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64 本日の予定その6 “循環”からの講義×2

気付いたらセリエルさんに“循環”をして貰っていたユーリです。こんにちは。


意識が覚醒して、光のベールの中にいた自分の現状が分からずに首を傾げてみたけど。

午前中にやらかしたあれやそれやが徐々に脳内で蘇って一人で悶絶中です。


医療部隊と魔導部隊巻き込んで迷惑かけまくり…っ!


しかも、セリエルさんとシエルさんにお昼ご飯まで介助して貰った挙句の寝落ち……っっ!!


お魚が美味しかったのは何となく覚えてるけど、私、ご飯に何食べたのかほぼ覚えてないじゃないのさ(泣)


抱っこな体勢だけど、気持ちだけは五体投地です。はい。

もう、このまま閉じこもっていたい。いや、いっそ誰か私を埋めて。


遠い目でそんな事を考えていると、現実は薄情にも“循環”の終わりを告げるかの如く光のベールが薄くなっていく。

うぅ、世は無常だ。


「……あぁ、起きてるな。体調はどうだ?」

「穴があったらはいりたいでしゅ…」

「元気そうで何よりだ」


すっかりベールが無くなって思わずセリエルさんにへばりついていると、背中ぽんぽんしつつ淡々とした声を掛けられた。


私の“循環”の終わりを知り、大人達が近くへ集まってくるのが分かる。


そんな中でセリエルさんの膝の上から降ろされたので、即座にごめん寝体勢に移行。

スライディング土下座はできる気がしないので。


「皆しゃま、たいへん申し訳ございましぇん……」

「こらこら、ユーリちゃん、汚れるだろう?」

「フォルしゃん」


どうにか謝罪すると、ヒョイっと軽々持ち上げられた先はフォルさんの腕の中で。


「そんなに泣かなくても。ユーリちゃんに悪気が一切無かったのも反省してるのも全員分かってるから。今度からはユーリちゃん自身で報告して、周りに相談してから対処しよう。それだけでも違うからね」

