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第4話 周りの人はもう戻らない

-------数日後

「おはよう、愛美ちゃん」

「おあようございましゅ。。。。。みなた。。。。。ミナは。。。。ミナさん。。。ふわぁ。。。。」

「愛美ちゃん、まだ脳が起きてないのね。。。。目覚めにココアなんてどうかしら?」


ミナは愛美のコップにココアを注ぎ

パンと一緒に食卓の上に置いた


「。。。。。。んみゅ、ありがとうございます」

「そういえば最近やけに暑いわね」


ミナは首に凍らせたタオルを自身と愛美の首に

かけながら天気予報を見た


「。。。。。37度!?死ぬわよ!?」

「うへぇ。。。。。最近はそんなことなかったのに」

「まだ7月じゃない、なんでこんなに。。。。。。天界でなにかあったのかしら?」


疑問に思う愛美にミナは説明した

天界には神様と天使と物や天気や季節の精霊がおり

精霊はそれぞれの役割

天使は精霊の序列が乱れないよう監視している

季節や天使の精霊が一人でも欠けると

地球全体の問題に関わるので

天使の役割が重大になっていくのだが。。。。


「この異常気象は精霊の一人が欠けた。。。。例えば春とか?」

「その線はあってるわね、今までは夏が来ても後ろで春の力で気温をうまく調整してたけどこの気温を見ると。。。。。。。」

---------------------------

-----------------

---------

「天使No.1011!」

「はい!」

「春子と子秋はどこに行った!?お前。。。。。監視を怠ったのか!?」

「いえ。。。。。。」

「ならなんで、春子と子秋が家にもいないんだ!?」

「。。。。。。。。」


天使10番は寝坊した春子を起こすために

春子の部屋に行った際に交わした会話を思い出していた


......................

..................

.............

「春子お前季節大精霊になっても寝坊してんの。。。。。かって何やってんだ?」

「。。。。。。。子秋ちゃん」

ヒュッ


天使10番が後ろを振り向くより先に

子秋が注射器を持ち出し天使10番の首に注射針を近づけた


「。。。。。。この光景を見られたさかいにはあんたに青い血ぃ入れる、どないなことかわかるのん?青い血はうちら精霊出す血、その血ぃ天使や他の人飲んだら記憶障害残ったり思い麻痺状態残ったり。。。。最悪喋ることできひんようになる」

「ま。。。。まて!」

「子秋ちゃんそこまでやらなくていいよ、でもね先生。。。。。このことを誰かに公言した場合」


-----------------私達は貴方の尊厳を破壊する


......................................................................

...................................

...................................

「。。。。。。私が家に行った時にはもういませんでした」

「お前の命は2回目だ、1011番を知っているだろう?あいつは今でも昏睡状態で。。。。それはなぜだかわかるか?私に楯突いたからだ、虹の処分をする私を」

「。。。。。。。。」

「あいつには定期的に青い血を入れてなるべく目覚めさせないようにしているその理由は」


大神は10の首を掴み

目を凝視した


「私の邪魔をするからだ、今の私の仕事は堕天の女を見つけナリドリアン様の努力の成果を見つけること。。。。。それには不都合なことが邪魔なのだ」

「。。。。。。あなたのやり方には異論を投じ得ません、天使に青い血を入れるなどやっては行けない禁忌を貴方はやっておられます!!今すぐ神の座を降りてください!!」


大神は10の首を絞めて持ち上げ

手をかざした

-----------------

----------

-----

「まなまな〜」

「梅子さんおはようございます」

「まなまなに〜プレゼント!!!!」


梅子は紙袋いっぱいのCDの中から一つのCDを取り出しケースを開けると

そこには券が入っていた


「あげりゅ!!!」

「。。。。。それってキュンキュンエトワールの握手券だよね?僕の前でライバルアイドルのグッズを渡すって喧嘩売ってんのかい?」

「ストロベリープリンセスちゃんに渡してないよ〜?見なければいいんじゃなーい?」

「それに。。。。。。そんな大量に買ってお金の無駄、まぁCDに握手券を入れた売り方をしているプロデューサーもどうかと思うけどね僕は」


苺は見たくないのか

後ろを向きながらぼそぼそつぶやいた


「プロデューサーもいないただのアイドルごっこ部活に言われたくないと思うよ、まなまな!これあげる!」

「これは。。。。。握手券ですか?」

「うん!これはね、ルビーサファイアちゃんって言うキュンキュンエトワールの中では人気のアイドルで握手券も倍率が高いんだよ」

「。。。。。。その大量のCDを買うためのお金はどこで手に入れたんだい?」

「パパ活!」

「。。。。。。。貢ぐ相手がホストから愛美に変わっただけじゃねえか!!!」


苺と渚がツッコミを入れた

あのあと梅子は

愛美に懐き愛美が選んだ服を着て

ポストに貢ぐことをやめると宣言した


「あ、黄色担当の子の握手券も余ってるから

誰か貰って?多分300円でも売れないと思うし」

「そんなに人気ねえのか?」

「。。。。。トパーズサファイアはファンの中ではただの置き物として扱われている、その理由はソロで歌えば緊張で吃音症が出てしまい

ソロで踊れば緊張で一歩も動けなくなる。。。。メンバーでのいじめもあるという噂だ、そんな人がなぜアイドルをやっているのかわからないがどうやら前のプロデューサーがその子の熱意に押されてデビュー入りさせたみたいで。。。。。まぁそのプロデューサーもやめたからあの子が辞めさせられるのも時間の問題だと思うけど」


