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まぁなんだ、これが俺の冒険譚だ。  作者: TSO
第一章 〈光の花〉と〈闇の宝玉〉
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明けましておめでとうございます。去年中に一区切りつきたかった・・・orz

 ◇


 そこは前後左右、時には上下からも響く喧騒で満たされていた。


 通りに並ぶ露店からは客寄せの声が威勢良く響き、そこら中で様々な声色の言語が飛び交う。傭兵らしき連中が着込んだ甲冑が擦れる音、靴底と石畳がぶつかり合う音、受け渡す硬貨の甲高い音が、周囲から途切れなく耳に飛び込んでくる。

 たまに誰かの足を踏んだの踏んでないのと、下らない喧嘩を始める血の気の多い連中の罵声が上がり、そんな連中の仲裁に入る〈治安維持隊〉の怒鳴り声まで聞こえてくる有様だ。

 これはもう活気が在るなんて話じゃ済ませれん、騒々しいと言って良い。


(朝も早くから盛況なこって)


 そんな雑踏と人塵で溢れ返る朝市を、波に流される様にして東へと向かう。

 背中に括ったデカい荷物のお陰で多少歩き辛いが、まぁ小さい相方の手を引いて歩くよりかはだいぶマシだ。


「も~ホント。昨日はゴメンなさ~い」


(……お?)


 そうして暫く通りを進んでいると、周囲の喧騒よりも一際デカく聞き覚えのあるオネェ言葉が耳に飛び込んできた。

 目深に被ったフードの縁を少し捲り視線を上げると、丁度通りの反対側に大量の食材を背負った偉丈夫の姿を発見する。どうも、また日課の買出しに来ているらしい。


「だ・か・ら、今日はサービスしちゃうわ~ん!」


 どうやら、昨日あれだけの事があったにも関わらず、マスターは今日も〈黒羽〉を開店させる心算らしい。

 商魂逞しいにも程がある……ホント、無茶してぶっ倒れなきゃ良いんだが。


(……ま、あの人に限ってそりゃないか)


 向こうはコッチにまだ気が付いていない。俺は通りの端に寄ると、少しだけ足を止めその姿を眺めてみた。

 マスターはまるで昨日の騒動などなかったかの様に、いつも通り自分に話し掛けてくる知り合いと明るい会話を交わしている。あの何事にも動じない態度には、正直まいど感心させられる。


「じゃ、宜しくねぇ~」


 やがて会話に区切りが付くと、マスターはそのまま大量の食材を背負って、俺とは逆の西側へのっしのっしと歩いて行く。


 声を掛けようかとも思ったが、距離は離れてるし相手は買出しの最中だ。邪魔するのは悪いし、何より何を話せば良いのか分らん。

 まぁ別に今生の別れと言う訳でもない。遺跡に潜る前はいつだってこんなモンだ。俺の事は、シュルシャか爺さんが上手く伝えておいてくれるだろう。


「さて、と……ン?」


 俺もこの場を離れようと、マスターの背中から視線を外そうとした処で、不意にマスターが丸太の様に太い左腕を真横に突き出すのが見えた。

 こんな混雑した中でそんな事をすれば、普通なら周囲の迷惑以外のなにものでもないんだが、色々と企画離れしたあの人の場合、その腕は回りを歩く人々の遥か頭上を通り過ぎるだけで、何ら通行の邪魔になる事はない……どんだけデケェんだよ。


(何やってんだ?)


「……あ」


 ソレを見て、一体何を始めるのかと思ったが、突き出しされた腕の先――握り固められた拳から突き出された親指を見た瞬間、俺は言葉を失った。


(……ホント。色んな意味で凄まじいな、あの人)


 傍から見て、マスターが俺に気が付いた様子はなかった。

 結局、俺はマスターに声を掛けられなかったし、互いの目が合った訳でもない。そもそも、周りの人間に俺だと気付かれない様、こうして普段は被らないフードまで被って、目立つ黒髪を隠しているのだ。こんな人混みの中じゃ、幾ら付き合いの長いマスターでもそう易々と俺を見付けられる筈がない。


 だというのに俺は、あのサムズアップが間違いなく自分に向けられたモノだと、そう確信した。


「……またな、マスター」


 混雑する通りの端で、俺は隣を通り過ぎる奴にすら聞き取れない程の小声でそう呟く。

 次この町に帰って来たら、少しだけなら〈黒羽あのみせ〉の手伝いをしてやっても良いかもしれない……少しだけならな。




 ◇


 そのまま暫く大通りを進み、途中人混みから抜けて近くの路地へと入る。

 細い裏道を通り、幾つかの分かれ道を曲がって路地から抜け出すと、そこは町の東端――町を囲う外壁の一部が途切れた、この町の東出入口へと辿り着く。


(さて……)


