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第33話 大晦日だよどえらえもん。夏休みの仕事が決まりました。

どえらえもんは只のイキオイで、内容と全く関係無いとです。

皆様よいお年をー☆え?オイラは今日から4連勤だぜ(泣)

「ヒロム君、キミの夏休み全てを私のモノにしたい…。」


…そんなイケボで囁かれても俺パンツ一丁でアイスかじってます、色々台無しです。


もう幾つ寝ると夏休みー♪な阿久津ヒロムです、家電話鳴ったので対応したら土方さんだったでござる。さてはまたオカンを誑し込むつもりだったな…、クソ暑いんすから用件だけどうぞ。


「…ちぇっ、女の子ならイチコロですのに。

えーっとですねぇ、本気で夏休み1ヶ月丸々仕事しませんか?場所は修羅の国博物館。近場で自転車で行けますし直行直帰OK、1日に3回程出入り口で愛想振りまくダケの簡単なお仕事となっております。」


フッフッフ…農家を舐めてますね土方さん、米は植えて刈るダケではないのですよ。8月には田んぼの周辺を草刈り機背負って炎天下の中雑草を「ふははは、()がゴミの様だ…」と…


「あ、ソレあたしらで刈るから行ってきなさい」


…後ろに子機片手のオカンが立ってました。ちくしょうだから家電話は嫌いなんだ、聞いてやがった。


「お母様の許可も頂きましたし♪打ち合わせしますんで事務所にー☆」ってご機嫌で電話は切れた…。オカン出掛けて来るわー、いや打ち合わせだからお茶うけとか要らないから…野菜とかもっと要らんわ!確かに困る程茄子とか胡瓜とかあるけども!もー毎年毎年自分達で消費するだけ作れぇええええ(怒)



…結局山の様に枝つき枝豆を持たされ(オカン強し)事務所で打ち合わせ、ツマミだと喜んでくれたので良しとしよう。えーと1ヶ月丸々でしたっけ?


「ええ、専属で入って欲しいんですよ。8月の1ヶ月間ですねー、休館日が月に1日あるのでその日は休んでもらってOKです。お盆とか何かしら予定がある場合は、誰か代役やってもらいますんで前々日位までには申告して下さい。」


ふんふん


「直行直帰OKで、スタッフですが1人博物館側が用意して頂けるとの事です。

ただ、着ぐるみと仕事した事無い人なんだそうですから、現地で要望はちゃんと伝えて下さい。言わないと控え室の扉すら開けてくれませんからね。」


ふんふんふん


「因みに仕事は[掘れたぜ恐竜展]、主催の修羅の国テレビのイメージキャラクター「ぴぴぃ」の先祖の「ぴぴぃザウルス」。」


ふんふんふんふん


「恐竜展のイメージ音楽作曲した人のトークショーに出るのと、修羅の国テレビ夕方天気予報の賑やかしで7月中は毎日出る事になってますのでよろしくお願いします。」


ふんふんふんふんふ ん…?

7月とか今凄い後だしジャンケンしませんでしたかと思わず突っ込む俺に、土方さんは手をギュッと握ってきて…


「強化月間の成長度合いを見て、ヒロム君ならって山崎さんと私で推したんですよ。…自信を持って、キミなら出来ますよ信じてます。」


…本当は?


「消去法ですね、てへぺろりん。」


デスヨネー


「まぁ、ガチでリアルな話。テレビ中継経験者で、ショーじゃない単独キャライベントこなせてたから心配無いですし。中堅クラスはショーに割り当てて足りないしでヒロム君しか居ないんですよねぇ、トークショーは私がスタッフで付いて行きますからお願い出来ませんかね?」


うぅぅ…卑怯です、下手に出られたら断れないじゃないですかぁー。


項垂れて了承する俺、言質とったどーでご機嫌な土方さん。それをニヤつきながら見ている先輩…先輩?



   生け贄発見☆


…丁度いいや先輩、後輩の更なる技の昇華の為にちょっと練習付き合って下さい。はっはっはー大丈夫ですよすぐに逝かせて差し上げますよ。


襟首掴まれて連れていかれる先輩の眼が最期に見た映像は、「じゃあ次の日曜日16時に事務所来て下さいねー」と笑う土方さんでしたとさ。




さ☆先ー輩っ、人中って知ってます?土方さんに習ったんですけどぉ~…










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