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教会の秘密と鑑定結果

累計PVが50,000を超え、ブクマ登録が150件を超えてました・・・・・・

有り難い、本当に有り難いのです、感想等も貰えて本当に感謝しております

ただ、その分私のチキンハートがビクビクと震えるだけで







 未だ元気に燃えているカリベナ村を後にしておれ達はとりあえずベルセディア山脈の麓に戻って来た、村は放置でいいのかって?リオナが言うには村人は全員殺された後らしく下手に消火活動をしていて煙に気付いた国境警備の兵が来たら面倒な事になるし、村に火を放った連中は村の外に置いて来てるので、察しのいい兵ならわかってくれるはずだ


 とりあえず、まず何をしようか、リオナに現状説明、何故か気絶している男を起こして事情聴取をして現状把握、おれのステータスとスキル確認と3つ程候補があるがどれも時間がかかりそうだが、面倒事に巻き込まれないようにまずは現状把握をしよう



 「おい、起きろ」



 パァンッ!といきおいよく男の頬をはたいてみるが起きない



 「俺がやってみますよ」



 バンッ!と頭がもげそうな勢いで頬を叩くコッキ、しかし起きない



 「次は私がやります」



 ガスッ!と思いっきり頬をぶん殴るシュキ、けれども起きない



 「では次は我が」



 ゴリッ!といきなり腕を逆方向に曲げるシャッテン、だが起きない



 さすがにおかしいな?と思い男に回復魔法をかけてみて腕は治ったし、頬の腫れも引いたが男は起きない、気絶してるだけだよね?



 「起きないな、気絶してるだけだよな?誰が気絶させたんだ?」


 「え?俺は知りませんよ?」


 「えぇ、私と兄さんが来た時には気絶してましたし」


 「じゃぁ、シャッテンか?」


 「我でもありません、この男は突然気を失ったので我は我が主(マスター)が気絶させたものと思っておりました」


 「・・・・・・いや、おれはやってないぞ」



 なんだろう・・・・・・何か見落としてるというか勘違いしてるというか、考えるんだ、こういった裏の仕事をしてるっぽい奴が大人しく捕まるか?きっと抵抗するか隙をみて逃げるはずだ


 はっ!?もしや忍者か!?変わり身の術か何かで逃げたのか!?これは男の姿をした人形か!?



 そう思い男の顔を確かめてみると、確かに呼吸はしていない、していないのだが・・・・・・よく見ると口の中に毒っぽい液体が残っていた


 あ、自害したパターンですか、そうですか、その可能性をまったく考えていなかった、何やってんだろう、忍者か!?とか騒いでちょっとテンション上がった分なんか恥ずかしいんだけど



 「どうも毒で自害してるっぽいな・・・・・・」


 「どうりで起きないわけだ」


 「シャッテンさん、確り見張ってないと・・・・・・」


 「申し訳ありません・・・・・・」


 「いや、おれもその可能性を考えてなかったし仕方ない、気にするな、男はもうこのままでいいや、後でスキルだけ貰うとしよう」


 「あ、あの我が君、私でも多少はご説明できますが・・・・・・」


 

 おずおずとリオナがそう言ってきたが、我が君って別に何も制約してないんだけどなー、でも使徒って事で一応の上下関係があるのか?まぁ、リオナが説明できるなら説明してもらってこっちからもリオナに説明しないとな



 「そっか、なら説明してもらえるか?」


 「はい!お任せください!」



 そうしてリオナが説明してくれたのは聖王国の教皇の手によって今回の事が起きた事、鑑定スキルを獲得した聖女や聖魔法が使える者を教皇は主神ガレオスへの供物として捧げている事、今回の仕業を魔族のせいにしてその魔族は馬車と村に火を放ち逃亡というシナリオだという事


 魔族の仕業って・・・・・・見つかったらおれやばいんじゃないだろうか、やってないのにやった事にされるとかは勘弁してほしいが、リオナがいるしなんとかなるか?と思ったけどリオナは聖女になってからは姿を表に出していないし、聖女になる前も教会から出た事がないためどうにもできないと言われた、それでよく聖女が務まるものだな


 だが、どうも聖女は鑑定スキルで人々を鑑定したり回復魔法で治療したりするだけで他に特別な事はしないようだ、まぁ、鑑定スキル自体がこの世界では特別っぽいから鑑定するだけで有り難がられるのか?