 物陰から顔を覗かせ、出入口付近の様子を伺ってみる。


 この町の周辺に在る大きな三つの遺跡は、主に町の北側から西側にかけて点在している。

 なので町の北側と西側の出入口には、朝市のせいで中央通が塞がれ、町の中に入れずに足止めを喰らった、朝帰りの発掘者でひしめいていたりする。

 だが逆に、出た先に遺跡のないこの東側の出入口の付近は、北や西の出入口と比べ人の数が極端に少ない。

 見えるのはまばらな歩行者と、出入口付近を警備している数人の〈治安維持隊〉と、道端に置かれた樽の上で惰眠を貪るネコだけだ。


 爺さんの話だと、俺の事を狙ってるアレッシオって奴は〈治安維持隊〉の連中と繋がりが在るらしい。だからさっきから人混みに紛れたり、わざわざ細い路地をジグザグに進んだりと、用心がてらこうしてコソコソしている訳なんだが――


(警戒し過ぎだったか?)


 話から察するに随分と抜け目のない奴らしかったので、俺がこの町から出て行くのを見越して待ち伏せでもしているか、〈治安維持隊〉と協力して出入口に検問でも設けているものと思ったが、一見してそんな様子はない。

 それ処か、警備に立っている〈治安維持隊〉の内の一人に至っては、朝の早い見張りに欠伸まで噛み殺す始末だ。


(ま、昨日の今日だしな)


 昨晩俺を襲った連中も、まさかその晩の内に俺が準備を整えて、次の日の早朝には町を出て行くとは思うまい。


 発掘の準備だろうと旅支度だろうと、準備には金も掛かれば時間も掛かる。下手すりゃ数日間は準備に費やす事もあるのだ。

 なんせ生活どころか命に関わるからな、そう簡単に手を抜く訳にはいかん。

 なので、いつもなら俺も準備を整えるのに結構な時間を費やすんだが、今回はその準備に一日どころか半日も掛からなかった。

 まぁ、それには色々と要因が絡んでくるんだが……正直、怖いくらい運が良かった。


 それは、ここ最近の不運続きの反動か、はたまた消える間際の蝋燭の灯火か、下手すりゃ今後の俺の運気を全て使い切ってしまったのではなかろうか――と、一瞬本気で不安に成るくらいの都合の良さだった。


 通常、遺跡発掘などの準備をする際、必要な物は元から持っている自分の所有物から見繕うモンだ。例えばテントとか毛布、鍋とかナイフと言った使い回しの出来る物。そしてそこに、使えなくなった物や足らない物を買い足す訳だ。

 だが幸か不幸――いや、確実に不幸な事に、俺達は前回の遺跡発掘でそれ等全てを失っている。そりゃもうキレイサッパリと、遺跡怪物の群れに美味しく頂かれてしまった。

 お陰で装備を一から揃え直す羽目に成ったが、備品のチェックをする必要がなくなった為、むしろいつもより準備に時間が掛からなかった。怪我の功名……と言って良いのかこれは?


 だが、仮にもし装備が無事だったとしても、俺の家は今頃アレッシオの息の掛かった連中に見張られているだろう……どっちにしろ取りには戻れん。


(それに、逃げ込んだ先が“金目”だったのもラッキーだったな)


 〈黄金の瞳〉では遺跡での発掘品取引の他、発掘作業に必要な装備品や消耗品の販売も行なっている。そのお陰で、わざわざ外に買い出しに行く手間も省けた。

 〈黄金の瞳〉での装備の販売は、発掘者に対しての発掘支援や援助の側面が大きく、その為かなりの安値で装備等を仕入れる事ができる。

 通常なら、安物は低品質と相場が決まっているんだが、そこは天下の“金目”様、価格の割りに品質の良い物を取り揃えていらっしゃる。


 だがまぁ、誰もがココを利用できる訳じゃない。

 まず〈黄金の瞳〉に登録して入会し、遺跡発掘である程度の成果を上げ、〈黄金の瞳〉から“信用”という名の許可を得る必要がある。

 でないと価格が低いのを良い事に、“横流し”しようとするバカが大量に湧いて出てくるからな。


 だが許可された奴の中には、バレない様にコッソリと転売している奴も居たりする。事実、俺の知り合いの中にも、そういった連中が一人か二人居る。

 明らかな不正だが、別に〈黄金の瞳〉に密告してやろうとは思わない。そいつ等にも生活が在るし、そいつ等なりにバレた際のリスクを考えての事だ。

 バレて捕まり、二度と〈黄金の瞳〉で買い出しが出来なくなったとしても、それは只の自業自得……別に止めようとは思わん。


(でも、その点俺は問題ない)


