第79話 暫く旅に出ます探さないで下さい
…なんて作者の如何様Hが書き置きして失踪しましたよ、お疲れ様です阿久津ヒロムでーす。
只今[昆虫カラクリ・兜]のリハーサル真っ最中でございますぅぅううう。
ショー中に[手のひら大の板状な小道具が消える]シーンがありましてですね、俺様殿様大魔王様の土方さんが
「兜の衣装は全身タイツに腕と脚のパーツが付いててハリボテを被るタイプなので、内部でそこそこ身体を動かせるんですよ。
小道具がその大きさなら、脇の下から入れる事は可能ですね?
演技で1回転する間の死角で脇下から入れて口で受け取って捌けるまでくわえてて下さい。」
…………ぱーどぅん?
「脇の下・小道具入れる・くわえる」
……………………ぱー…「ヒロム君?」
あははははははーーん、笑顔で「やっちゃうゾ☆」な目線ビームを喰らったらもぅ…(泣)アンダスタンと答えるしかないやないかぁぁぁああんだすたーんあんだすたーんもぅあんたすかーーーん!!
その後は特訓特訓また特訓…。特別にリハーサルの時点でハリボテだけ被って1回転の間にっっ…!!
「おーいヒロム、脇の下から小道具見えてる。」
そう、何とか脇に差し込めるんですけどそこから先が…。
ハリボテ内に引っ張り込むが出来ない…。
「1回転の演技もう少し遅くしたら出来ないもんかね?」
うるさいやい斎藤先輩、言うは易しって言葉があってですね。
「えー、ちょいオレにやらせて~。
…1回転のあーいーだーにっ☆」
…出来てる。
「えー?この衣装結構隙間あるぜぇ?歯ぁたてる程噛まなくてもイケるぜ?」
隙間?腕を通す穴に隙間なんて…………
身体の厚みの違いかっっ(血涙)
……で、どうにもならない事が原因なのがわかったからどーなるって訳でも無く。
結局大魔王様の「小道具ガチで噛んだ所でお腹を壊す程ヤワなヒロム君じゃないでしょう?」とのお言葉で、今まで両唇を口内でハムってしてたのをガッツリ歯で噛んで力業でハリボテ内へ引き入れるって事で解決しましたでござる…。
ちくしょう、何かちくしょうとorzってたら如何様Hからメールが届いたでござる。
[んぢゃあ、今から行ってきまーーす♪なので来月末まで編集作業もお休みだぴょーんごめーんね☆待ってろよ厳島神社オクラ様ぁぁぁあああ♪]
無言でスマホを壁に投げつけたのは言うまでも無い。