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勇者と魔王

タイトルが思いつかない・・・・・・


以前見た時はもうすぐブクマが50だ~、とか思ってたんですが私はチキンハートなのでブクマがふと見たら80とかになってるともう心臓バクバクです

感想やご指摘を頂けるとそれだけで嬉しいです、怖いですけど

この場を借りて、再度、感想やブクマ有り難う御座います。







 ラーナの案内で冷凍室に来たはいいが、凍っているのでいきなり血は吸えないので火魔法で一旦溶かす事にした、ラーナには血を吸い終わったら迷い人を火葬し骨は埋葬して墓を建てると簡単に言ったら、それだけでよいのか!?と言われた、どうもこの世界でも基本的には同じ事をするようだ



 「次に迷い人を見つけたらそうするのじゃ・・・・・・」


 「あぁ、墓にはちゃんと名前を彫ってやれよ?鑑定すれば名前くらいわかるんだろ?」


 「うむ、もちろんじゃ」



 冷凍室には3人の死体が保管されていた、男2の女1、ラーナが言うには3人共2年前に拾ったそうだ、3人共見た感じまだ20代くらいだ、迷い人って結構やってくるものなのか?時々って言ってたけど完全にランダムでやってくるのか、それとも何かタイミングがあるのか・・・・・・


 「3人共まだ若いみたいだけど、3人も同時に迷い込んできたって事なのか?」


 「我も詳しくはわからぬ、我が見つけた時にはもう死んでおったしのぅ」


 「迷い人が見つかる前兆みたいなのってあったりする?じゃないと闇商人がそんな迷い人を簡単に見つけれるとは思わないんだが」


 「あぁ、だいたい聖王国が勇者召喚をした時に、各地に迷い人が現れるのぅ、それに裏の世界で生きる者達の目はよく視えるし、耳もよく聞こえるようじゃからのぅ、国では難しい所もあやつらには可能じゃから国や貴族よりは見つけやすいのではないか?」



 勇者召喚?まじで?この世界勇者がいるの?勇者がいるってなると自然と魔王もいるって事にならないか?・・・・・・出来る限り、いや、絶対に関わらない方向で行こう、そんなバケモノ同士の戦いにもし巻き込まれたが最後だ、勇者も魔王も大体がチートな存在だろうからおれみたいなのは簡単に殺される可能性が高い

が、待てよ?この迷い人は2年前に拾ったって事はそれよりも多少は前に勇者召喚されたって事なのか?



 「迷い人がいるって事は聖王国で勇者が召喚されたのか?」


 「うむ、4年程まえじゃったか、勇者が召喚されておるな、迷い人とは違い勇者は神に選ばれてこの世界に来ておるから迷い人とは扱いはまったく違うがのぅ、ふん、勇者とはいえ神に選ばれたかどうかの違いしかないというに何故こうも扱いが違うのか、我には理解できぬな」


 「勇者って魔王を倒すために召喚されるんだろ?それに神に選ばれた勇者を奴隷みたいに扱うのはさすがになぁ?」


 「別に勇者といってものぅ、大した事はないのじゃが」


 「白竜神様からしたらそりゃ大した事はないんだろうが人間からしたら魔王は脅威だろ?それを倒してくれるし、何よりもやっぱり神に選ばれたって所が重要なんじゃないか?」


 「そんなものかのぅ、そもそも人間達が言っておる魔王は偽物でしかないんじゃが・・・・・・それを倒して一体なんの意味があるのじゃろうか・・・・・・それに魔王を倒しても魔神がおるのじゃし・・・・・・そもそも先に戦争を仕掛けて負けたら攻めてこれないように結界を張ったのも人間じゃし、いきなり攻めてこられて追い返したら結界張られて閉じ込められて、魔族からは何もしてないんじゃが・・・・・・」



 なんかまたブツブツと言い出したが、なんか考え込んでるな、召喚された勇者が今は何処にいるのか聞いておきたいんだけどなぁ


 お?凍ってたのが溶けたみたいだな、ブツブツ言ってるのは放置して、血を吸わせていただきますか、これでスキルが獲得できなかったら強奪する吸血は消えてしまったと諦めるしかないが、白竜神の加護が消えてないってラーナは言ってたし、大丈夫かな?