 「鑑定する事によってその人の才能や持っているスキル、中には特殊スキルを持っている人もいますので、一般の方には今後どんな仕事をするべきかの指針になりますし、冒険者の方にとってはどんなスキルを持ってるか、自身のステータスは今どのレベルかの確認になりますから、連日鑑定を求める方は教会にいらっしゃいますよ」


 「そうだよな、鑑定スキルがないと全部覚えておかないといけないもんな」


 「それで、あの我が君、私も鑑定スキルを持っていたのですが、何故か使えなくなっているのは何故なんでしょうか」


 「うん、わからん、とりあえず、おれ達が関わってしまった出来事は理解できたので、リオナの今の状態を説明しようと思う」


 「は、はい、お願いします、死んだと思ったのに生きてますし、我が君の事は自分の主と認識はしているのですが、理由がわからず・・・・・あ、もちろん我が君の事が嫌とかではなくてですね!むしろ私の主が我が君で大変嬉しいのですが、やはり理由を知りたいので・・・・・・」



 う、うん、嫌われてなくてよかったのか?しかしだ、服を掴み頬を赤く染めながら言うとか、初対面の男に対してちょっと警戒心が足りないのではないかね?リオナは十分、いや結構な美少女だし悪い男に騙されないか心配だよ、つーか何かリオナを見るシュキの目が怖い・・・・・・コッキがこっそりシュキと距離を開けよるように移動している


 なにやら背筋が冷たくなってきたので服を掴むリオナの手を外しながら現在リオナは人間ではなくヴァンピレスという、ヴァンパイアになっている事を伝えた

 


 「なるほど、ヴァンピレスになったから鑑定スキルが使えなくなった、という事でしょうか」


 「それはわからないけど、人間でなくなった事に関してはいいのか?魔族になった事になるんだが」


 「構いません、救って頂いた上にそれ以上を求める事等出来ませんし、正直、人間の頃よりも体が強くなっている気がするのでむしろ得した気分です」


 「一応、リオナはおれの使徒って事になってるが制約は決めていないから自由にしていいぞ、それに太陽の下に出ても問題ないはずだから安心しろ」


 「それならば私も我が君について行ってもよろしいでしょうか?私には行く場所もなく、家族もおりませんし、制約はなくとも私は我が君にお仕えしたいと思っております」


 「別について来るのは構わないが、おれ達はレベル上げのために危ない所に行ったりするけど大丈夫か?」


 「はい、問題ありません、私でも多少は戦えるはずですし、レベル上げをするならやはり人数は多い方がよろしいかと」


 「私や兄さんだけでは頼りないと言いたいのですか?」



 な、なんかちょっと、いやかなりイラッとした感じでシュキがリオナに詰め寄った・・・・・・おいコッキよお前の妹だろう、止めろよ、そうコッキにアイコンタクトしてみたが返ってきた答えは


 無理、怖い、シゼル様お願いします、という答えだった、兄のくせに妹を怖がるとは何事か!おれだって怖いは!!



 「いえ、頼りないというわけではありません、ただ人数が多い方がなにかと安心では?」


 「私と兄さんはこれでも魔族の端くれ、何があろうとシゼル様をお守りする事は出来る!!」


 「え?魔族?お二方は暗黒大陸の方なのですか?」


 「いえ、違いますが・・・・・・」


 「なら、お二方は魔族ではなく亜人では・・・・・・」



 ここだ!!このタイミングで割り込むんだ!!



