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第6話:お仕事内容発覚でござる

へー、何時に来ても挨拶は「おはようございます」なんですかー、なんか芸能人みたいですねーあははー。


なーんて会話を事務所に居た金髪イケメンお兄さん土方さんとにこやかに交わしています、外面全開阿久津ヒロムでございます。


後ろで「外面大魔王ヒロム…恐ろしい子っっ」なんて先輩がにやついてますが無視っす無視。


紹介である以上俺の評価は先輩の評価にも関わるんすからね、超短期間だし良い子を演じないと…。因みに履歴書は住所と電話番号確認程度でした、まぁ高校生だし15年の歴史なんてまだ薄っぺらいし算盤2級なんて今回欠片も役に立たない資格だしねー。



面接って何聞かれるんだろうとドキドキしてた俺へ土方さんの質問は「今お好きなアニメは何ですか?」だった。


へ?アニメですか?えぇ、多分一般人よりは見てますけど…。は、はい一寸どころかオタクでございますぅ。

『魔女見習いいろは』とかの女の子向けなのも見てます…『獣神者』みたいな特撮?先輩が勧めてくれたので見てます、えぇ面白いですねー土方さんもお好きなんですか?はい?




「阿久津君はメルヘン希望?それともアクション…?MCって興味ありますか?」…?



…えーと、そういえば先輩からは人材派遣業としか聞いてないんでした。土方さん、ここは一体何の仕事をされてるのでしょうか?





「あー、斎藤。またこのテで後輩連れて来たんですか。あまり誉められた方法では無いんですがねぇ、「部活の伝統」らしいですよ。

阿久津君、ここは簡単に言いますとですね。全国各地でキャラクターショーをする仕事です、スーツアクターって聞いた事ありません?」




……

………せーんぱーーーい?



ギギギギギィッて音が聞こえてきそうな位に固まった首を先輩に向けると…



「嘘はついてない」と、爽やか笑顔全開の先輩が事務所のドアから消える所でした。


待てやゴラァァァアどういうこったぁぁぁぁぁ!?



思わず外面かなぐり捨てて、先輩を追いかけたのも無理は無いと思う。



あ、面接途中だった、土方さん苦笑いしてるorz




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