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48 御神石

 ある村に八太郎という若者がおりました。

 この八太郎。

 十五になっても鼻水をたらし、いつもボーッとしているものですから、村の者たちからはパー太郎と呼ばれていました。

 ある日。

 父親について神社にやってきた八太郎は、境内の片隅に祀られてある、握りこぶしほどの丸い石の前に連れていかれました。

 それはこの神社の御神石で、手を触れるだけでご利益があるといわれていました。

 父親が御神石を指さして言います。

「八太郎、こいつを手でなでるんだ」

「はあ?」

 八太郎は何を思ったか、いきなり御神石をつかむと放り投げてしまいました。

 御神石がゴロゴロと境内を転がります。

 御神石は転がりながら思いました。

――パーには勝てんな。


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― 新着の感想 ―
[一言] 拝読しました。 ご神石を投げるとは! ですが、パーには勝てんと、グーのご神石のつぶやき。これ以上ないオチでした。   思わず笑ってしまいました。
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