渚はしばらく考え

梅子からトパーズサファイアの握手券を買った

渚はなんとなく次の依代のターゲットがその子になると予感していた


「じゃあ、明日駅に集合ね!」

「持ち物は元気な体と水分!!以上!!!」


梅子は愛美の頬にキスをして

歌唱部のドアを開けて去った


「。。。。。正気かい?」

「何がだ?さっきの梅子の行動か?俺が券を買ったことか?」

「券を買ったことだよ、ライバルのところに行くなんて報道陣に知られたら恥もいいところだよ」

「考えすぎだお前はよ、それに。。。。依代のターゲットになる予感がするんだ」

「そもそも君たちはなんで依代を回収してるんだい?」



渚は苺に依代を回収しないとその人が2度と起きない廃人になること

負のエネルギーが溜まった依代を何に使おうとしているか今の所不明だが依代を負の入れ物にしてるところを見ると。。。。。


「。。。。。。依代をジュース状にして誰かに飲ませる、それが君の親友かもしれないんだ?」

「俺たちはそれを阻止しなくちゃいけない、地球の未来のためにも。。。。。飛鳥のためにも」

---------------------------

-----------------

----------

「はぁ。。。。はぁ。。。。。出てこないでください。。。。貴方は私に約束したはずです。。。。私に体をゆるずと!!」

---※ ※-※-※ ※-※ ※※-- ※-- ※※※- ---※ ※※※- --※-※ ※-※-- ※-※ ※- 

「五月蝿い!貴方約束を破るんですか?まぁもう直ぐ貴方の生命が消えるので。。。。覚えてますか?あの悪魔のことを」

※-※ -※-※ ※--- ---※- -※--※ ※※-- 

「あの悪魔の首を持ってこさせるようにサタンに頼んだんで。。。。。くぅ!?抵抗しても無駄です」

※-- -※※※- ※-※-- 

「。。。。。。。まぁ、大人しく待っていてください」

---------------------------

----------------

---------

「はーい」

ガチャ

「。。。。。。。。」

「きゃああああ〜優里さ〜ん!!!!」


アストロメリアのインターホンが鳴り

江真が扉を開けると

血だらけのアシュメダイと後ろにはリュウがおぶられていた


「なんで私の前に2連続で血だらけの人物が現れるんだ!?」

「すみません、急を要する事態が起きましたのであらかじめ設定しておいた座標が、あなた方の施設の前でした」

「そんな状態でよく喋れますね。。。。。とりあえず治療しますから」

「あぁ、この血は返り血なのでご心配なさらず」


アシュメダイは事の経緯を短略して話した

東魔界。。。。自分たちの住む城にマソッソとサタンが殺意を持ちやってきた事

しかしリュウの治療のためにマサトとクレハがいたので3人で追い払った事

マソッソがアシュメダイを襲ったが

アシュメダイはマソッソの幻覚を物ともせず

逆に自身の力でマソッソを封じ

刃を向けた


「その時についた血なので」

「じゃあ亡くなった人は。。。。。」

「2名です」

「。。。。あの赤毛の男の人か」

「あの嬢みたいな服を着た女か?」

「違います、その2人は今後の対応を協議するために惑星協定委員会に行きました。。。。。。亡くなったのはマソッソとサタンの2人です」


アシュメダイはその後を話した

マソッソがアシュメダイとマサトの攻撃に敗れた後怒りで我を忘れたサタンがマサトを攻撃

しかしマサトとサタンでは力の差があり

サタンはマサトに敗れ光となって消えた


「じゃあ、ここに来る必要なかったのでは?」

「。。。。。マサト達が惑星協定委員会へ行った後タカミヤアスカの母と名乗る者がリュウ様がいる部屋に突撃してきて。。。。それに気づいたのが私1人で」

「まさか殺されてしまったの?」

「いえ、なんとか私が守り抜きましたが私も力を回復する時間が欲しかったので急遽ここにきたと言うわけです」


アシュメダイは寝ているリュウを地面にゆっくりと下ろした

そして優里にまとまったコインを渡した


「それを売れば数十億の値段になります、なので部屋を貸してください」

「いやいや!そんな畏まらなくてもタダでいいんだ。。。。。ただしばらくその王子サマをこっちに預けてくれないか?すぐ終わる」

「。。。。。。わかりました、貴方には悪い気は感じ取れないので安心します」


アシュメダイはリュウをゆっくり持ち上げ

優里に渡した

-------------------------

-----------------

-------

「まなまな〜こっちこっち〜!!」

「ほぉ〜東京ドームと同じ広さじゃね!?」

「騒がないで、私は品があるファンだと思われたいの」

「パパ活女が品があるだって?」

「あぁ!?」


愛美は渚と梅子を両手で押さえて

受付を済ませて

