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予知夢

酔っ払って、ホームから落ち、気づいたら筒井順慶になっていた俺。


あれから一晩考えてみた。

このまま手を拱いていても、筒井城落城という史実は変えることはできない。

三好家は1560年当時絶頂期にあり、松永久秀も強大な勢力を持っている。

久秀自身も「乱世の梟雄」と呼ばれる男。一筋縄でいくとは思えない。


だが、俺には本やゲームで得た知識がある。何とか抗いでやろうではないか。

4年後の永禄7年(1564年)7月には三好長慶が死に、三好家は分裂、内紛状態になる。

史実よりも力を蓄え、軍備を整えればなんとかなるかもしれない。


そういえば、2年後の1562年に、三好家対畠山家、反三好家の大戦、教興寺の戦いがあったね。

畠山側には、六角、河内の国人衆、筒井を含む大和の国人衆、雑賀、根来など紀伊国人衆など多くの

武将たちが参戦する。三好側にも後に松永久秀と敵対する三好三人衆他たくさにいる。


うまくすれば、家臣や人脈を増やせるかもしれないね。


まずは、筒井家を富ませるのが先決だね。どうしたものか。

そうだ。明日左近に相談してみよ。夢を見たとか言って。




翌日・・・

「左近、昨晩嫌な夢を見たんだよね」


「はて、どのような」


「大きな戦があって、その後叔父上が死んじゃう夢」


「なんですと!なんと不吉な」

頼むから、そんなに目ひん剥いて、見ないでくださいよ。

そうじゃなくても鬼瓦みたいで、怖いんだからさあ。


「何かの予知夢かもしれないね。筒井家の状況を見れば可能性はなくはない」


「ちょ、ちょっとお待ちを。わしだけでは、無理なんで少々お待ちを」


「おい、ちょっと待て」


て、行っちゃった・・・結構あわてもんなんだな。

叔父上に話すと話が大きくなってしますじゃないか。



しばらくして、叔父上(順政)と右近さんがやってきました。

「藤勝殿(俺ね)、何か予知夢をみられたと聞いたが、詳しく聞かせてくれぬか」

ほら、大きくなっちゃった。知らないよ。


「叔父上、大変不吉な夢でございました。近いうちに大きな戦があるという夢を見たのです。

その戦で叔父上が負傷され、それが原因でお亡くなりになるという物でした。

私も信じたくはございませぬが、虫の知らせであったのかも知れませぬ」


1560年あたりは、当時絶頂期であった三好家の家臣松永久秀が大和に侵入してきた時期であり、

信貴山城を築城し、筒井家の居城である筒井城の北に多聞山城を築城していた頃である。

三好長慶と河内の畠山との抗争が激化していた。


「松永久秀が攻めてくる可能性は十分にあるか」


「いえ、今回は、恐らくこの筒井城にかかわるものではないように思いますが」


「そうなると三好と畠山か。河内、畠山は我が領国に接する。親戚筋もおる。

筒井も介入せねばならぬかもしれん。そうなれば大戦になるな」


「今は叔父上がご健在ですが、叔父上にもしものことがあれば、久秀めは必ず筒井城を

攻めて参りましょう。私はまだ若年、支えきるのは難しいやもしれません」


「なれば、いかがすればよいと、言うのじゃ」


「今のままでは、松永に対抗することはできませぬ。家臣を増やし、兵を雇わねばなりません。

また、筒井城が万一落ちた場合の拠点を作っておくのもいいかもしれませんね」


「なんじゃと!筒井城を捨てると申すか!」

やべ、ちょっと言い過ぎた。


「別に捨てるわけではございません。万が一に備えて、秘密の拠点を作っておくのです。

備えあれば、憂いなし、というじゃありませんか。それに、ここは多聞城と目と鼻の先、

急激に人が増えては怪しまれましょう」


「ふーむ、そうなると桜井あたりか」


「そうですね。桜井なら、道もつながっていますし、秘匿することもできましょう。

領民に作物を作らせて売るのもいいのでは。例えば、茶とか。

今、堺では茶道が流行しています。高級な茶葉は金にも勝るとか。

茶など商品作物を栽培、販売すれば、大きな資金を得られます。

そして、徐々に金と軍備を増やしていくのです」


「面白う御座いますぞ。順政様、やってみましょう」


「では、この件は、右近殿を中心にやって頂きましょう。

私は、しばらく左近と筒井城を離れたいと思います」


「え、わしとですか?」


「藤勝殿、そちは仮にも当主ぞ。どちらに行かれるというのだ」


「今でも政務は叔父上にお任せいたしております。まだ、知識も武術も未熟な身です。

なに、遠くには行きません。興福寺へ参ります」


「まあ、興福寺ならばよかろう。火急なことがあればすぐに戻ってくるのじゃぞ」



2,000文字って大変ですね。

全然届かないです。


10/13

第1話と共に一部修正

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