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97 次郎3

 次郎はヤクザ社会と手を切り、それからは新たな職探しを始めていたのですが、歳が四十を過ぎていることから採用年齢で足切りにあい、これまで何度も苦い思いをしていました。

 その後。

 毎日のハローワーク通いが実り、次郎はなんとかある清掃会社に就職できることになりました。

「よかったわね」

 妻は手を取って喜んでくれました。

 三月ほどが過ぎました。

 仕事にやっと慣れてきた頃、次郎は会社の人事部に呼び出されました。

「君には、今月末で辞めてもらうことになった。不況で、我が社も合理化を迫られてね」

 それは一緒に働く先輩から聞いていたことでした。

 近く人員整理があると……。

 次郎は会社からリストラされました。

 首を切られました。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 極道の世界は、何か失敗をやらかしたら指を切らなければならない訳ですからね。 そこから足抜けして裏社会から完全に手を切れたのは、実に立派だと思います。
[一言] わわわ...
2024/07/10 12:00 退会済み
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