 遺跡発掘では在る程度の成果を出し、〈黄金の瞳〉内ではそれなりに信用もされてる。無論、横流しなんぞ一度もした事がない――と言うか実は俺、一度しか〈黄金の瞳〉での買い出しをした事がない。


 別に、〈黄金の瞳〉での買出しまでフールに任せてた訳じゃない。単純に、今まで利用する機会がなかっただけだ。

 俺の場合は他の発掘者の連中とは違い、発掘用の装備を一から揃える必要はなかった。わざわざ一から揃えんでも、親父が使っていた道具がそのまま残っていたからな。

 以来、親父が居なくなってからの六年間、俺は整備やら修理やらを続けその道具達を使い続けてきた。だから、この前の遺跡発掘でその全てを失った時は、何気にかなりショックだった……結構愛着あったからなぁ。


 明り用の油など、消耗品は流石にしょっちゅう買い足していたが、その類は親父が居た頃から利用している行着けの店が在る。

 なので俺は、買出しに殆ど〈黄金の瞳〉を利用した事がなく、前に利用した一回も、家に来たばかりのフール用に装備一式を買い揃えてやった時くらいなモノだ。

 その為、慣れない〈黄金の瞳〉での買出しには少々てこずったが、そこはミリーヤさんやリンシャンに手伝って貰う事ができた。

 二人とも、流石は〈黄金の瞳〉職員と言った処で要領は心得たもの、中々に手際が良く、あれよあれよという間に買出しは終了した。


 こうして、様々な偶然やら幸運が重なり、他にも多くの人の助けを借りて、自分でも驚く程のスピードで準備を整える事が出来た。流石にこの展開は、国軍の大将様にも見抜けなかったんだろう。

 出来る事なら、今後もこの調子で進んで行けば良いんだが……ま、そう上手くは行かんだろうな。


(差し当たり、今の状況をどうするかだが……)


 もう一度、物陰から出入口の様子を窺ってみる。


 相変わらず町の中心部とは違い、人の姿はそう多くない――が、もう暫くすれば朝市も終わる。そうすればこの辺りにも人が戻って来るし、同時に朝市の警備に出ている〈治安維持隊〉も戻って来るだろう。

 なので、未だ人の少ない今の内に町を出て行きたいんだが……さて、このまま進んでも良いものか。


(多分それでも問題ないとは思うが、用心に越した事もないからな。何か妙案でも……)


 そうして、キョロキョロと辺りを見回していると――


「ちょっと、そこの不審者」

「フォイッッ!?!」


 完全に不意を突かれる形で、背後からイキナリ声を掛けられた。心臓が跳ね上がり、同時に圧迫された肺から空気が追い出される。


「そこで一体何してるんだニャ?」

「い、いえ! チョット道に迷ってしまってですね!」


(――って、あれ?)


 そこで、自分に掛けられた声が聞き覚えの在るモノだと気付く……つか、声以前に語尾で分かった。

 俺が訝し気に後を振り向くと、そこには――


「やっぱりオマエか」


 例によって例の如く、赤毛の頭部から対の三角耳を生やした褐色肌のネコ娘――シュルシャの奴が、その大きな金瞳を俺に向けて立っていた。


「イキナリ声掛けるんじゃねぇよ。俺は今目立ちたくないの。傍から見てコソコソしてるの分かったろ?」


(驚いて変な声出たぞ)