 「シュキ達が魔族でなく亜人?どういう事だ?」



 リオナが言うには魔族とは暗黒大陸に住む者達の総称だという事、日本に住んでれば日本人ってやつだな、だからシュキ達は魔族ではなく亜人になるらしいが真の魔族であるヴァンパイアであるおれとリオナは何処にいても魔族扱いとの事、シュキ達も暗黒大陸に住めば魔族になるみたいだけど、国籍が変わるってだけだよな・・・・・・



 「な、ですがお爺さんは鬼人は魔族だと言っていたのに・・・・・・」


 「確かに鬼人は暗黒大陸には多いと聞きましたが竜帝国と海人国の西にある混濁の大森林には大鬼(オーガ)や鬼人等、多種多様な種族が居ると聞いています、そのお爺さんは大森林の事を知らなかったのでは?」


 「そんな・・・・・・」



 なんかシュキがすごくがっかりしている・・・・・・これは慰めてやらないといけないか?シュキが喜びそうな事と言ったら・・・・・・あれか?子供の姿にでもなって抱っこさせておくか?シュキはインプの時はやたらおれを抱っこしたがってたから多分、子供を抱っこするのが好きなんだろう、さすがにインプの姿は嫌なのでこの姿のまま子供になってみるか、身体変化の練習にもなるし、まぁ、いいだろう、大きさは4歳児くらいでいいか?服は子供になったらローブ以外は空間収納に収納しておこう



 今まで大人だったおれが突然4歳児に変化すればそりゃ驚くだろうな、シュキもリオナもコッキでさえ目を見開いて驚いていたからな・・・・・・そしてまたもや何時の間にか影に隠れていたシャッテンでさえ姿を現す程だった、もしかして体が小さくなったから影に収まらなかったか?



 「シ、シゼル様!?一体どうしてのですか!?」


 「なんでいきなり子供の姿に?」


 「我が君!?何が起こったのですか?」


 「我が主(マスター)、大変素晴らしいお姿です、抱っこしてもよろしいですか?」



 最後は無視しよう、お前のために子供になったわけじゃないからな



 「いや、リオナは鑑定されない限りは魔族だとバレないだろうけど、おれはなんか見た目でバレそうだからさ、身体変化の練習も兼ねてな、子供なら怪しまれないだろ?ただ、この姿で地面に座るのは痛いから悪いけどシュキ抱っこしてもらっていいか?」


 「はい!喜んで!」



 魔族でない事に落ち込んでたシュキだがやはり子供を抱っこするのは好きみたいで笑顔で抱っこしてくれた、アイコンタクトでコッキからグッジョブ!!みたいなのが飛んで来たけど無視しておいた、あぁ、この背中に感じる幸せは久しぶりだ・・・・・・もうずっとこれでいい気がする



 「あ、あのシュキ、さん?私にも後で我が君を・・・・・・」


 「シュキ殿、我も我が主(マスター)の抱っこを所望する」



 なんか2人が言ってるが当のシュキは、ンフフ、と笑いながらどうやら2人の声は聞こえていないようだ、笑顔でおれの頭を撫でたり髪をすいたりしている、まぁ、好きにするがいいさ、にしても3人とも子供が好きなんだな



 「ところで、おれ達は湿地帯でレベル上げを目的に聖王国に来たんだけど、近くにあるカリベナの村があれじゃぁ、湿地帯には近づかない方が良さそうだ、そこで湿地帯に代わるレベル上げの場所なんだが、何処かいい場所はあるか?」


 「俺はさっぱりですね、シュキも知らないと思いますよ」


 「そうですね、アンデッド繋がりで聖王国の端にある死の国なんてどうでしょうか?あそこはアンデッドばかりいるので聖魔法が使えると楽だと聞きました」


 「なんで聖王国って名前なのにそんなにアンデッドがいるんだ?」


 「湿地帯のアンデッドも何度か大討伐したらしいのですが暫くすると何事もなかったかのようにまた、アンデッドが生まれてるそうです、死の国に関しても何度か冒険者が向かってるみたいですが倒しても倒しても沸いてくるそうですから、レベル上げには最適かと」


 「アンデッドの無限沸きか、聖魔法は使えるしそっちに行ってもよさそうだな、よし目的地は死の国に変更だ!」


 「魔族である我が君が聖魔法を使えるのですか?」


 「あぁ、おれは血を吸った相手のスキルが獲得できるスキルがあるからそれで聖魔法を獲得したんだ、ちなみにリオナの血を吸った時にも聖魔法と鑑定のスキルを獲得したぞ」


 「・・・・・・そのスキルの詳しい効果はご存知ですか?」


 「いや、実はまだ自分すら鑑定してないんだよね」


 「あの、ご自分を鑑定していただいてもよろしいですか?出来ればそのスキルを獲得できるというスキルの効果も一緒に確認していただきたいのですが」


 「あぁ、もとから鑑定するつもりだったから丁度いいな、では早速」



 なんかドキドキするな・・・・・・これでおれのステータスがゴミだったらどうしようか、いや、待てよ、ラーナが言うにはおれには鑑定阻害の特性があるみたいだけど、ちゃんと見れるのか?やってみんことにはわからんか、では、鑑定!!




