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江戸川区編2・サイカイノ

窓に手をついて叫ぶケゲンくん。

私にはどっちがそのシンノジョウさんかは分からない。

その間も斬り合う侍たち。

青い和服の侍と赤い和服の侍。

どちらも常軌を逸している。右の翼から左の翼へ。マッハを超えるジェット機の上で走り、飛び、斬り、殺し合う。

赤い和服の侍が機内を見る。すると徐々に押され始める。窓の側の機体まで押し込まれ、青い和服の侍が多分三連撃をする。

速すぎて私の目では追えない。

それでもケゲンくんはずっと凝視して追えていた。

その三連撃で窓が割れる。近くにいた乗客が吹き飛ばされ、割れた窓から物凄い勢いで空気が外に逃げる。

その空気の流れとは逆に侍が機内に流れ込んで来た。

乗客は大パニックだ。騒ぎ、逃げて、さっきの侍の三連撃に巻き込まれた人も家族に見捨てられるくらいのパニックだ。

それでも戦いを止めない侍たち。

機内の中央を陣取り睨み合う。

それに近づくケゲンくん。

「ケゲンくん!!」

私は思わず声が出る。

その声に反応した侍がケゲンくんの方を見る。

その隙にもう一人の侍が斬り込む。

と同時にケゲンくんが叫んだ。

「シンノジョウ!!同窓会のしらせだよ!!」

「やっぱりケゲンか!!」

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