今日は、冒険者です
ふー無駄に長い商店街を抜けて突き当たり2メートル程の壁に囲まれた3階建ての建物にきた。
規模もそうだがここまでの商店街全て1階建てだったので、3階建てにこのギルドの影響力が知れる。
重厚な扉もかなり頑丈にできていそう。
右上に見える看板には剣と杖のマークが施されている。
側から見たら田舎から出て来た御上りさんじゃないかと気恥ずかしくなる。
早く中に入ろう。
扉を開けて入ると区役所みたいな受付が出迎えた。
受付奥には事務所か、右手には階段がみえる。
思ったより感動もなく1番と書かれた受付に直行する。
「すいません。冒険者登録をしたいのですが」
受付「はい、ではこちらにサインをお願いします。ジョブやステータスは自動で更新されます」
選択画面に自動で出て来たRoranをタッチする。
受付「では登録おわりました。当ギルドに依頼されたクエストは、人数・ジョブレベル・精霊の加護レベル等に応じて選択できます。」
受付「クエストを受けたい時は隣の2番受付でお話しください。」
隣に移動して受付に話掛ける。
受付「サインをお願いします。」
パチッ
Roran の選択が出て来た瞬間にタッチしてやった。
俺の学習能力はこの短期間でUPした。
受付に口の端しを上げてニヤリとしたドヤ顔をお見舞いする。
受付「申し訳ありません。ローラン様には精霊の加護が付いておりませんので御紹介できるクエストがありません。」