「あい」


思わず半泣きになっていたら、フォルさんにそんなお言葉を頂いた。無理。優しさに泣きそうです。

いやこれ以上の迷惑は掛けられないから、意地でも泣かないけど。


ぐずぐずしている間に、フォルさんによる医療魔術による健康診断が進められ、笑顔で「問題なし」を頂く。


そのままリシューさんにパスされ、こちらも魔術による回路の診断。ホッとした表情で「問題なし」を頂いて漸く地面に下された。

う゛…凄い罪悪感。


「さて、じゃあユーリちゃんの魔術の基礎講義を始めようか」


なんて思っている間に、リシューさんが口を開いた。


「竜の長老達が外見通りに首を長くしてお待ちだよ」


そんな言葉と共に、ドラゴンの長い首がにゅっと視界に飛び込んでくる。

色とりどりの、長老達の首だった。

その勢いにリシューさんが少し追いやられてしまう。


〈おぉ、無事じゃの。良かった良かった〉

〈我々が無知なばかりに其方の命に関わる状態だったと聞いた。すまなかったのぅ〉

〈本当に大丈夫かの?〉

〈辛かったら塒に戻ってお休み。其方の健康が第一じゃ〉


心底心配してくれているのが分かる、申し訳なさそうな声。


「もう元気でしゅ。ドラゴンのおじいちゃま達も、ご心配おかけちまちた…」

〈〈〈〈孫よー!〉〉〉〉


ごめんなさいとありがとうを込めて、長老達の鼻先にムギュッと順番に抱き着くと、四頭揃ってお返しと言わんばかりにスリスリとペロペロが前後左右からやって来た。

微妙に巨体に埋もれる。

満員電車状態で、息苦しくてちょいとツライ。


「長老達、その辺で。埋もれちゃってますよ。ユーリちゃんは人型の幼子なんでうっかり牙が当たったら柔肌が傷付きますし、呼吸の確保も大事ですからね」

〈〈〈〈うっ!〉〉〉〉


取り敢えずされるがままでいると、苦笑したツェンさんが長老達にストップを掛けて助け出してくれた。


「子竜達には構い過ぎて早速嫌がられたからのぅ。構われ疲れてまたお眠じゃし」

「子竜誕生は八十年ぶりですから仕様がないですけどねぇ。とは言え長老達、程々に」

「こうして皆が笑えるのもユーリのおかげじゃな。…騎獣部隊隊長として、ユーリの助力に心から感謝する」


いつの間にか近くにいたヤハルさんも笑いつつ、それでいてしっかり頭を下げて来た。

それにツェンさんも続く。


「ヤハルたいちょ、ツェンしゃん、頭あげてー!」


これには慌てて二人に突撃すると、二人が目を丸くする。


「ボクが勝手にやった事でしゅ。お二人にもご迷惑をおかけしました」


でも、こっちが頭を下げる方だから。ちゃんとお詫びをせねば。

だと言うのに、二人揃って笑いだした。


「本当にしっかりした子じゃのぅ。こりゃ参った」

「さ、今度こそお勉強の時間かな」


あ、そうでした。リシューさん待たせてるわ。







騎獣部隊の二人はここで一度離席。

他の獣舎の様子を見てくるそうな。そりゃそうだ。

ここまでずっと付きっきりにさせて申し訳ない。


私はと言うと。何故かリシューさんとセリエルさん、シエルさんと一緒に長老達に奥の方へ連れていかれ。


フォルさんとルートヴィヒ少年は入口の近くで待機。

で、待ちぼうけルートヴィヒ少年とフォルさんはと言うと、ルートヴィヒ少年が亜空間から医学書を取り出してあれやこれやと話し始めた。

専門用語は聞いててもよく分かりません。はい。


一番奥では再度お昼寝中の子竜を足元に抱えたママさん達にも長老達のように心配され。


特にエスメリディアスの心配は凄まじく、言葉の確認だけでなく匂いの確認やら全身ペロペロされるわ、スリスリされるわ。

ミルレスティにも一緒にスンスン、ペロペロされ。


…………あれ、私、実はドラゴンだった?(錯乱)


