『誰から訊いたんですか?』

『えぇ!? 誰でもいいじゃない!』

『“本人から訊いた訳じゃないなら、その噂広めない方がいいですよ。”』

『あら? 自信がるのね。』

『そうじゃないです、瀬戸さんに迷惑をかけたくないだけですよ。』

『ふーん、そうね! 誰にもこの事は言わないわ!』

『そうしてください、じゃあ、』

『“可愛いだけの女って? ワタシ、あんまり好きじゃないのよね。”』

『・・・・・・』







完全にこの女は、私を見下している。

でも? 彼が私の事を好きな話をどこからか訊いてきて。

何故? 私にその話をしたのかしら?

よっぽど、悔しかったのかしらね!

“インテリ女のしそうな事だわ!”










 *







・・・ここから数週間後に。

私は直接、瀬戸さんから【告白】された!

私は勿論! 彼と付き合う事にしたわ。

社内でも彼と私が付き合っている事は皆知っていた。

羨ましいと言う人もいれば、良かったねと喜んでくれる人もいる。




あの女だけは、完全に私を“恨んでいる!”

目つきがやたらと怖いのよ!

私を睨みつけるように見る彼女は鬼のように見えたわ。

彼は物凄く優しいの。

私は彼と半年も付き合えば、結婚すると思う!

そうしたら? 家庭に入り彼の為に尽くそうと思っているわ。

専業主婦になり、子供ができて好き勝手にするつもりなんだもの!

お金の管理は奥さんである私が全てするわ。

これで、私の人生は安泰でしょ!



最後までお読みいただきありがとうございます。

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