朱い鬼と黒い鬼
なんか昨日ブクマが~って書いたんですどさっき見たら96件になってました
一日のPv数とか見て私は目をパチパチさせましたよ、一体何が起こった?
そんな疑問を持ちつつも稚拙な作品を評価してくれた方、ブクマしてくれている方、本当にありがとうございます。
あの美男美女がシュキとコッキ?まじで?あの2匹いやもう人か?まぁいい、あの2人見た後に自分の顔見たら普通にしか思えない、さっきまでおれってちょっとイケメンじゃね?とか思ってたのに早速それ以上が現れやがった
「シゼル様!!お目覚めになられたのですね!インプの姿も小さくて可愛くよかったのですが今のお姿も大変素晴らしいです!!」
うん、ありがとう、でも恥ずかしいからやめてください、シュキってこんな性格だったっけ?進化して姿が変わると性格も少し変わるのかな?そういやコッキはいつの間にか一人称が俺になってたし、何かしら心境の変化があったりするのかねぇ?
「シゼル様、もう起きて大丈夫なんですか?随分寝てましたけど」
「あぁ、コッキやシュキにも心配かけたみたいで悪いな、しかもおれが寝てる間にこんなに変わってるなんて驚きだよ」
「正直俺達も驚いてるんですよ、俺達の名前ってシゼル様が朱い鬼と黒い鬼ってつけてくれたでしょ?だから名前と同じように何時かは進化したいと思ってただけなのに、まさかこんな早くに鬼人族に進化するなんて、進化できても大鬼族かと思ってたんですけどね」
「ん?鬼人族と大鬼族って何か違うの?」
「はい、大鬼族は一応魔族になるんですが見た目から魔物と思われがちです、それくらい見た目が魔物に近いのですが、鬼人族は角が生えてる以外は人間とあまり変わらない見た目の魔族なんです、一般的には大鬼族が進化して鬼人族になるのですが、私や兄はそこを飛ばして鬼人族に進化した事になります」
「それについてはシゼルの進化の影響じゃろうな」
「どういう事だラーナ?シュキ達の進化にどうやったらおれの進化が影響するんだ?」
おれがオリジン・ヴァンパイアに進化した影響でシュキ達が鬼人族に進化するとは思えないのだが?この白竜神何言ってんだ?
「何か馬鹿にされておる気がするが・・・・・・、まぁいい、シゼルが進化する前に我が鑑定した時には2人には吸血竜公の加護なんてスキルはなかったのじゃが、シゼルが進化した後、2人にそのスキルが発現しておる、吸血竜公の加護が発現した後に2人が進化したのじゃが、鬼人族に進化した原因があるとすれば吸血竜公の加護しかあるまい、他にあるとすれば2人が進化に影響を与えるほどに強くそう願った事、そして加護を与える程の存在から与えられた名前の影響、もしかしたらこれら全てが原因かもしれぬのぅ」
偶然にもいくつかの条件が揃っていたから鬼人族に進化出来たとしたら出来すぎている気もする、なによりおれは加護与える程の存在なんかではないけどなぁ・・・・・・、進化できたのは単に今までシュキ達が強くなろうと頑張ってきたからじゃないだろうか?
それと白竜神だからって気にしてなかったけど、鑑定スキルって勇者とか聖女しか獲得できないんじゃなかったの?
「今まで気にしてなかったけど、なんでラーナは鑑定スキル持ってるんだ?鑑定スキルって勇者とかしか持ってないはずじゃ?」
「ふん、この世界には創造の女神に直接創られた存在がおるのじゃが、そういった者達は特別に鑑定スキルを与えられておるのじゃよ、我もその内の1人じゃ」
「創造の女神ってマジでいるの?他に直接創られたやつって誰がいるの?」
そいつらには近づかないようにしよう、マジで創造の女神に創られたんだとしたら最悪ラーナ並みの存在って事になる、そんな危ない存在には近づきたくはないぜ、ラーナはもう仕方ないけど
「我も全部知っておるわけではないのじゃ、知っておるのは魔王くらいじゃ他は面識がないからのぅ」
魔王が鑑定スキル持ってるのかぁ、そうかぁ、絶対に近付かない、関わらない
「そっか、魔王かぁ、まぁおれには関係ないから、関わらないけどな」
「関係ないと言えるのかのぅ・・・・・・」
「そんな事よりさ!鑑定スキルあるなら、さっき言ってた吸血竜公の加護だっけ?効果を教えてくれよ」
「吸血竜公の加護の効果か?これはシゼルの持つスキルを本人の適正によって得られる上にシゼルのステータスの値によって加護を受けている者のステータスに補正が付くようじゃな、それとシゼルの持ついくつかのスキルの影響も受けるようじゃ、加護の効果はシゼルの仲間である限り続くようじゃが、裏切ったり、お互いが仲間と思ってなかったら加護は与えられぬようじゃ」
おれが持ってるスキルの中から適正があるスキルを獲得できる?例えばシュキに聖魔法の適正があればおれが聖魔法持ってるからシュキも獲得出来るって事か