 シゼル・ベルンフォルン 種族 オリジン・ヴァンパイア


 Lv 32


 HP 5200/5200 MP 8500/8500


 STR 4500

 VIT 4200

 DEX 4350

 AGI 4000

 SPD 8600

 INT 4600

 MND 4650



 特殊スキル


 成長促進Lv8 超音波Lv6 音波感知Lv5

 飛行Lv9 魔眼Lv5 贋作作成Lv3 

 魔法付与Lv2


 太陽の加護 吸血竜公 身体変化 使徒化

  空間収納  ラーナの婚約者  鑑定


 所持スキル



 夜目Lv7 思考加速Lv7 気配感知Lv9 

 魔力感知Lv8 生存本能Lv6 隠密Lv10

 魔力操作Lv10 疾風Lv6 空間把握Lv8

 鷹の目Lv8 罠感知Lv6 怪力Lv6 頑強Lv6

 並列思考Lv7



 咬みつきLv9 ひっかきLv8 毒牙Lv10 

 麻痺牙Lv10 魔闘法Lv9 念話Lv7

 剣術Lv6  縮地Lv4 魔法剣Lv5

 弓術Lv6 気操術Lv6 気闘法Lv6


 魔法スキル

 風魔法Lv8 暗黒魔法Lv8 水魔法Lv7

 火魔法Lv7 雷魔法Lv6 氷魔法Lv7 回復魔法Lv7

 聖魔法Lv9 土魔法Lv2 複合魔法Lv1


 耐性スキル

 物理耐性Lv8 水耐性Lv5 状態異常耐性Lv7

 風耐性Lv6 聖耐性Lv8 火耐性Lv6 

 雷耐性Lv2 悪臭耐性Lv1




 おぉ、見れた、見れたぞ!!ステータスは相変わらず高いのか低いのかわからんが、ラーナの半分くらいか?って事はそこそこ高い方かな?それでも魔力量とSPDは他のステの2倍はあるから結構すごいんじゃないだろうか、もうこれは近接攻撃とかいらんかもしれんな、素早く動きながら魔法ぶっぱでいい気がする


 さて、1つだけすごく気になるスキルがあるが、今は置いておこう、それよりもリオナが確認してくれって言っていた吸血竜公の効果だ、では鑑定!!



 吸血竜公(ドラクル)  強奪する吸血 白竜神の加護

 吸血系スキルと竜の加護を所持した者だけが得られるスキル

 スキル効果は元となった吸血系スキルと竜の加護の効果に加えて新たに特定の者に加護を与える事が可能となる、ただし、使徒にはすでに加護と同様のスキルが与えられているので加護を与える事は出来ない



 白竜神の加護

 竜を従える事が可能となり、竜特有の攻撃に対して耐性を得る、少しだけ竜に会う可能性が高くなる、竜を従えるにはその竜と戦い勝たねばならない



 強奪する吸血

 一定量の血を吸った者が所持しているスキルを確率で奪う事が可能、確率はスキルレベルに依存する、スキルを奪われた者は当然、そのスキルを使用する事が出来なくなるが後に再度そのスキルを獲得する事は可能、血の鮮度が良ければ獲得確率に補正がつくが鮮度が悪ければ確率は下がる


 血を吸った者が死者だった場合、相手のステータスを奪う、スキルレベルが高ければ奪う量が増える

 ただし、血液等がない者に対しては効果を発揮しない




 あれ?強奪する吸血って死者限定とはいえステータスまで奪ってたの?今まで死者からしか血を吸ってないからその分ステータスもずっと奪ってた事になるのか、しかもスキルは奪ってたのね、コピーみたいなもんだと思ってたんだけど、名前の通り強奪してたのね・・・・・・