 では、あんまり考えると吸えなくなりそうだから、ここは何も考えずにぱぱっと吸わせてもらおう、まずは男2人からだな、黒髪の真面目そうな青年と茶髪で凛々しい顔の青年、真面目そうな青年からいくか、いただきます!!



 

 ⦅特殊スキル 贋作作成Lv3 を獲得しました⦆

 ⦅スキル 怪力Lv3は怪力Lv6に統合されました⦆




 よし!!強奪する吸血は消えていない!!これで何時かは鑑定スキルを手に入れる事ができるぞ!いや、ラーナに血を吸わせてもらえればそれで済むんだけどさ、吸わせてくれないし、少しぐらいいいと思うんだ

が、それよりもスキルだ


 贋作作成?つまりは偽物作りますよって事?スキルレベルでより本物に近くなっていくのか?でもこれって偽金作れるんじゃね?真面目そうな顔してこの青年、なんてスキルを持っているんだ・・・・・・お次は茶髪君いってみよう!



 ⦅スキル 剣術Lv2は剣術Lv6に統合されました⦆

 ⦅スキル 雷耐性Lv2 を獲得しました⦆



 おう、どうやら特殊スキルの獲得はできなかったみたいだ、にしても迷い人ってスキルが少ないな、スキルを獲得する機会がないのが原因か?まぁ、働かされてばかりで戦う事ないだろうし、仕方ないのかな、さて次は、ちょっと赤みがかった髪の女の子だな、いただきます!!



 ⦅特殊スキル 空間収納 を獲得しました⦆

 ⦅特殊スキル 魔法付与Lv2 を獲得しました⦆

 ⦅スキル 土魔法Lv2 を獲得しました⦆

  


 おぉぉぉぉぉ!!空間収納!!ついにきた!空間収納は有名なチートスキルだったよな?いや、アイテム袋を3つほど持ってるけど、やっぱスキルとして持ってると嬉しいものがあるな、これからはおれが持ってた袋をシャッテンに持たせるとするか


 しかも魔法付与Lv2って、アイテム袋を自作まで出来るようになったって事だろうか、レベルがあるから低いうちは簡単な魔法しか付与できないとかありそうではあるが、スキルレベルを上げればいいだけだし、服や武器に魔法を付与してスキルレベル上げと強化が同時に出来るとか・・・・・・地味に持ってなかった土魔法も獲得できたし、茶髪君から獲得できなかった分ここで獲得したみたいな感じだな


 特殊スキルを考えるにこの女の子はかなり大事にされてんじゃないのか?魔法剣とか作れたら儲けれる気がする、普通に量産されてるかもしれないけど、魔法付与は特殊スキルだし、持ってる人間もそんなにいないよね?ラーナの武器庫っぽい所には割と魔力が込められてる武器はあったけど、女の子が付与したものだろうし


 これは、もはや武器商人とかで生活できるんじゃなかろうか空間収納あるからいくらでも持っていられる・・・・・・武器は贋作作成で作って魔法を付与、元手がかかるとしたら贋作作成の材料か・・・・・・さすがに何かしら材料はいるだろう、要検証だな、だがその前にちゃんと3人を葬ってやらないとな



 

 ラーナが風魔法で3人を浮かせて外に運び出した、シュキ達にもついでに会えるかな?とか思ってたのだがどうやら狩りに出ているようで会う事は出来なかった




 3人を火葬し終え、骨を1人づつ土魔法で作った箱に入れ魔物も来ない事から山頂に埋葬させてもらった、ラーナが鑑定で3人の名前を確認して墓石にもちゃんと彫ってある


 黒髪の真面目そうな青年が、糸田洋二(いとだようじ)

 茶髪の凛々しい青年は、金本健三(かねもとけんぞう)

 赤みがかった髪の女の子は、二階堂絵里奈(にかいどうえりな)


 もし転生でなく迷い人としてこの世界に来ていたらおれもこうなったのだろうか、考えても意味はないとは思うがつい考えてしまうな、明日は我が身か・・・・・・体が人型になったから今までのようにはいかないだろうな


