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『精霊の舎(いえ)』  作者: 弘せりえ
49/55

精霊の舎-49

 「ああ、私の知識の範疇のことではない。

今こそ、マギの想像力が必要だ。

この時のために、今までの謎解きに対して

答えを教えることを禁じられていたような

気がする。

本番だよ、マギ。

全てはこのために仕組まれていた、なんて

思えてくる。この謎を解いたら、私たちは

どこへ行きついてしまうんだろうって」


 マギはくすっと鼻で笑った。


「世の中、わからないことなんて

山ほどあるのよ。

精霊だって、きっと時には思っても

みなかった謎にぶち当たる。

さぁ、考えてみましょうよ、ホンナ。

さっきの夢について。

そして、あなたと私と・・・カイの

関係について」


 マギとホンナは、しばらく見つめ合った。

同じ疑問が今、二人の中に湧き上がったのだ。


 やっとマギが口を開いた時、

空気がゆれた。


「・・・カイは・・・どこ?」



 時空を超えて、二人はまた、夢の中に

引きずり戻された。

 ホンナはどうにかマギを守るように

腕に抱き、時間と空間の壁を抜けていく。


「くそ、誰が仕組んで、こんなことが

起こるんだ!」


                 続



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