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第47話 悪夢よさらば!ぴぴぃザウルス最終回

お疲れ様です阿久津ヒロムです、ちょっと真面目な話を…。


AAA…Act Against AID アクト・アゲインスト・エイズ…知ろう考えよう出来る事をしようを掲げて啓発活動・支援活動。


はい真面目な話終わりー。


例えば、中高生相手にトークショーしてその後演奏会なんかしちゃったりしたら素敵やーん?ホラ夏に使ってまだ記憶に新しいキャラクターとアーティスト様が居たよねー☆なーんて修羅の国テレビのお偉方は考えた訳ですよ。…ちっ、余計な事を(本音)


でやってきました今日の現場先は、「修羅の国ル・ソレイユパレホール」AAAトークショー、ぴぴぃザウルスで出演でございます。


主催が修羅の国テレビって事は…って事で、会場前で準備してる会場を見渡すと…居た。やはり貴様か我が天敵アーティスト様め、ついでにプロデュースバンドさん達もお変わり無さそうで結構でござる。ステージでなーーーんか偉そーーーーうにスタッフ達と話してる。あ、こっち見た。見んな。


さぁ!今日はどんな嫌がらせからだ!?肩ドンか?足引っかけか?打ち合わせ無しかぁぁぁ!!

負けへんどー!!いいか!動物は自分より大きな体のヤツには本能的に怖がるモノ、故に俺は今から両手を上に貴様に威嚇のポーズをとるんじゃぁぁぁぁあああい!かかってこ……ない?


「キミがぴぴぃザウルスの中の人~?」


おんや、アーティスト様の周りの男性数人…?今回のイベントのスタッフさんかな?見た事無い人。


おはようございまーすぴぴぃザウルスの中の者で阿久津ヒロムと申します、今日はよろしくお願いいたします~。


挨拶は大事なので取り合えず頭を下げる。


「いやいやご丁寧に☆よろしくお願いします、アーティスト様の本来のバンドの者です。」


アーティスト様ったらバンド組んでた☆


「同日に全国各地でやってたから俺等は別の場所のサポーターやってたの。 で、今回は全員集合の修羅の国スタートで北上してくカタチをとるみたいでね。ニュース見たよ~ダンス可愛いね♪独学?

アイツだーいぶやらかしたろ?ごめんね~。」


なんて苦笑いで謝ってくるメンバーに不貞腐れ顔のアーティスト様。


「いいえ、仕事ですから☆」


なんて満面の笑みで答えた俺を見て、あ…そっぽ向いた。アイツ身内に超弱ぇな。俺が更に笑顔になったのは言うまでも無い。今回は清々しい気持ちで仕事が出来そうで☆


ええ、リハーサルでアーティスト様と手ェ繋いで登場するシーンがあっても


ええ、本番のトークショーは台本無しでぴぴぃザウルスの声優さんがイキナリ喋り出すのに合わせろなんて言われても


ええ、アーティスト様達&プロデュースバンドの生演奏をバックに、だだっ広いステージで独り踊る羽目になってもぉぉぉぉぉぉぉ


   今日のお仕事超絶楽しい☆頑張っちゃうぞ☆


お仕事終了後、アーティスト様達&スタッフ全員で〆の反省会等々も兼ねてバンド演奏が出来るオサレバーへ。

これからの現場先にはアーティスト様達とプロデュースバンドだけで行く事になっているので、俺と他のスタッフは今回限りとの事。当然あのクライアントもな、マァザンネーン☆


今回の記念に、プロデュースバンドが歌ってたぴぴぃザウルスのテーマソングを演奏するから阿久津君歌わないかい?と誘われ


いやいやいやプロの前で素人の俺の歌なんてーー


俺、歌う→アーティスト様達演奏→素人の俺のカラオケにプロのアーティスト様の演奏→→→→超気持ちいい(色々な意味で、特にアイツ)


「ーご迷惑でなければ是非」


なんて返事しちゃいました☆ぐへへ、アーティスト様よ、貴様にはあーんな事とかこーんな事とかやられたけどもコレでチャラにしてやるわぁぁぁあ!!!!天は我に味方せりぃぃい!!!!


歌いながら時々演奏してる姿を、「生演奏すげェ」的な笑顔で振り返ったのは言うまでも無いーそんな意味の笑顔でなかったのも言うまでも無い。目はよく合った、合わせた(笑)



後日、真っ先に土方さんに報告するととても良い笑顔でサムズアップを頂きました☆うひ♪











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