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第28話 体力強化月間 立ち回ってみよう編

「ショーの途中で立ち回りを忘れてしまった場合どうする?ショーはどんどん進んでいくんだぜぇー。

でも絶っっっ対に俺達は立ち止まれないんだ。」


…何か最後の方格好いい台詞になってますぜ先輩。

今日の練習は、そんな問答から始まりました阿久津ヒロムでーす☆

俺は絶っっっ対に立ち竦むですよ…、もしくは控えに逃げ帰っちまうですよ。


そんな返答すると笑顔で殴られたでござる…、ぶったねっ!出来るなら綺麗なお姉さんにぶたれたかった!……ああぁ見るなそんな目で俺をみるなぁぁぁ!!


   閑話休題(ちょーしこきました)


…で、今回教わるのは立ち回り、いわゆる殺陣です。「悪漢を相手に大立ち回りした」とかっていうでしょ、ソレです。


で、立ち回りってのはその都度考えるモノなんだけども、ある程度流れが決まってる名称付きのがあるそうな。

コレを覚えてれば万が一殺陣を忘れてしまっても、その場で名称を叫んで立ち回りを成立する事が可能だと言う…。


「俺よく忘れてさー」と、ヘラヘラ笑う先輩の頭を山崎さんが笑顔で鷲掴みにしてた。うん…その技術は凄いけど褒められた事では無いよね。


愛の制裁を受け、先輩は隅に棄てられたので指導は山崎さんに交代。


「今は忘れた時のみだけど、昔はリハーサルなんて無くて行きの車内で口頭でアレやってコレやってーってしてたんだよぅー。」


…先輩にどや顔で語られて自分も言いたくなったらしい…子供ですか。「大人は誰でもピーターパンだよぅヒロム君☆」ハイハイ、進めましょうねー。



基本は1対1、名称は[コンビネーションA・B・C・燕]。

コレを発展させていって、3対1やら4対1やら…。「内容は各イベント会社で違うから他社とやる時は気を付けようねー」…って、他社と一緒に仕事したりするんですか?

ふんふん、レベルの高い人が大人数が必要な現場の時とか?あぁ役者さん達と演るファイナルツアーショーみたいなヤツかなぁ…。



「さ、話はさておきやるよー。ヒロム君前に、今までの基礎練習で充分対応出来るからやる項目をポンポーンと言うよ~ついてきてね。構えてー


僕の方の手は…

1ー1・切り返し

2ー2・腹蹴られ

3ー2・腕掴まれてヒロム君の後ろに送られるので、振り替えりつつ横手刀

4ー2・ーを、受け止められ後ろ回し蹴り食らう☆


故にヒロム君の手は

1ー2・切り返しを受けつつ、蹴りを出す為に蹴り足を下ーげーる

2ー1・腹を蹴る、蹴った足は下げてた位置に戻す

3ー1・切り返ししたままの腕を掴んで下げた足を一歩前に出ーしーつーつ相手を自分の後ろに送る

4ー1・後ろから来る横手刀を送った逆の手で止ーめーて、後ろ回し蹴りで相手方向へ向いてフィニッシュ☆」


山崎さん殴ってみよう編より長くて分かりづらいでござりまする…、我等ポカーンです。


「はっはっはーこの類いのは口頭で説明するより体で覚えるモノだよぅー、因みに今日で全部覚えて強化月間最終日に終了試験するからねー。さ、全員立ち位置についてー」





…山崎さん今サラリと聞き捨てならぬ事言わなかったぁぁぁ!?


コレってコンビネーションAだよね?後BとCと燕とあるんですよね?

どれです?どれで試験するんです?今のもいっぱいいっぱい手一杯なのに!後3種類とか!?




「はっはっはー、応用の複数バージョンもあるよー☆」じゃねぇぇえ!!…っこの狸親父ィィイ!!











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