今後の予定
遅くなりました・・・・・・短いかもしれませぬ。
基本は毎日投稿で行きますが投稿できない日はごめんなさい
それと、ブクマ100突破しました、今後もこんな感じで緩~く更新出来たらいいなと思ってます、読んでくださっている皆様には感謝の念が絶えませぬ
誠に有り難う御座います。
シュキとコッキのステータスはわかったが、おれのステータスはどうなのだろうか、シュキ達と同等なのか、それとも多少は上なのか、もしかしたら下かもしれないがそこはラーナが答えてくれた
「曲がりなりにも加護を与えておるのだ、シュキやコッキよりもステータスは高いじゃろうな、そもそも鬼人族といえど我が知る限りここまでステータスは高くなかったはずじゃ、だいたい平均で900~1000じゃったはず、シュキやコッキのステータスは一部すでにそれを越えておる、ならば加護の効果でステータスにそれだけ補正がついておるという事じゃろう」
平均で900~1000が高いのか低いのか、シュキ達からしたら低い事になるんだよな、そして恐らくおれにとっても低い数値なんだろう、ラーナの言ってる事を信じるならば
「ところで、シゼルの後ろにおる奴のステータスは見なくてよいのか?」
「後ろ?・・・・・・ってシャッテンかいつの間にいたんだ・・・・・・」
「我の存在を忘れないで下さい我が主」
そんな涙目で見られるとすごく悪い事した気になってしまうんだが・・・・・・一応竜なんだから泣くなよ
「いや、すまん忘れるつもりはないんだけど、ついな、でもシャッテンにもステータスがあるのか?」
「そりゃぁ、あるじゃろう?お主が生み出した存在じゃぞ?ちと見てみるか」
「見れたら教えてくれー」
「うむ・・・・・・シゼル同様見えぬな、お主の影から生まれた影響かもしれぬ、じゃが吸血竜公の影というスキルは見えたぞ」
特殊スキル吸血竜公の影の効果はおれのステータスの3分の2がシャッテンのステータスになり、おれが獲得しているスキルは大体獲得済みと、簡単に言えばおれの劣化ステータスになるという事、そのためかシャッテンにはレベルがなく、おれが強くなればその分シャッテンも強くなるようだ、他にはシャッテンが得た経験値はそのままおれが獲得できるようだ、成長促進に加えてさらにレベルが上がりやすくなったという事か、あとはおれの影にだけ潜む事が出来るらしい、おれ専用の護衛みたいな感じだけどおれの劣化ステータスであるシャッテンがおれが勝てない相手に勝てるのだろうか?
いや、ステータスだけが強さではない、スキルの使い方や戦い方で格上にも勝てると親蜘蛛と戦った事で解ったじゃないか、正直あれは最後の魔法の威力が高かったっていうのもあるだろうけど、善戦できたのだからいいとしよう
「つまり我は我が主と常に共にいる事ができるのですね」
「必要な時以外はおれの影に潜む事は禁止する、あとシャッテン自身でスキルレベルを上げられないのか?」
「了解しました、スキルレベルですがシュキ殿達と狩りをしていた時は上がったりはしませんでしたね」
「そうか・・・・・・でも訓練は無駄にはならないだろうから、コッキやシュキと戦闘訓練を一緒にやるか、剣術とか体術はおれも今まで使ってこなかったし、どんなものか知っておくべきだろうからな」
「了解しました我が主」
戦闘訓練は必要だろうな・・・・・・、何時までも魔法だけじゃやっていけないだろうし、各魔法耐性の高い奴やもしかしたら魔法無効とかもあるかもしれない、間違いなく魔法ダメージカットはあるだろう、物理カットがあるのだからない方がおかしい、そんな相手が何時来てもいいように準備はしておかなくては
「それで、お主たちはこれからどうするのじゃ?そもそもなんでベルセディア山脈を越えようとしておるのじゃ?」