 これって結構なチートスキルなんじゃないだろうか・・・・・・スキルを獲得できるだけでも軽くチートだなぁとか思ってたけど、ステータスまで奪うとか、つまり血を吸えば吸う程おれのステータスは強化されるって事か、実はおれって結構チートな存在?いやいや、ラーナみたいな存在がいるんだ、他にもいると考えて行動しよう、特に竜には気を付けないとラーナと同等とはいかないかもしれないが、近い力は持ってるはずだ


 白竜神の加護でお節介にも竜と会う可能性が少しとはいえ高くなっている以上、油断は出来ない、ラーナの少しとおれの少しが同じとは限らないからな


 スキル効果もわかったのでリオナに説明した、正直、鑑定と聖魔法のスキルを奪ってしまったので申し訳ない気もするが、確か聖魔法と鑑定スキルを持ってると主神ガレオスの供物に捧げられるって言ってたよね?あれ?おれは供物になる可能性が発生した?まぁ、断固拒否するがな、魔物に転生してここまでやってきたんだ、最後が神の供物とか御免被る、むしろ供物を要求する神とかそれなんて邪神?って感じなんだが


 これからは教会関係には関わらない方向でいった方がいいだろう、教会=面倒事って事で無視していこう、とりあえずレベル上げのために死の国へは行くがレベルが上がったらさっさと聖王国からは出るようにするか



 「私のせいで我が君が狙われるかもしれないなんて・・・・・・」


 「いやリオナが気にする事じゃない、むしろリオナが狙われなくなったんだからいい事だろ、おれはシュキやコッキ、シャッテンがいるし大丈夫だよ、ただ使徒のスキルで適正があった場合おれが持ってるスキルを獲得するみたいだから、もしかしたらリオナがまた鑑定と聖魔法を獲得するかもしれないな」


 「再度獲得する事で我が君のお役に立てるなら構いません」



 お、おぅ、そこまで言ってもらえるのは嬉しいんだけど、何の制約もしてないはずなのに忠誠心がMAXな感じがするのは気のせいですか?


 ま、まぁ、いいや、気にしないでおこう、それよりもスキルで気になるのが1つだけあるんだよね、これについて確認しないという選択はありえないだろう、さすがにこのスキルまでスルーする余裕はおれにはないのだ




 なんだよラーナの婚約者って!!そんな約束した覚えはないぞ!!つーかそれってスキルなのかよ!!



 ラーナの婚約者

 両者の絆が強ければ強い程お互いのステータスに補正がつく、解除するには両者の合意が必要である



 絆が強ければ強い程ステータスに補正がつく、だと!?ステータス強化を考えるなら少しでも強化されるスキルは持っておきたいが・・・・・・婚約者っていうのはちょっとねぇ?


 まぁ、必死に解除したいわけじゃない、このままでもいいか・・・・・・ラーナが嫌いってわけでもないし、ただ次会った時は問い詰めてみよう、ラーナは鑑定スキルを持ってるんだから知ってるはずだ、おそらくラーナにも似たよなスキルを持ってるはずだからな



 はぁ、他にも確認したいスキルはあるがそれは死の国を目指しながらでいいだろう、だがなんだろうな死の国はアンデッドがたくさんいるんだろうけど、それ以外に何か腐った感じと少し変わった感じがする、何を言っているのかはおれにもわからないが、なんというか、こう、行ったら行ったで精神的に疲れそうな気がするがきっと気のせいだろう


 死の国へ行く間はおれはスキルの確認をするといてシュキに抱っこされたまま行く事にしたが、道中シュキだけずるいとリオナとシャッテンが目線で訴えて来るので交代制にした




 誰が抱っこしようとも好きにするがいいさ、背中に感じる幸せに変わりはないのだからな!!



亜里沙「来る・・・・・・何かが来る、勇者の勘がそう告げている!」

千恵「あぁ、妾も感じるぞ、妾の想像を掻き立てる何かが来る!!」


亜里沙・千恵「これは執筆が捗る予感!!」




シゼル「行くのやめようかな・・・・・・」

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