で、ママさん達の一通りの確認が済んで漸く解放され、少し離れて待機してたリシューさんとセリエルさんの所でやっとこさお勉強開始。


『魔力切れ』の発現に至った魔大陸の歴史、その症状、予防の為の知識やもしもの場合の簡単な対処法などなど。

リシューさんが用意してきてくれた、使い込まれた講義用のフリップボードでサックリと説明されていく。


それに、私もだけどドラゴン達がメッチャ真剣に聞き入っている。

所々質問をしつつ、テキパキと講義は進み。


そこから派生して、正しい魔力の使い方講座。

正確には無理なく扱う為のトレーニング方法の紹介だったんだけど。

これに関しては、ドラゴンの長老達が〈我等もこれなら教えてやれるぞ!〉と張り切りだしたので、リシューさんが苦笑交じりに「では、お願いします」と伝えていた。


…物凄く、孫に構える機会を見つけてハッスルするおじいちゃん達の図だった。


「今回は差し込み講義だから、実践はまた今度。それこそドラゴンが付いているなら大丈夫だとは思うけど、念の為にオレかフォルがいるところでね」

「あい!」

「ん、良い子のお返事だね。…………普段は外警部隊の講義が多いから、こんなに揃ってちゃんと講義を聞いて貰ったのは久々だなぁ」


リシューさんが遠い目でそんな呟きを口にすると、セリエルさんとシエルさんに揃って肩ポンされてた。


ちょっぴり「脳筋」という単語が脳裏をよぎる。

でも、それは言わないお約束ですね。お口チャックしときます。




そして今度は講師がシエルさんにチェンジ。


「はい、じゃあユーリちゃんの光属性の防御術の講義を始めまーす」

「おねがいしまーしゅ」


シエルさんの緩いノリと軽い敬礼に、同じで返してみる。


「……そうだった。ユーリちゃん、超が付く素直な良い子だった」

「分かります」


シエルさんが左手で顔を覆いつつ呟くと、リシューさんが何故か同意してた。


「ゴホン。ではユーリちゃんに質問。まず、属性関係なく防御術とはズバリ何だと思う?」

「……結界?」


咳払いをして気を取り直したシエルさんが質問をしてきたので、咄嗟に思いついたモノを口にしてみる。


「おっと。いきなりそこを突いてくるのか」

「変でしゅか?」

「いや、大体は防御術…防御と言うとね、『盾』とか『鎧』って答える子が多いんだよ。まぁ、天界だと戦術訓練用に簡単な木の剣と盾を準備するからってのもあるんだけど。ユーリちゃんは何で『結界』だと思ったのかな?」


シエルさんが目を瞬かせつつも興味津々で更に聞いてくる。


そうか、防御と言うと身近な装備品から入るのが一般的なのか。


うーん、私はそう言う物が身近に無いから、昔プレイしたRPGの魔法とか本で読んだのイメージが大きいからかな。


それに、よくよく考えると結界の方が便利だと思うの。


「結界なら、一定の区域そのものを包めるでしゅ。自分も、相手も」


自分を囲って防ぐか、相手を閉じ込めるか。

その辺りの選択をできるのも戦術的に強みかなと思うんだけど。


「うーわ、実戦経験無くてその発想に行き付いてるのか」


そうか。これはイレギュラー的な考え方なのか。

でも、ま、いいでしょう。


「ボク、見習いでも北の魔王城の隊員でしゅ!」


なんて誤魔化してみるけど。

ただ、その為の手札が一切揃ってない状態なんですけどね!

ホント、あと二ヶ月で武力(そっち)方面をどうにかしなきゃいけないのが結構辛い所。


ちょこちょこ隙間時間でディルナンさんとかアルフ少年とかにナイフ術を教わってはいるけどね。うん。

まともに戦える気がしないとだけ言っておこう。


「セリエル様ー、これどうしましょう」

「……それが最初からできるのであれば、盾も鎧も容易い」

「了解です。じゃあ、ユーリちゃんにはまず光属性の魔力で幕を作ってもらおうかな。その前に、光属性の魔力の防御の特徴を教えてあげよう」


シエルさんがセリエルさんを振り返り、念の為と言った感じで確認を取ってから次へと進む。


「光属性の魔力は、基本五属性の火・風・土・水・雷に対して優位性がある。これは闇属性にも言える事だけど。でも、光属性だからこその特殊性もあるんだ。一つは速度。これに関しては他の追随を許さない。そして二つ目は吸収・透過・反射・散乱の四つの性質だといわれているよ」


光の性質の認識は私の知るモノと変わらないみたい。理科の授業を思い出すよね。


そんな説明をしつつシエルさんが両手に光属性の魔力を纏わせ、それを合掌する様にして合わせた次の瞬間にはその魔力が布の様に広がった。

キラキラと光の粒子を纏った、光沢感があると言うよりも布自体が光を放っているソレ。


…何かデジャヴ。

というか、さっき見た。

セリエルさんのでだけど。


「……“循環”は、結界の一つでしゅか?」

「お、良い質問。そう、光属性の魔力を循環させる為の空間をこういった幕で包み込んで独立させてるんだ。これも防御術の応用と言える。この幕が作れないと“循環”ができないから、天使族は基本的に習得してるね」


ふむふむ。

つまり今、シエルさんの手元にある光属性の魔力で作られた幕が防御術を扱う上で基本な訳で。

慣れるとセリエルさんみたいに予備動作なく作れる、と。


「さ、実際にやってみよう」

「あい」


…お返事したはいいけど、どう考えても光属性の魔力纏わせて合掌しただけじゃあんな幕できないよね?


