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45 蛍火

 季節は初夏の頃。

 蛍の群れが緑色の明かりを点滅させながら、闇夜を乱舞するさまは優雅で美しく、それは多くの地域で夏の夜の風物詩にもなっています。

 この蛍。

 日本ではゲンジボタルやヘイケボタルがよく知られています。

 彼らは幼虫の間は水のきれいな河川に棲んでいて、その姿かたちはひどく醜いのですが、それが成虫となって陸に上がりますと、あの緑色に発光する美しい蛍となって宙を飛びまわるのです。

 そんな彼らは悲しいことに、わずか十日ほどで一生を終えるという運命にあります。

 その間。

 繁殖活動という命をつなぐいっさいの作業をすませるのですから、成虫になってからというもの、彼らはとても忙しくなります。

 尻に火がつきます。


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― 新着の感想 ―
[一言] 感想を読んで、初めて成虫で光らないホタルのほうが、多いと知りました^^;; 私は毎日”お尻に火がついてる”です、ギリギリまで仕事をせず、グータラしてるので、短時間で急ぐハメになるんでww
[気になる点] お話としては、面白いです。 ただ、蛍って、多くは幼虫の期間だけ光って、むしろ、成虫になるとほとんど発光しないんです。 成虫がピカピカと盛んに発光するのは、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒ…
[一言] 拝読いたしました。 尻に火が付く。なーるほど。お上手ですね(*^^*) 蛍を見てると思うのです。 人もお尻が光ったらどんなだろう……って。 なんだか、よからぬことを考えてると警戒されそうで…
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