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淡色  作者: 美舞
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 中学の頃 同級生に好きな男の子居たんですよ。初恋です。

 私と同じように男子のCグループに所属していて

 無口でおとなしく優しい雰囲気の可愛いらしい男の子でした。

 成績は普通運動神経も人並み部活は歴史研究会

 イイ感じな地味さで一緒に居て特別会話がなくても落ち着く人だったんです

 好きでしたけど、付き合いたいとかそういう欲求はなくて何も言わず中学を卒業

 高校はその淡い恋心を胸に抱いて3年間過ごそう好き勝手に妄想しよう!と思っていました

 そんな気持ちが打ちひしがれたのは夏休み明け

 同じ中学から来た隣のクラスの女の子が珍しく私に話しかけてきました

 「斎賀さん、袴田って覚えてる?あいつさ高校デビューしちゃったらしいよ」と写メを見せます

 そこに写って居たのは初恋の・・・・・彼か?これ

 優しい雰囲気の可愛らしい男の子ではなく 金髪に近い茶髪きつめのパーマ 原色の趣味の悪い服

 可愛らしい・・・などと言えるタイプではなくなっていました

 っいうかどうした袴田くん!! デビュー…つうか明らかに失敗だろ!似会ってないし

 もう少し違う方向性あったろ! 君はそのままでよかったんだよおおおおおおお

 それが私の初恋の末路です。


 ああ、何言ってんだこいつ と思ってますね? ええ、私も思ってますよ。


 ……だって先生達の話してくれた『枠』の意味、理解し難いんですもん

 ちょっと脳内トリップしてしまいましたよ。悲しい過去をちょっと思いだしてました


 少し簡単にまとめてみます



 『学園長枠』

  女子の約半数 学力向上を特化した枠 基本寮に住み朝、夜、休日など特別講義が毎日行われてる  学費、寮費など成績順に免除、卒業後は海外有名大学に推薦有り


 『副理事長枠』

  残りの女子 お嬢様枠と言われてる。生粋のお嬢様達 ごく稀に登校。異常に学費が高い

  婚約者が居ないと入学できない テストは一応受けるが点数は極秘


 

 学園長枠ってのはようは頭脳?成績中心 まるでどっかの軍隊のように1日勉強漬けらしい

 副理事長枠は聞いてるかぎり金?お金さえ払えば色々免除しますよーみたいな。婚約者うんぬんていうのは学校側の保険らしい、男子ばかりの学校で不純異性交遊があると困るので相手の居るお嬢様しか受け付けない・・・らしい


 んーもう、この時点でキャパシティーオーバーです

 何だ…この学校!?という感想しか出てきません

 私は頭脳は平凡だし異常に高い学費を払えるような身分でもない


 で、問題の


 『理事長枠』

  独身教師の嫁候補 委員会に所属すると予算優遇 部活も同様に予算優遇 本人色々優遇etc


 これは噂を1部抜粋したもんらしいです。

 らしい というのは6年前大規模な学園改革がおこなわれ先生方や役員が一斉に入れ換わり

 その後理事長枠という人物が入学してこなかった為 

 色々な憶測が飛び交ったけれど、それを否定する人物も肯定する人物も誰も居なかったため

 噂の独り歩き ようは色々言われてるけれど正直よくわからん という結論

 なんかわからないけれど レアキャラ扱いという事はわかりました

 てか 嫁候補ってなんだ


 


 「理事長枠…もなにも、私 理事長なんて会った事もないし名前も知らないですよ?」


 「でもなぁ、事実、斎賀は理事長枠で入学なんだよ」


 「ええ。特例なんです」


 「特例・・・ですかぁ?」


 「斎賀は学園所有のマンションに入居したろ?」


 「はい」


 「あれですら、特例の1つだぞ。1クラス成績1位の1人しか入居できないんだぞ?」


 「はぁ?」

 

 「しかも全員男子ですからね。女性の入居なんて有り得ないんですよ」


 「えええ 全員男子なんですか!!?」


 「知らなかったんですか?」


 「聞いてないです!学園所有のマンションとしか知らないから通学困難な人用だと思ってました」


 「斎賀…この学園は一応共学だが、ほぼ男子校だと思ってろ」


 「そうですね。普通の女子は斎賀さんだけになるでしょうから色々警戒は必要です」


 「そうだぞぉ 男は狼だ!気をつけろよ!!」


 「斎賀さんは私達の嫁候補でもありますから 何かあったら即相談して下さいね」


 「…嫁候補って それ冗談とかじゃないんですか?」





 

  

 


 

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