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14 口裂け女

 ここは夜のネオン街。

 口裂け女が色香を振りまき、シナを作りながら歩いていると、そこにたまたま、妖怪仲間の吸血鬼が通りかかりました。

 吸血鬼が手をあげて声をかけます。

「よう、口裂け女じゃないか」

「あら、吸血鬼の旦那さん」

「最近、ちょっと気になることを耳にしたんだが、オマエこの界隈で、人間の男どもをずいぶんタラシ込んでるんだってな」

「なあに、こうして歩いているだけで、あっちから言い寄ってくるのさ」

「ほんとかい? オマエのことだ、どうせうまくだましてんだろ」

「ウソじゃないってば。あたしみたいにいい女、どこを探したってそうはいないからね」

 口裂け女がニヤリと笑います。

「オマエ、あいかわらず口がでかいな」


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― 新着の感想 ―
[一言] ビッグマウス・レディ ですねww
[一言] ネオン街の吸血鬼と口裂け女。 もうすぐハロウィンですし、二人にとっては書き入れ時でしょうね。 吸血鬼の旦那さんは皮肉のきいた楽しい方のようです。 口裂け女に負けず劣らず、幅を利かせていると…
[一言] 最初の方。  歩いる→歩いている 口裂け女だけにでかい口をたたく。 お上手ですね! 昔、口裂け女がブームだった時代がありましたね。 マスクをとって、こんな顔だったかい?と、相手を恐怖に落…
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