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第21話 棒に振らせた側の秘密な話

「うおぉぉぉんんん先輩のあほんだらぁぁぁあああ!!ちょっとだけって言ったのにぃぃぃい、先っぽだけって「言ってねーよ!」…ちっ。うるせえ詐欺師め、いっぺん死んでみる?」


あー、阿久津君がorzで嘆きながらも斎藤君をストンピングってる…。

事務所裏って言っても窓から丸見えでみんなに見られてるんだよねぇ、面白いから言わないけどー。



「…にしても山崎さん本当に彼をバイトで雇うので?どう見ても本人嫌がってませんか?

…何をどさくさの自然体で正座解こうとしてるんです、居酒屋の夕飯代経費で落として欲しけりゃ床で報告書纏めて下さいよ机なんて使わせませんよ。後、その格好意外とお似合いですよ。」


暫くそれで仕事をさせましょうかね…と呟く土方君に慌てて姿勢を直した、彼ってば本気で実行するからなぁ。


で、えーと阿久津君の話だっけ?ホントホントー、3日間一緒だったけどさぁイケると思うよ。素直に言う事聞いて仕事するしー。


実家が農家って言うだけあって体力あるよ、3店舗巡り必死に付いて来て、ゲリラ豪雨の時も車内に衣装避難させるのに大活躍でさぁー。


ほら、今「重い」演技する子あんまり居ないじゃない、そうそう[マスクドバイク野郎特急電車]の[金太郎]みたいな演技。散々敵から殴られるんだけど効いてなくて戦いた所にワンパンで沈めちゃうとか☆

好きなんだよねぇ一撃一撃が重い殺陣、だから欲しいって思っちゃった☆


今は見ての通りおでぶちゃんだけど怪人とか入れたいなぁ、仕込んでる内に痩せればヒーローにも入れる様になるだろうしねぇ。


斎藤君曰く、彼学校では「俺は2軍モブBクラス平穏で平和な何も無い社会の歯車人生所詮そんなもん」って過ごしてるそうなんだよ。

夢も希望もなーんにもわからないってんならさぁ



僕達で夢をごり押ししてあげるのも手だよねぇ。



こーゆーのを光源氏計画って言うのかもねーとケラケラ笑う僕に、


「分かりましたからとっとと仕事して下さい、何故に色紙の残数と売り上げが合わないんですか。

馬鹿ですか死ぬんですかこの事務所の権利を私に譲ってから逝って下さいね。面倒なんで。」

と土方君の手厳しいツッコミが入るのであったーあはははーん。





…今日僕帰れるかなー(泣)









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