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江戸川区編13・ヤミイチショーテンガイ

現れたのだが、現れたのは良いのだけれど。よくはないか。

あっという間にリサにやられてしまった。

「リサ強・・・・!」

「普通普通。こいつら力ちょっと覚えたてだからって調子乗ってただけ」

「力?」

「ん〜外人に説明するのはめんどくさいなぁ」

「外人には優しくしろ、人類皆兄弟」

「あとで説明するよ。ソヨコにも必要になるだろうし。それより先にご飯とかにしよう、ナカガワザトお腹すいたー」

「そうね」

「それと服」

「服?」

「見てて寒いよ。よくそれで寒くないね」

リサに言われて気づいた。私の服は川に落ちて濡れて、ビルの屋上で凍りついて、陽の光で少し溶けてと湿って湿っていた。

それでも私は違和感を感じていなかった。リサに言われるまで気にしなかったくらいだし。

何か中心から暖かいのがあるんだよね。

なんだろ?

「さぁ行こう」

私の疑問への思考はリサに遮られてしまう。

「どこに?」

「闇市商店街」


闇市商店街。ビルの迷宮街の地下にあり非合法な物の売り買いが出来る場所。治安は良いとは言えないが迷宮街に住む人間にはそこしか物を買う所がないのである程度のルールはあるらしい。

リサは輩をゴミを捨てるかのように部屋から投げ捨てビルを出て、違うビルに向かった。

そこが闇市商店街への入り口。こんな感じの入り口ビルがそこらにあるらしい。

入り口ビルから地下に降りる私たち。

そこにはさっきまでのが嘘のような光と人々がいた。

「何これ、すごい・・・・」

「さてー服屋から行こう。ソヨコのそれはここでも変な人だし」

「うるさい」

闇市商店街のメインストリートを歩く。そこなは屋台のようなお店やら昔ながらの個人経営なお店やらが並び活気付いていた。

リサはおもむろに一つの店に入る。

「さぁ!ナカガワザトが買ってやろう!どれでも好きなのを選べ!!」

と自信満々に言うのは良いけれど、買ってくれるのはありがたいけど私お金持ってないし。

けど、けどさ!

ゴスロリオンリーってどういう事!?

「え?ナカガワザトの趣味だけど。ここね〜髪も一緒にやってくれてさぁ見た目完璧にしてくれるから安心しろ!」

そこじゃない!そこを心配してる訳じゃない!

「ゴスロリ初めて?じゃあナカガワザトが選んでやるよ〜。ナカガワザト黒。ソヨコピンクね」

しかもピンクかよ!いやいや私の歳も考えて〜。

「お金もないのにうるさいぞ☆」

何ちょっと口調までそれっぽくなってんだよ!しかしグゥの根もでないよ!それ言われちゃあ!

仕方なく私はピンクのゴスロリ服に身を包む。髪もしっかりやってもらいどこからどうみてもゴスロリちゃんだ。恥ずかしい・・・赤面が止まらない・・・泣きたい・・・。

今は今だけはケゲンくんに会いたくない。

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