しませんでしたすんません
おねェはずっとイケメンを求めていた
下界を見下ろしひたすら好みのイケメンを探し続ける
少しでも暇が出来ると
狂ったように下界を見下ろしイケメン探しをする
いい加減タダのイケメンでは物足りなくなったとき、新撰組と出会った
おねェは腐っても神だ
不老不死なので死や老いという現象について考えたことなどないし
そもそも
苦痛を知らない
その上下界の人間のことを長時間見ていたことも無かった
だから、新撰組を襲う悲劇を
モロに見てしまった
何度も何度も苦しむ、新撰組の人達をおねェは
見ていることしか出来なかった・・・
苦しむ苦しむ
自分にはそんな感情分からない
だからこそ
辛い
泣いている心に
寄り添うことも
揺れる心と共に
闘うことも出来ない
自分には
彼らのことを知ることすら出来ない
作業作業作業
彼らが消えて
自分の無力さを知り
何年もたった
アレから
自分は足りないものを
さがしつづけている
誰かの人生を
見ることはもうしない
自分の無力さを
また痛感するだけだから
敵が現れた
人類の敵だ
地球のピンチだ
そんな時でも
おねェは
ずっと
作業作業作業
作業しかしない
どうせ自分に出来ること
なんてそれくらいしか無いのだから
ああ
でも
もし
もしもだけど
彼らを
癒すことの出来る
彼らと
戦ってくれる
彼らの
支えになれる
そんな人がいたら
その時は
何も出来なかった
自分の代わりに
彼らを
助けて欲しいな
そしたら自分は
また
誰かを見守りたいと
思えるから
もしも
きかいがあるのなら
つぎは
彼らを
新撰組を
助けたい