第41話 夏休みお疲れぃぃい反省会じゃーい
今回は修羅etoilevoieボウリング場よりお送りしております阿久津ヒロムですー、明日から新学期だから…目をそらし…やり残してた課題とかやりたかったんだけどなー。
沖田さんが「先輩の言う事は絶っ対っ☆先輩が白と言ったら鴉でも白なんじゃーいついてこーい」と俺を拐いに来たとです、笑顔でオカンが送り出したので…また売られたんだろーなーちくせぅ。
そして今回は宴では無くて反省会なんだそうで…、しかし何故にボウリング場?しかも全レーン貸し切りの無料ご招待でござる、相変わらず遊びには全力投球だな我が社。取りあえず靴借りて飲み物持って沖田さんの手招きするレーンへ。
「ホレ、ヒロム他のチームメンバー表だ☆いいか、負けんなよ。特に夏休み丸々1ヶ月間現場だったあのチームだ、俺の車奉公の間に楽しそうな現場に入りやがって…マスクドライダー野郎のバイク乗れるなんてうらやまけしからん。潰す。」
物騒な事を宣う沖田さんから渡されたパンフに目を通すと…あ、夏休み中の主だった現場毎にチーム分けしてあるのね…。で、単発独り現場だった人達が穴埋めで数合わせなのか。
バチョンッ☆
ーあ、照明落ちた。きっと赤備えな山崎さんが出てくるんだろな…スポットライト差した先には…
Y・A・M・A・S・A・K・I☆Yamasaki☆yeah♪
アメリカーんな音楽で登場したのは…ムッチムチの満面の笑みなチアガールでしたorz無駄に目の上紫色ですぅ口紅と頬紅がグリグリピンクで怖いですぅ何処にあったんですかそのくりんくりんのツインテールゥゥ。
そして後ろには死んだ魚の目した同じ格好のチア土方さんが…止めなさい沖田さん写メは止めてあげなさい他の人達も!女子!何か喜んでないっ!?
「はぁ~いみんな♪夏休みお疲れ様ぁ~☆」
山崎さんノリノリですがな。
「今年は…残念な事に夏季の新人ちゃんは1人も残らなかったの…」
Booo~とみんなが親指下に向けてブーイング
「それもこれも、新人ちゃんの不安を払拭出来なかったり、疎外感を持たせちゃったり土方君が現場その物を忘れちゃったりした所為…。そう私達の力量が足りなかったのが原因っ☆
そんな力不足を先ずは物理的に征するわよーぅ!第1回チキチキボウリング大っ会~☆」
あー…反省会と言う名のレクリェーションですな、まぁそう言う事ならマッタリと…。
「尚、1位のチームには例の賞品だわよーン」
yeaaaaaaaaaaaaaaah!!!!
途端にみんな立ち上がりボルテージ最高潮、何!?そんな凄い賞品なの!?土方さんが掲げるでっかいチケットらしきものにはー
『好きな衣装着て撮影出来ます券(敗者全面協力)』
「ヲホホホホ☆みんな知ってンのよ~、ルークアイランド遊園地でのマスクドライダー野郎全員集合ショーで会社に全衣装揃ってるのをね♪」
チアガール衣装のままなのは太股のラインが厳しいッス山崎さん…あ、ボウリング同じチームなんですね。で、うちの会社はマスクドライダー野郎が人気なんですか?
「そーねー、前も行ったケド、うちはまぁまぁトップ張れてる会社なのよ。でね…え?お願いですから口調戻して下さい?ちぇ、面白かったのに。
で、他の会社よりは昔のライダー野郎とか映画ダケの衣装とかレアな敵キャラクターとか着れちゃう訳ですよ。
そして夏休み中に売りに売ったグッズが入ってた段ボールの空箱…悪者と戦うシーンでありがちな倉庫…遊びたいよねぇー、空段ボール積み上げといてソレに突進して崩して登場~とか燃えるよねぇ。しかも普段なら絶対着れない自分の推しキャラクターだもんねぇ。
まぁさっきも言ったけど、今年の夏の失態でみんな心無し凹んでるからねぇーコレで元気になるなら社長権限フルに使っちゃうね♪」
因みに野郎どもー☆何の衣装着たいのーン?の山崎さんの声に全員一致で答えが返ってきた。
『マスクドライダー野郎黒の影月ー!!!!』