「傍から見てコソコソしてたら逆に目立つんじゃないのかニャ?」

「だからこうして、見付からないよう物陰に隠れて堂々とコソコソしてるんじゃねぇか」

「? 何言ってんのかイマイチ良く分かんないけど、取り合えずシュルシャに見付かったんだから、もうコソコソするのは止めるニャ」

「いや、このままお前が見なかった事にすりゃ何も問題ない」

「もう、良いから早くコッチに来るニャ!」

「オ、オイ!?」


 そう言って、シュルシャは強引に俺を物陰から引き剥がすと、そこから引き離す様にして俺を路地奥へと引き摺って行った。




 ◇


「――さて、説明してもらおうかニャ」

「何を?」


 引き摺られるまま路地奥へと連れ込まれ、少し開けた場所にまでやって来た俺は、何故か腰に手を当てたシュルシャの奴に詰問されていた。

 さっきも人は少なかったが、この辺りは更に人影が少ない。ここなら多少大きな声で話しても、誰かに聞き咎められる心配はないだろう。


「一体何処に行こうとしてたのニャ」

「ンなモン昨日言ったろ。遺跡に行くんだよ。発掘しにな」

「何処の遺跡かニャ?」

「“何処”って、そりゃーそのー……」

「ハァァ……」


 そこで俺が言葉を濁すと、シュルシャはこれ見よがしに大きな溜め息を吐きやがった。


「別に誤魔化さなくても良いニャ……〈トルビオ〉に行くの?」

「違う――つっても、今更信じねぇよな。何だ? まさかこの後に及んで止めに来たとかじゃねぇよな」

「それは流石にないかニャ」


 シュルシャは大袈裟に肩を竦めて見せる。


「寧ろシュルシャは煽った側だし、止める心算なんて毛頭ないニャ。でも、別れの挨拶もなし――って言うのは、流石にどうかと思うのニャ」

「朝には出て行くって言ったろ。少し行き先が変わっただけじゃねぇか」

「その“行き先”が問題なの。片道何日掛かると思ってるんだニャ?」

「まぁ……徒歩で一週間くらいじゃね?」

「早馬乗り継いでも十日以上は掛かるニャ!」

「そうだったっけか?」


 三年程前に一度行った事が在るんだが……余り良く覚えとらん。


「そんなんで本当に大丈夫なのかニャ?」

「大丈夫だって。前にも一度行ってんだから」

「……不安」


 失敬な奴だ。


「まぁそれは良いニャ、いつものコトだし」


 本当に失敬な奴だ。


「でも、フールにまで黙って行く事はないんじゃないかニャ?」

「……良いんだよ。アイツには爺さんから伝えてくれるよう頼んだからな。お前も爺さんに聞いて此処に来たんだろ?」

「それはそうだけど」


 俺が〈トルビオ〉に行く事は、シュルシャ同様フールの奴にも伝えてはいない。

 朝に弱いアイツの事だ。昨日も遅くまで起きてたし、今頃はまだ夢の中だろう。


「自分で伝える気はないのかニャ?」

「バカ言え。ンな事してみろ、アイツ絶対ついて来るに決まってるだろ」

「付いて来られたら足手まとい?」

「あ? そんな訳ねぇだろ。逆だ逆」


 今回の一件、俺は初めから一人で動くものと決めていた。


 いつもの様な遺跡発掘に行くのとは訳が違う。向かう先は此処から遥か遠く、今まで足を踏み入れた事はなく、狙うは正しく伝説級のお宝だ。しかも俺達を狙っているのは、間違いなく国内屈指の腕利きだ。

 あの小さい相方を連れて行くのは危険――と判断するには、余りに十分な理由だろう。


 だが、フールの奴は見た目は子供で話し方も子供で思考回路も子供同然だが、それでも俺とコンビを組んだこの数年、常に俺と行動を共にしてきた。

 連れ回している俺が言うのもなんだが、正直、そこらのにわか発掘者に真似の出来る芸当じゃない。

 あのマイペース加減に色々と手を焼く事も在るが、アイツのお陰で発掘作業の効率が上がったのも事実だ。


 つまり、俺が何を言いたいのかというと――今回、俺はフールと一緒に行動する心算はない。だが都合の悪い事に、あの小さな相方には、それでも俺について来れるだけの実力が在るという事だ。

 無論、付いて来ようとするのなら残るよう説得はする――ンが、先程の理由を順に並び立てようと、それでフールの奴が納得するとは到底思えん。

 結局、最終的には俺の方が折れる事に成るだろう……何気に滅茶苦茶頑固だからな、アイツ。


 時間を掛けて説得したにも関わらず、結局失敗して連れて行く羽目に成って、最終的にアレッシオ達に捕まるか、最悪命を落とそうモンなら目も当てられん。

 やり方が卑怯なのは十分自覚しているが、今回最も重要なのは速度だ。それなら最初から説明や説得など一切せず、こうして何も言わず出て行ってしまった方が手間が省ける。


「じゃあ、別に足手まといに成るからとか、そういう理由でフールを置いて行く訳じゃないんだニャ?」

「ああ。寧ろ一緒に居たらまた色々と頼っちまうだろうな。ついこの前も二人揃って死掛けたし……二の舞は御免だ」

「そっか」


(……ま、それ以外にも理由は在るんだがな)


 特にシュルシャの場合、〈トルビオ〉には連れて行きたくない理由わけが在った。


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