モノは試しで光属性の魔力を手に纏わせて合掌。


……やっぱり何の変化もなし。そりゃそうだ。

分かってはいたけど、ちょっとガッカリ。


「治癒術ほどでは無くても、防御術も扱いは十分難しい。それに他の属性の結界とは性質が全く異なる分、身近に無いと感覚として掴みにくい筈だし。流石のユーリちゃんでも直ぐには出来なくても無理は無いなぁ。この幕で良ければ好きなだけ見たり触ったりして構わないから」


そんな私を見て、シエルさんがフォローしてくれるけど。

普通の天使族なら今ので出来るイメージが根本にあるって事だよね。

“循環”があるからそれだけ身近だろうし。


なら、同じ方法ではできない可能性の方が高い。

となると、まず私は大元となるイメージを作り上げないとだね。


幕って布の一種よね。

布と一言で言っても、綿、絹、麻、化繊など材質は様々。

あと光の性質を説明してくれたってことは、そのどれを取捨選択するかで人によって全く異なるモノができる訳だ?


そんな事を考えつつ、取り敢えずシエルさんの作成した幕を眺めつつ指でツンツンしてみる。

キラキラと目にその存在が映るのに、なんだか触ってるんだか触ってないんだか微妙な感触。

…透過と反射があるんだったら、これもある意味自由自在なのかしらん?


さて、どうしたもんか。

まずは幕の形を完成させてから、魔力のイメージを変えて捏ねくり回してみようか。


例えるならばパン生地みたいに基礎の配合を元にアレンジを加えて、自分好みのオリジナルを作る感じ?


私の頭で考えるのはここらが限界なので、ユーリ、いっきまーす。


まず、改めて両手に光属性の魔力を纏わせて。イメージは太陽光? 蛍光灯? いっそ両方か。


「え? ちょ、ユーリちゃん??」


で、合掌して合わせる。

布って事は縦糸と横糸のイメージか。光の形状って粒子と波だった筈。なら、少し波打ってた方が良いのかな?


で、耐久性のある布と言えば、帆布かな?

帆布って確か複数の糸を撚り合わせて織ってるから丈夫なのよね。


「いきなり応用して作成し始めるなんて、何でそんなとんでもない事してんだこの子」

「これは…ユーリちゃんがシエルさんとは違う独自の幕を作ろうとしてるって事ですか?」

「作り方もだし、そもそもあんな幕は今まで見た事ないっス」


鋭意製作中にシエルさんが唖然として呟けば、リシューさんが驚いていた。


「セリエル様」

「……やり方がよく分からなかったからこそ布そのものを思い浮かべて光属性の魔力で構成してるのだろう。無闇矢鱈に魔力を消耗せず現実的だ。暴走してる訳ではないし、そのまま完成まで放置でいい」

「オレのあれだけのヒントと現物触っただけでユーリちゃんの脳内は何を考え出しちゃったんです?」

「さてな。言った筈だ。我々の常識はこの子の常識ではないと」


何か大人三人が会話してるけど、ま、いっか。

セリエルさんが放置でいいって言ってるし。


これでベースは出来たから、あとは縦横交互に織り上げてっと。

よし、完成!


指でツンツンつついてみると、指先にしっかりとした感触が触れる。

帆布のイメージだから、形としてしっかりできてるのかも。

これなら物理的防御も反射の一種としてありかな?


でもこれだとここにあるって丸わかりだな。透過の割合を上げてみたら?

お。後でもちゃんと調整できた。よしよし。透明度も変えられる。


蛍光灯の方が透明度は調整しやすい気がする。でも丈夫さは太陽光の方?