あとはおれのステータスの値でシュキ達のステータスに補正が付くって事は、おれのステータスが高ければ高い程シュキ達のステータスも補正分高くなるのか・・・・・・おれのステータスがゴミだったら無意味だよな
そしてお互いが仲間と思っていれば加護が与えられるのか、つまりは絆みたいなものか?裏切ったり、その予定があるやつには加護は与えられないと、一時的に仲間になった奴とかも加護の対象には入らないのかな?今のとこそんな奴いないんだけどさ、なんか白竜神の加護とはまた違った加護だな
「ラーナにはシュキ達のステータスは全部見えてるのか?おれのは見えてないみたいだけど」
「うむ、シュキとコッキのステータスは全部見えておるぞ」
「お、それならシュキ達のステータス教えてくれよ、少しはおれのステータスの参考になるかもしれないし」
「そうですね、私たちもさすがに自分のステータスが気になりますし、ステータスで自分の苦手な部分もわかりますし、ぜひお願いします」
「ふむ、よかろう、確か紙があったはずじゃ、書くので少しまて」
ラーナがいきなり何もない空間から紙と鉛筆のような物を取り出して何やら書き始めたが、ラーナは空間収納も使えるのか?白竜神で鑑定スキル持ってて空間収納まで?チートすぎない?これだと他にもなんかチートスキル持ってるんだろうな、強いっていいよな?命の心配をしなくていいのだから
そんな風に少々ラーナに対して妬みの感情を抱いているうちにシュキ達のステータスを書き終えたようだ
シュキ達のステータスを見て思ったのは、現在おれ達には基準となるものがないため、これが低いのか高いのかわからなかった、ラーナ?あんな存在基準になるわけがない、我のステータスは大体15000を超えておるし高いものは30000を超えておるとか言い出すやつが基準とか、ありえない
と、いうわけでシュキ達のステータスがこちら、ラーナは基準にはならないけど、そこそこ強いんじゃなかろうか?
シュキ 鬼人族
Lv 29/100
HP 1200/1200 MP 1850/1850
STR 980
VIT 920
DEX 960
AGI 880
SPD 780
INT 1950
MND 2000
特殊スキル
魔法の才Lv8 吸血竜公の加護
所持スキル
魔力感知Lv7 魔力操作Lv8 思考加速Lv7
採取Lv5 魔闘法Lv8
剣術Lv8 杖術Lv7 魔法剣Lv8
体術Lv7
魔法スキル
火魔法Lv8 風魔法Lv6 雷魔法Lv7
水魔法Lv7 氷魔法Lv7 土魔法Lv7
耐性スキル
火耐性Lv8 風耐性Lv6 雷耐性Lv7
水耐性Lv7 氷耐性Lv7 土耐性Lv7
状態異常耐性Lv6
コッキ 鬼人族
Lv 29/100
HP 2800/2800 MP 750/750
STR 2120
VIT 2350
DEX 1800
AGI 1950
SPD 1850
INT 1020
MND 1000
特殊スキル
剛体Lv8 吸血竜公の加護
所持スキル
気配感知Lv6 怪力Lv7 頑強Lv7
気操術Lv9 気闘法Lv9 縮地Lv6
剣術Lv9 こん棒術Lv2 体術Lv9
耐性スキル
麻痺耐性Lv7 毒耐性Lv7 物理耐性Lv8
シュキもコッキもどうやら特殊スキルを進化の影響で獲得していたようだ、獲得した時にスキルレベルは5だったらしいがすでにレベル8って何気にすごい気がする、加護の効果でおれの持つスキルの影響を受けるってラーナが言ってたけどもしかしたら成長促進の影響を受けているのかもしれない
シュキの魔法の才の効果はその名の通り魔法に関して高い補正がつくようだ、魔法に関するスキルレベルが上がりやすくなり、このスキルの効果でシュキは6属性の魔法が使えるようになったようだ、他には魔法の威力強化や、レベルアップによるMPの上昇量が上がるとの事、今まで魔力量って言ってたけど鑑定だとMP表示らしい、ゲームか
コッキの剛体だが、これは前衛であるコッキには嬉しいスキルのようだ、簡単に言えば物理ダメージをスキルレベルに応じてカットする効果があり、今のレベルは8なのでだいたい40%くらいカットして、レベル10で50%カットになりそうだ、後はダメージカットした上で一定以上のダメージをくらっても何ともない、ゲーム風に言えば仰け反らないって言えばわかりやすいか、溜め技を溜めてる時に攻撃くらって溜めキャンセルされないって事か、ゲームか
スキルやらステータスやらある事やスキルの効果とか聞いて猶更この世界がゲームみたいな世界だとより実感してしまった・・・・・・、創造の女神は一体何を考えてこんな世界を創ったのだろうか・・・・・・
ラーナ「我からみれば雑魚じゃな(*´з`)」
シゼル「はいはい、白竜神つえーつえー」
シュキ「ステータスは負けてますが胸は勝ってます」
ラーナ「・・・・・・(゜Д゜)」




