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第36話 掘れたぜ恐竜展 ぴぴぃザウルス

…どえらえもんどえらえもん何とかしておくれよ


ぱぱらぱっぱらー♪「トラウマ再生機ぃー」


ゆらゆらと燃えるマッチの炎を見つめていると思い出すは前回のアーティスト様の蛮行…うがぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!アイツいつか泣かすぅぅぅ


ハッ☆いかんいかん、先週放送のどえらえもんを思い出して悶えております阿久津ヒロムです。落ち着け俺…只今博物館の掘れたぜ恐竜展にてオープニングセレモニーの山場、テープカットでごわす。


ぴぴぃザウルスの手は体にちょぴっとついてる程度で鋏持てないので俺はお飾りで立ってるダケ、俺の左側に市長さんと館長さん。そして右側にはアーティスト様


…何故貴様が此処に居る


デスヨネーBGM作曲者ダモンネーアハー2度ト会ワナイト思ッテタノニーコンチクショー


俺の荒れ狂う内心を余所にテープカットは和やかに終了。さ、後はお客様が入場するのを見送ったら一旦控え室へ帰ろうそして深呼吸だー


「ではここでサプライズ、ぴぴぃザウルスのテーマソングを発表致します。作曲者のアーティスト様プロデュースバンドによる生演奏とぴぴぃザウルスの可愛らしいダンスです、どうぞー☆」



何その間違った逆サプライズ。


司会のお姉様待ってーちょっと待ってー、アレぢゃん?サプライズってやる側は綿密な計画の元にやるもんぢゃん?何故に俺も驚かされる側なのさ、打ち合わせってなんだろうなー大事な事だから2回言うぜ、打ち合わせってなーんだーろなーぁぁぁぁ☆俺1度もその曲聞いてないからぁぁぁあああ!!!!


視界の端にニヤつくアーティスト様が見える、くっそうやっぱりアイツの仕業か。クライアントが盲目的に味方してるから無双だな。


そんなこんなでバンドの準備も出来てしまい、俺背水の陣です。落ち着けーヒロム落ち着けー、出てこい俺のともだ…もとい俺の引き出しぃぃぃ!!思い出せ体力強化月間ンンン!!

土方さんが言っていた「ダンスに困ったら、歌詞をそのままジェスチャーするのもひとつの手だよぅー」とぉぉぉお!!!!燃え上がれ俺の小宇宙的な何かぁぁぁ!!!!手ぇあって無い様なモノだからステップ重視いぃぃぃ


♪♪~(ゆっくりした四拍子でー)

♪♪♪~(手ぇ上下させながらリズムとっとこう)

みんなの~(前にツーステップ×2)

ご先祖様と~(独りニューヨーク×2)

友達だった~(4拍子で元の立ち位置戻る)

ピンクの恐竜~(膝使って大きく手を回す)


やれば出来るぜ俺ぇぇえザマァァアーティスト様めが!スパルタ式ダンス指導有難う土方さーーん、アレのお陰で無難にこなせてまーーーすっ☆

今日さえ!セレモニーの今日さえ終わればアーティスト様と絡む事も無いし!後はお客様と微笑ましい交流して平和な日常を取り戻してやるんだ!戻って来い!俺の怠惰な夏休みぃぃぃい



「なお、ぴぴぃザウルスはプロデュースバンドと共に修羅の国各地のイベントに参加予定です。あなたの町にも会いに行きますよ~」



俺の怠惰な夏休みぃ…助けてどえらえもんorz











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