 あれ?飛行スキルとか超音波のスキルってどうなるんだろうか・・・・・・人型で使えるとは思えないのだが、これも後で勇者の事もあるしラーナに聞いてみよう、いや聞いても答えが返ってくるかはわからないが、勇者の事だけは聞いておこう




 「なぁ4年程前に召喚された勇者は今どうしてるんだ?」


 「うん?勇者か?勇者なら確か仲間を集めるとかで旅をしておるはずじゃ、今何処にいるかは知らぬ」



 えぇ~、今何処にいるかが一番知りたいんだけど、つーか仲間を集めるために4年も旅してるの?そんなにこの世界の人間は魔王と戦いたくないのか、それとも勇者に人望がないのか・・・・・・



 「4年も旅してるのに怒られたりしないのか?」


 「怒るも何も結界がある以上、暗黒大陸からは攻められぬし人間達はそこまで切羽詰まっているわけではないからのぅ、勇者を召喚したのも何も魔王や魔族だけのためではなく、竜人や亜人達への備えという意味も含まれておるのじゃ」



 その結界に歪みが出て親蜘蛛が入り込んだですが?



 「歪みが出たのは仕方ないのじゃ、あの結界は許可のない者は通さぬから通るためにはこじ開けるしか方法がなかったのじゃから」


 「え?その言い方だとお前が無理矢理に結界を通ったから歪みが出来たって聞こえるんだけど?」


 「あ・・・・・・今のなしじゃ」


 「おい」


 「何、気にする事ではあるまい?結界も元通りになっておるようだし?親蜘蛛も始末できておるし?終わりよければ全て良しじゃろ?」


 「はぁ・・・・・・まぁ、いいけどさ、それで勇者は4年も旅してても怒られたりしないのか?なんか随分と緩いな?勇者も魔王倒す気ないだろ」


 「魔王を倒す気はないじゃろうな、じゃからいうたじゃろ、勇者も大した事はないと、そもそも勇者なんぞ相手が魔王じゃなければそこらへんの戦士と変わりはない、多少は有利なスキル等持ってはおるがそれだけじゃ、我と勇者が戦えば一瞬で勝負がつくぞ?もちろん我の勝利でじゃ」



 なんかラーナが胸を張って自慢げにしているが、その胸のなんと慎ましい事か・・・・・・、Bくらいか?おれといしては大きいのもいいけど小さいのもいいと思うんだが、今はどうでもいいな


 勇者は魔王に対してのみ特効効果を持ってるって事か?それだったらそんなに脅威ではないかもしれないが、ラーナからしたら少し有利なスキルかもしれないが、神に選ばれた以上どんなチートスキルを持っているかわかったもんじゃない・・・・・・元は同じ世界の人間だけど今じゃ勇者と吸血鬼だし、話が通じるかわからん以上極力避けるべきだろうな、魔族や魔物は問答無用!な奴だったら面倒すぎる


 

 「はいはい、白竜神様が強いのはわかったから、後おれの進化前の飛行とかのスキルってどうなるんだ?人型だし飛べるとは思わないが」


 「なんじゃそんな事か、お主、身体変化のスキルは持っておるか?」


 「あぁ、持ってるけど、それがどうした」


 「身体変化は元の体の大きさまでなら何にでも姿を変えられるのじゃ、今のシゼルなら人型までじゃな」


 「まじで?じゃぁ、霧とか蝙蝠の姿になれるのか?」


 「人型までの大きさならなんでもじゃが、霧は無理じゃ、生物だけじゃな」


 「生物だけか、まぁ、変化すれば飛行とかのスキルは使えるのは使えるのか」


 

 変化すれば飛行も出来るのか、変化するとなるとやっぱ蝙蝠かなぁ、インプはなんかやだ、猫とかにも変化出来るんだよな?変化すれば堂々と街とかいけるんじゃないだろうか・・・・・・あれ?今なんか大事な事に気付いたんだけど


