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少女がつけた名

ブクマ評価、ありがとうございます。


「ありがとうございます。これであなたは私の使い魔になりました。これからよろしくお願いしますね」

「ゆーー(勿論、お願いします)」


俺は手を出して握手を求める。


「あなたは本当に芸が細かいですね」


少女はそう言いながら俺と握手をしてくれた。


「さてと、これから私達は旅をする仲間ですからね」

「ゆー(そうですね)」

「だから、あなたの名前をつけたいと思います」

「ゆー、ゆー(おー、ついに名前がつくのかー)」


今思えば、名前なんてつけようと思ってなかったなぁ。できれば、かっこいい名前が良いよねぇ。中二感漂う名前とかね。


「と言っても、あなたに会った時から決めてたんですけどね」

「ゆー(どんな名前かな〜)」

「あなたは今日からゆーです。私はゆーちゃんと言いますからね」

「ゆっ!ゆー(なんて安直な!なんかあったでしょう他にも。クロノスとかゼファーとか)」

「嫌ですか?」


少女は少し泣きそうな顔で俺に聞く。俺の反応が否定的だと気付いたのだろうか。


「ゆーー。ゆーー(いえ、滅相もございません。だから、泣かないでください)」


俺は触手で×を作って、嫌じゃないことを示す。


「ふふっ、ならよかったです。改めてお願いしますねゆーちゃん」

「ゆー(こちらこそ)」


【名前が決まりました。名前が決まったことにより性別が確定します。性別が確定されました。新たに職業が追加されました】


俺はこの声を聞いた時、不安に駆られた。そんなはずないよねと思いながらステータスを見る。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

種族:魔物


名前:ゆー(スライム・デューク)


性別:女


職業:使い魔(ペット)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ゆーーーーーーーー!ゆーーーーーーーー!(嘘だー!嘘と言ってくれー。お願いしますお願いしますから、嘘と言ってください)」

「どうしたんですか、ゆーちゃん?」

「ゆーーーーー!(人間の頃未使用だった息子の仇をとろうとしてたのにーーー!)」

「ゆーちゃん?」

「ゆーー!ゆーーー(あんまりだー!無慈悲(ノーメン)オン)」


無慈悲をオンにしたことにより、一気に心が落ち着く。何を動揺してたんだろうか。性別が女ってことぐらいで。ただ下についてたものがなくなって上が膨らむだけじゃないか。それに俺の好みが変わるわけでもないのに。


「ゆーちゃん、大丈夫ですか?」

「ゆー(大丈夫)」


俺は触手で○を作る。


「そうですか。何かすごい動揺している様に見えたのですが、気のせいならいいです。さぁ、町に行きましょう。」

「ゆー(了解)」

「けど、ギルドまではゆーちゃんとお別れですね」


俺は触手で?を作る。


「私は召喚士ですからね。召喚士は魔物使いと違って無闇に町の中で魔物を出してたらだめなんですよ。だから私が召喚する迄待っててくださいね?」


少女はそう言い何かを唱える。


「送還」


すると俺の下に魔方陣が現れ輝き始める。


【使役魔法がかけられています。使役魔法は隷属魔法の一種です。気分屋(マイペース)の能力で破棄できます。破棄しますか?】


俺は破棄する事を選ぶ。すると魔方陣が消え去る。


「あれ?なんで送還されないんですか?」

「ゆー(気分屋使ったからです)」

「もう一回」


少女はもう一度送還を使う。けれど、さっきよりはやく魔方陣が破棄される。


「なんで、送還できないんでしょう?」

「ゆー(気分屋使ったからです)」

「送還できないのならしょうがないですよね。一緒に行きましょうか、ゆーちゃん」

「ゆー(了解)」


少女はそう言い、町に向かおうとする。その時フードを被ろうとしたので俺は触手でフードを引っ張りそのフードの中に俺は飛び込む。


「ゆー(無慈悲オフ)」

「なんですか、ゆーちゃん?フードをかぶらせてください」

「ゆーー(嫌です。ダメです)」

「そこから出てください、ゆーちゃん。フードがかぶれないでしょ?」

「ゆーー!(出ません。フードは被らせません!)」

「はぁ、分かりました。このままで町に行きますよ、ゆーちゃん」

「ゆー!(了解!)」


俺はフードの中に入ったまま、返事をする。


「はい、行きましょうか」


少女は町に向い歩き出す。俺は歩くたび揺れるフードの中で眠りについた。


俺、この世界に来て眠るの初めてだなぁと思いながら。


スライムは、寝なくても大丈夫です。趣味で寝るレベルです。

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