「なんでって、聖王国に行くためっていうか、強くなるために聖王国にある湿地帯でレベル上げをしようって事で、関所は通れないから山越えようってなったんだよ」
「そうじゃったのか、聖王国にある湿地帯のぅ?確か国境付近にあるカリベナという村から西のグラス湿地帯と東のゴルドー湿地帯と2ヵ所あるが、まぁ、どちらも大した差はなかったはずじゃ」
「何か違いがあるのか?」
「西のグラス湿地帯にはゾンビやスケルトン等、アンデッド系が多く、東のゴルドー湿地帯は大蛇や両生の魚なんかがおった・・・・・・はずじゃ」
「はずって、今は違うかもしれないのか?」
「そう簡単に生態系が変わるとは思えぬが・・・・・・、なにせ我の知っておる湿地帯は400年前の事じゃからのぅ・・・・・・当時は聖王国内にアンデッドがいるのはおかしいと、ガレオス教の者達が騒いで何度か大討伐を行ったはずじゃから、今もアンデッド系がいるかはわからぬし、余波でゴルドー湿地帯も変わっておるやもしれぬ」
「それでしたら問題はないかと」
ラーナの話を聞いていたシュキがそう言った、問題ない理由としてシュキとコッキがゴブリンのお爺さんに聞いた話ではアンデッドの大討伐は確かに何度も行われたのだが今も変わりなくアンデッドがいるとの事、ゴルドー湿地帯も一度、主の大蛇が他の魔物を手当たり次第に喰ってまわるという事があったらしいが当時の冒険者達に討伐されてから生態系に変化はないらしい、お爺さんには新たに巨大な亀がゴルドー湿地帯の主になったと聞いたと教えてくれた
「ならこのまま聖王国へ行くか、丁度山頂にいる事だしな」
「シゼルよ、お主はデルツと友好の儀を結ぶ約束をしていたのではないのか?」
「あ・・・・・・、そんな約束もあったな、なら一度リザードマンの村に戻るか」
「はぁ、お主というやつは、元々山頂に来たのはお主たちのレベル上げと友好の儀に必要な物が山頂にあるためそれを取りに来たのだという事を忘れてはおらぬか?」
「前半は覚えてるが後半のは初耳なんだが?」
「・・・・・・ふむ、言ってなかったかもしれぬのぅ」
約束を忘れてたおれが人の事を言えないかもしれないがラーナも大概だと思う
「それで?必要な物ってなんなんだ?」
「うむ、山頂には湧き水があるのじゃが、その湧き水が必要なのじゃよ」
「水なんてなんでもよくないか?」
「山頂の湧き水はな、竜の涙と呼ばれておってな?ただの水ではないぞ?我の魔力が僅かに含まれておるからリザードマン達からは神水扱いされておるのじゃ」
「いや、おれ達リザードマンじゃないからどうでもいいんだけど、むしろそれ飲んで本当に大丈夫なのか?あとでお腹壊したりしない?」
「お主、我の魔力をなんだと思っておるのじゃ?むしろ飲んだら体調が良くなるくらいじゃぞ?」
「まぁ、とにかくその水を汲んで帰ればいいんだな?じゃぁ、さっさと汲んで帰ろう、デルツをかなり待たせてるしな、つーか、なんで白竜神がリザードマンの中に紛れてたんだ?デルツは知ってるのか?」
「知らぬよ、リザードマンの村は何もデルツのいる所だけではないぞ?山の反対側にも村があるのじゃが、我はそこから単独で救援に来たと言って村に入っただけじゃからな、後は目立たぬよう隠密のスキルを使っておっただけじゃ」
隠密まで持ってるのかよ・・・・・・シャッテンが何時の間にか後ろにいたのも隠密の効果か?おれの隠密はレベル10だからな・・・・・・レベル10の隠密ってやられるとかなり怖いな・・・・・・おれ気配感知のレベル9なのにまったく気づかなかったぞ・・・・・・
自分のスキルに自分で恐怖を抱きながらおれ達はとりあえず竜の涙(笑)を汲んで一路リザードマンの村に帰るのであった
所持しているだけで結構死んでいるスキルが多い
当初は超音波で鼓膜破って視界を奪い、一撃必殺☆とか考えてました
書いてみたらそんな事は一度もなかった