 おれって進化してオリジン・ヴァンパイアになったんだよね?正真正銘の吸血鬼だよね?今外にいて空は晴れてるし時間的には今昼ぐらいで太陽が出てるんだけど・・・・・・



 「な、なぁ、おれは確かにオリジン・ヴァンパイアに進化してるんだよな?」


 「何を今更聞いておるのじゃ?我が鑑定してオリジン・ヴァンパイアに進化しておると言うたじゃろう」


 「ヴァンパイアって太陽の光が弱点じゃなかったか?違うのか?」


 「・・・・・・あ、確かに、あまりにも普通に出歩いておるから気にしてなかったが、お主なんで平気なのじゃ?」


 「・・・・・・いや、おれが聞きたいんだけど」



 確か真祖とかになると平気になるとか聞いたけど、始祖でも同じなのだろうか・・・・・・



 「元いた世界では真祖とか言われるヴァンパイアは太陽の光も平気だとかあったんだけどこの世界でもそうなのか?」


 「いや、我は他にオリジン・ヴァンパイアを1人だけ知っておるが、そやつはダメじゃった、そもそもヴァンパイアと名の付く魔物はただ血を吸うというだけで、本物のヴァンパイアというわけではないのじゃ、ヴァンパイアと名の付く魔物は所詮は魔物でしかない、ヒルと同じじゃな、真のヴァンパイアとは魔族にしかおらぬのじゃ」



 ラーナの知っているもう1人のオリジン・ヴァンパイアが大昔、使徒化のスキルでヴァンパイアの軍勢を作った事があり、その際に使徒となったヴァンパイアは洩れなく消滅させられて、作った本人も最後は神を呪ながら神によって消滅させられたらしい


 そのためかヴァンパイアは神の敵ということで人間達からは目の敵にされて大昔にヴァンパイアと名の付く魔物はそのほとんどを討伐され今では絶滅扱いらしい、魔族にしてもオリジン・ヴァンパイアはその1人しかいなかったようで、現状ヴァンパイアはおれだけという事だ


 そして今までのおれはヴァンパイアというよりヒル扱いされた事に軽くショックを受けた



 「しかし、何ゆえシゼルは平気なのじゃ?あやつは光はだめじゃったが血を吸わずとも平気ではあった、シゼルも血を吸わずとも平気なのか?」


 「いや、さっき吸ったばかりだからそれはわからんが、多分吸わなくても平気だと思う」


 「そこは同じなのじゃな、なら太陽の光が平気なのはシゼルの特性じゃろうか・・・・・・」



 可能性としては太陽の加護が滅茶苦茶怪しいんだけどな・・・・・・確証がないから黙っておこう、いや間違いなく太陽の加護の効果なんだろうけどね




 そんな事を考えていたらなにやら3人組の連中が近づいてくるのが見えた、きっとシュキ達だろうとおもったのだが、間違いかもしれない


 あれは誰だろうか、騎士のような白を基調として赤い模様がデザインされたフード付きのコートに同じような意匠の白い服に膝下までのスカートをはいた赤いロングヘアーのどこかの白竜神とは違いボリュームのある胸の美人さん


 そして黒髪の男性は美人さんとは逆に黒を基調として白い模様がデザインされたフード付きコートに騎士風の上下の服、その姿はまさにイケメン騎士というべきか


 最後に・・・・・・、うんあれはシャッテンだ、特に何も変わっていないな、あれ?という事はあの2人はシュキとコッキなのか?変わりすぎじゃね?見た目人間じゃないか・・・・・・いや、よく見たら頭に角生えてたは




 ⦅影の竜王(シャッテンドラッツェ)が得た経験値が分配されます⦆


 ⦅経験値が一定値に達しました⦆


 ⦅オリジン・ヴァンパイア 個体名 シゼル・ベルンフォルンのレベルが1から32へ上昇⦆




 いや、上がりすぎじゃないですかね?この人達どんだけ狩ってきたんだよ・・・・・・

 

 

次回やっとシュキとコッキのステータスが明らかに!!できたらいいなと思っています!!


2016/3/03

迷い人の女の子の名前が主人公の前世の名前になっていたので修正しました、何故だ_| ̄|○


先に贋作作成について

どこかのフェイカーさんみたいになるわけではないのです

例として武器を贋作作成で作る場合

材料にした物によって変わります、そこらへんの土を材料にすれば見た目は同じでも結局は土で作った物になりますがその武器を作成した材料で作れば見た目も性能も同じ物が作れます、材料さえあれば鍛冶でカンカンしなくても魔力消費だけでコピーが作れます、性能まで同じにするにはスキルレベルが関係します

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