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短編詩

秤上の感情

作者: 半信半疑

 あらすじに書いたままを書きました。

 右に自分を。

 左に世界を。


 乗せるは感情。

 重さは不平等。


 世界が悲しもうと、

 私は悲しくない。

 私が悲しもうと、

 世界は悲しくない。


 世界が嬉しかろうと、

 私は嬉しくない。

 私が嬉しくても、

 世界は嬉しくもない。


 秤は傾いたまま。

 嫌悪の声が押し潰す幸福。 

 視界に入ることさえも許せずに

 追放する日々。


 でも時々、

 つりあうことがある。

 私と世界の繋がりが、

 生まれる。


 差し伸べられた光が優しくて、

 忘れていた感情が秤を揺らす。


 ありがとう。

 ありがとう。


 そして再び、書き始める。

 心を揺らす、そんな詩を。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 私も詩を書く時に、似たことを感じた覚えがありました。 [一言] 秤の衡平と鼎の軽重は、私の存在を感じさせるように思えます。
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