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28 妖怪作家 1

 妖怪世界にも小説家がいます。

 一つ目小僧という妖怪がおりますが、彼もまたその小説家のうちの一人でした。

 彼はおもに短編小説やショートショートを書いているのですが、発想がたいそうユニークで、今やベストセラーの人気作家となっています。

 これまでも多くの本を出版し、しかも出版した本は版を重ね、雑誌の座談会などにもたびたび登場していました。

 この日。

 ある雑誌社からインタビューを受けました。

 雑誌記者が質問をします。

「一つ目小僧さん、おもしろいネタを思いつく秘訣はなんでしょう?」

「秘訣なんてないよ。あえて言うなら、この私だから作れるんだ」

「どういうことでしょうか?」

「人とは目のつけどころがちがうってことさ」


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― 新着の感想 ―
[良い点] 確かに目のつけどころ! お上手です。 [一言] 百目鬼なら何を書くのかしらー、なんて考えてしまいました。 色んなところに目がついてる⇒群像劇のヒューマンドラマですかねえ?(笑)
[一言] 然り!やっぱ観点が良くないと、ショートショトーは難しい^^:keikato は、目のつけどころがすごいです。
[一言] 拝読しました。 なるほど〜。たしかに目のつけどころが違いますね。 お上手です。 書斎で、巻煙草なんてくゆらして(口はないのかな?)執筆するダンディな一つ目小僧作家を想像してしまいました。 …
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