…光を吸収すれば強度上げられるようにしておけば、昼間は心強いね。

うん、両方の掛け合わせにしておくのいいかも。


幕の状態から今度は形状変化を試してみる。

布状のまま手袋みたいにピッタリ手に纏わせてみたり、丸や四角に固めてみたり、掌の上に紙みたいにして立体に組み上げてみたり。これも思い通りに動くね。


やっぱりイメージがモノ言う感じだから、後で改めて色々と考えてみよう。そうしよう。

そうと決まれば、見て貰おう。

まずは元の幕に戻してっと。


「できまちた!」

「……セリエル様、これ、講義いります?」


意気揚々と右手を上げてシエルさんに宣言すると、シエルさんが頬を引きつらせながら笑っていた。


「基礎の確認と、今あるモノを見せて安全に使わせると言う意味では必要だ。とんでもない発想力で見たモノをすぐに応用してくるが、できるからこそ基礎を教わらずにそのまま基礎まるごとゴッソリ抜け落ちる可能性がある。それ故の危険性を我々が見落とす事態が既に発生している以上、基礎の確認は絶対だ。それに我々も新たな防御術として応用できる」


それにセリエルさんが答える中、リシューさんはシエルさんが作った幕と私の作った幕を触り比べていた。


「同じ光属性の魔力で作った筈なのに、こんなにも違うんだ」

「まだ変わりましゅよー」


興味深そうなリシューさんの前で、触感を薄くしてみたりキラキラに濃淡をつけてみたり。


「成程、ね。四つの性質の取捨選択により形状や質感の変化を生むのか」

「入れる材料()や性質の配合(組み合わせ)を変えると出来上がりが変わるんでしゅよ。作り手の個性が出るから、パン生地みたいでおもしろいでしゅ」


同じ材料でも産地が違えば味や香りが微妙に違う。

気温や湿度といった環境も食感や風味に影響するし。

レシピは同じでも、作り手の匙加減一つで出来上がりは異なるモノだ。

同じ生地でも形成の仕方一つで様々に変化させる事もできる。

全てを同じに揃えて作るって案外難しい。

つまりはそう言うこと。


私がイメージしやすい形で伝えると、大人三人が目を丸くする。


「光属性の魔力の防御術がまさかパンの作り方に擬えられるなんて。調理部隊の影響かぁ」

「その辺りは子供らしい発想だな」

「ユーリちゃんは研究者の素質もあるね」


取り敢えず、無事成功って事で。




その後はというと。


私の作った幕をシエルさんとセリエルさんが解析しつつ真似して作り。

結構頑張ってこねくり回したのに、アッサリ真似してた。

やっぱり二人揃ってぐう有能。


そして私が形や質感を自在に変えられるのを見ていたからか、シエルさんがそのままいくつか天界の光属性の防御術として確立している術のお手本を作ってくれて私が真似してみたり。


そのついでに注意点と言う名のやってはいけないことや限界の見極め方なんかをしっかり教わる。


シエルさんは天界では軍人みたいな職種にいたらしい。

だからか説明が戦闘職ならではの視点と言うか、ちょっと私にはイメージしにくいものがあった。

それを逆手に取って、シエルさんの説明から私が調理師の視点でちょっと形を変えて組み上げたモノをシエルさんとセリエルさんも作ってみたり。


見ていたリシューさんも真似できそうだと思ったモノをいつの間にか闇属性の魔力で組み上げたりと参加してて、私がそっちも真似したり。


その延長でリシューさんが闇属性の防御術の説明と共にお手本をいくつか作り上げ、セリエルさんとシエルさんと三人で光属性で似た防御術に組み上げたり。


遂には側でウズウズしながら見物していたドラゴンの長老達までもが我慢できなくなり。

知恵を貸し出すという形で参加し、嬉々としながら基本五属性の魔力を光属性や闇属性の魔力に組み込む方法を教えてくれたり。


そんな中々に内容が濃くて有意義な防御術の講義になりましたとさ。




何はともあれ、これで防御術の基本を手に入れた!


よーし、これからちょくちょく色々とイメージして捏ねくりまわすぞー!

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