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ユキエの がっさいばこ

作者: 鬼魔暮毒彩
掲載日:2025/11/03

 がっさいばこが やっと かんせいした くせつ2かげつ まいにち すこしづつつくりあげた ユキエ オリジナルの がっさいばこである

 がっさいばことは つりではタナゴつりに つかわれる どうぐばこで つりのどうぐも べんとうも いっさいがっさいはいるはこ と いういみである えどじだいに しょくにんさんが しごとどうぐを いれるはこを こうよんで つかっていた それを つりように だんなしゅうが さしものしょくにんに つくらせたのが タナゴつりの がっさいばこである

 ほんらいの がっさいばこは くぎなどは つかわれない しょくにんわざが ひかるものだが ユキエのそれはほきょうに せっちゃくざいが つかわれている それでも くぎはつかっていない くろうして きぐみをだけで つくりあげ かたちにはなっている が やはり きょうどのめんでは ふあんがのこる

 そこでとうじょう たいすいせいの もっこうボンド ひょうめんに ニスを なんじゅうにも ぬりかさね かんせいさせた さすがに ウルシぬりまでは できなかった

 できあがった ユキエのがっさいばこには こものようの ふりだししきの カーボンロッドと しかけ たためるビクに べんとうも チャントはいる(おむすび2つ)ふたのうえには うすいが クッションがつけられ こしかけらるる もちろんユキエがのっても こわれない

 かんせいした よくしゅうまつ ユキエは こものつりに でんしゃで でかけた 

 しゃれたバックやポーチなどを かたからさげている おんなのこにまじり おおよそ30✖30✖25センチのきばこを かたからかけた ユキエは まわりのしせんをあつめた 

ユキエ(なかなかめだって・・・うれしい)

 そうおもうのも みずからつくった ものだからであろう でんしゃは としんをはなれ こうがいの おがわや すいろのおおい ちいきに ついた

 のうぎょうようの すいろで コンクリートごがんされていない かずすくないようすいろ マブナやタナゴつりには きちょうなばしょである

 ユキエは ながれこみちかくの なかれのゆるいばしょに つりざをかまえた サオは5しゃく(150cm)のパックロッド ユキエが がっさいばこをつくろうと おもわせた ちょうほんにんである

 ちゅうこつりぐてんで ひまをつぶしていたとき ふとめにとまったのが このサオである ネットでみると タナゴ コブナようとあり タナゴつりを しらべると がっさいばこが でてきた しにせの せんもんてんに みにいって スッカリきにいったが たかい!よさんオーバーである そこで てづくりさくせんが しどうした 

 サオにしかけをつけ えさはネリエからスタートする がっさいばこに こしかけて しかけをふりこむ ちいさなアタリにあわせるが つれない つりバリをそでバリの4ごうから キツネバリの2ごうにかえる サオをしならせて つれてきたのはクチボソ ユキエは しゃしんさつえいご こかたのビクに クチボソをいれて すいろにひたした

 エサを ちかくでほったミミズにしてみる ちいさめのものを 1ぴきがけ すると うきかスーッとはいり サオをおおきくまげて あがってきたのは 15cmほどのマブナ こものながら じさくのがっさいばこにじんどり こものざおで つったさかなは まんぞくかんでは おおものと おなじである ユキエは すでに まんぞくしている あとは たのしむだけである つれなくても もんくはない が そんなときほど よくつれる クチボソに タナゴや マブナが サオをまげる ユキエはニコニコである

 そんなユキエに こがらなじいさんが はなしかかけてきた

じいさん「つれるかい?」

ユキエ「ボチボチです こものですけど」

ユキエはビクを みずからあげて じいさんにみせた

じいさん「おー かんろににしたら うまそうだね」

ユキエ「エッ こんなちいさいの たべられるんですか?」

じいさん「たべれるよ〜 むかしはね みんな たべたんだよ タナゴもクチボソもフナも みんな たべるために つったんだよ」

ユキエ「タナゴもですか?」

じいさん「そうだよ むかしは 100や200つれるのは めずらしくなかった ワカサギだって そうだろう」

ユキエ「そうか ワカサギとなら かわらないかも」

じいさん「むかしは タナゴつりに かしきりバスで とかいから やってきたんだよ」

ユキエ「エッーッ すごーい」

じいさん「おねえちゃん がっさいばこつかってんだ めずらしいね」

ユキエ「おみせでみたら スッカリきにいって でもたかいから つくったんです」

じいさん「つくった? じぶんでかい?」

ユキエはい」

 ユキエはじいさんに おてせいのがっさいばこをみせた

じいさん「スゴイなー たいしたもんだ くぎをつかってないネ゙」

ユキエ「くぎはつかってないけど ズルしてボンドは つかってるんです」

じいさん「いや〜 ずるじゃないよ しょくにんだって つよくするのに かなぐやマツヤニつかうときがあるもの しろうとか これだけつくれれば ごくじょうだよ」

ユキエ「ありがとうございます おじいさんも つりは するんですか?」

じいさん「だいすきだな~ こどものころは よく がっこうさぼって つりしてたな〜」

ユキエ「おこられなかったんですか」

じいさん「せんせいには おこられたな でも おやには そんなに おこられなかった」

ユキエ「どうして?」

じいさん「だって ばんのおかず つってかえるから かんろににや つくだにに しておけば ながもちするしな おやからは『がっこうにも いくんだよ。らくだいしないように』っていわれるくらいだよ」

ユキエ「のどかだな~」

じいさん「これ たべてみなよ かんろにや からあげがイイよ ものはためしだから」

ユキエ「・・・そうですね チャレンジしてみます」

じいさん「それがいいよ おいしいよ そんじゃ きおつけて つりしてよ こうみえて わし けっこういそがしいんだ じゃ〜ね」

ユキエ「ありがとうかざいましたー」

ユキエは おじいさんを みおくると つりをつづけ ごごの3じごろ きろについた 

 かえるとちゅう ユキエはそうしきのぎょうれつにあった むかしの ふうしゅうで おはかに ほねをおさめるのに みんなで ぎょうれつして おはかにいく むかしは どそうだったから かんおけを かついでいたが いまは かそうされた いこつを はこぶ 

 ユキエは たちどまり てをあわせて ぎょうれつを むかえた おコツをもつひとのまえに いえいのしゃしんをもつひとがいる ユキエは そのしゃしんをみて おどろいた そのしゃしんは さっき つりばではなしていた おじいさんだった

 ユキエは おどろきはしたが こわくはなかった

ユキエ(おじいちゃん じぶんの おそうしきさぼって つりばにきてたのか・・・)

ユキエは おもわず ふきだしそうになるのを グッとこらえて そうれつを みおくった

ユキエ「おじいちゃん かんろに つくるからね」

そうれつの うしろすがたに そっとこえをかけて ユキエは きろについた・・・




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