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第26話 体力強化月間 殴ってみよう編

拳を抱え込むようにっ…!

 

「あ、腰をその場に落とす感覚でやらないと顔が前に出過ぎて次の攻撃がリアルに当たるからねーあんな風に。」


早く言え。


そんな風に土方さんの拳が横顔ギリギリにあります、寸止めですか俺の息の根も寸止めなんですね阿久津ヒロムですぅぅー。基本の型を怒濤の如くこなし、基本のアクション指導編に入ってまーす。


「んじゃあやるよー俺と土方君でお手本見せまーす、後で1列に並んでやってもらうからねぇ。

向かい合ってこの場合殴られる土方君が悪役って事で腰を落としてヒーロー側を目立たせてね足捌きに注目型は2人で平行四辺形足をそのまま前に出して攻撃したら…横からの攻撃に弱ーい逆側も然り1対1とは限らないからねーなので攻撃側はやや斜め前に左足そして受け側は右足を斜め後ろになるわけであってー」



げすっ☆


「長い、分かりにくい(怒)」


土方さん踏みつけてるその方は多分貴方の上司…。


「はいじゃあ私が説明交代します、もっと簡単に言うとですね…


1で殴る体勢を作る。

攻めはやや前屈気味に、長い説明の中にあった様にやや斜め前に足は出す。殴られる方も斜め後ろに足下げる、腰を落として体勢は反らさない。


2で掛け声出してから殴る。

攻め側は顔面の真横を打ち抜く様に。受け側は肩を動かさないで、F-1の車を目で追ってく様に拳を追って追って追って~。追いきれなくなったらゴムの様にビョインと首を戻す。


細々してんのは個々に指導しますんで、この型を覚えてやってみて下さい。ハイ整列してー」



うををぅ、イケメンは仕事も出来るイケメンでしたよ…。




「うぅぅ…だってさー、型から入ってくと慣れても心が入ってない殺陣になりがちなんだもの。

初っぱなからこの教え方で行けばさぁーって、夢見てもいーじゃんかぁ…。僕社長なのにさぁ…。」


端っこで空手着のおっさんがのの字書いてました、山崎さん後で肩揉んであげますから指導に戻ってくださーい。











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