5/7
夜中
いろいろと話をしていると、時間がたつのを忘れてしまう。
「あ、もうこんな時間かぁ」
愛美が言うと、たしかに深夜1時を回りそうな感じだ。
「もうちょっと、話そうよ」
愛美が立とうとしているところで、服を引っ張って立たせまいとしているのは哉子だ。
「いやいや、そろそろ寝ないと、明日起きれなくなっちゃうよ」
そう言いながらも、愛美は座りなおしている。
「それで、何の話してたっけ?」
私がおやつのポテチをぱりぱりと食べながら、みんなに聞いてみる。
「なんだっけ?」
ぽっかりと忘れたような佐目が答える。
そんな佐目も、ポテチを手につまんでいた。
「まあいいじゃん、細かいことは」
そう言う哉子も、細かいことは考えず、バリバリと食べ続けている。
4人そろって太りそうだが、もう誰も気にしない。