まず、キュンキュンエトワールのステージを見た

しかし黄色が歌おうとすると前に出る赤色

黄色がアピールをするとそれを阻止するかのように前に出て歌う青色

見ててあまり気分のいいものではなかった

そして、握手会会場についた愛美は梅子に連れられて長い列に行き

渚は全く人がいない黄色の列に行った


「。。。。。。よぉ」

「ほぇ!?あ。。。あああのあのあの。。。。

。。。ままちがいではな。。ななないでしょうか!?」

「おちつけ、深呼吸しろ」



トパーズサファイアは深呼吸をし

落ち着きを取り戻た

渚は事前に調べた通りに

元気になるような言葉をかけた

トパーズサファイアは泣いて喜び

渚を抱きしめた

しかしその様子を2人のアイドルは睨みながら見ていた

---------------------------

-----------------

「。。。。。。。この子は飛鳥ちゃじゃなくて雅って人にやられたんですよね?」

「いえ、たしかタカミヤアスカの母親だと聞いてます」


優里は飛鳥の母親というワードを聞いただけで険しい表情になりしばらく考えた後アシュメダイに打ち明けることにした


「。。。。。。あの女は自身の子供を自分の道具にしか思ってない、虐待をあの女から受けた飛鳥ちゃんを保護したこともあるしあの女から放火未遂の被害も受けたこともある、あの女はどっかおかしい」

「。。。。。。。マサト様から昔リュウ様がタカミヤミヤビを殺したのはその母親なんじゃないかと推測があったと昔報告を受けました、その件と照らし合わせて一つ矛盾が生まれます。。。。。なぜ、殺した母親と一緒にいるのでしょうか?」


優里はしばらく考え

いろんな考えを提示した

体が飛鳥だから雅の魂を殺したのちに飛鳥に何かしてもらう説

雅が必要で雅に何かしてもらう説

飛鳥も雅も利用した後に殺す説

しかしどの説も目的がわからなかった

そうこうしているうちにひまわりが治療室から出てきた


「終わったよ、けど。。。。。しばらく休ませる必要があるのと。。。。。。後遺症が残っちゃった」

「私がリュウ様の元に来るのが遅かったせいで。。。。。」

「どう言う後遺症なんだ?」

「あの子の体の中に封と記された紋章が臓器を縛ってたの、その。。。。縛られていた期間が長かったから脳に酸素が行き渡らなくて足の筋力に対する麻痺が残ってしまったみたいなの」

「一旦車椅子に乗せるか?」


向日葵は優里の言葉で治療室にいるリュウを車椅子に乗せようとした

しかし中からリュウの抵抗する声が聞こえてきた

その声は異常とも取れる声量で

普段のリュウはそんな声出さないと思った

アシュメダイはリュウの部屋に優里と共に入った


「暴れないで!」

「いやぁ!!!おっとぉはどこ!?ここはどこ!?」

「。。。。。。。何が起きてるんだ?」

「一時的な記憶障害だと思うけど。。。」

---------------------------

-----------------

----------

「今日から君達の新しいプロデューサーになった 

白子 煎餅だ」

「よろしくお願いしまぁ〜す!」

「。。。。。。さて、今後からの方針だが。。。。。。黄瀬 歌名、君は卒業だ」

「な。。ななんなんなんでですですです。。。か!?」

「お前はアイドルに向いてない、前のプロデューサーはお前を可愛がったが私は利益を重視する、利益を生み出さない君はいらないんだ」


煎餅はそれだけ言うと

2人のアイドルを連れて部屋を出た

その瞬間ルビーサファイアの口元が緩み動いた


「わ た し の か ち」


ルビーサファイアは不敵な笑みを浮かべながら

扉を閉めた

トパーズサファイア基黄瀬は

何が起きたのかわからずしばらくその場で呆然としていた

しかしその後携帯の着信が鳴り響いた



「はい。。。もしもし」

「○○病院のものですが。。。。。。お母様の容態が急変しまして」

「。。。。。。っ!?」

「持ってあと3日。。。」

............ ............ ............

............ ............ ............

............ ............ .......

「〜♪」

「歌名ちゃんはお歌が上手いわね〜」

「うん!わたしね、アイドルになってお母さんを元気にするの!」

「あら〜それは嬉しいわ〜」

「だからね。。。。だからね!元気になって欲しいの。。。。」

「歌名ちゃんのお歌を聞いてるだけでお母さん元気よ」

............ ............ ............

............ ............ ............

............ ............ ......

「だめ、約束守れなくなっちゃう。。。。。。私はまだ。。。。お母さんを元気にしてないのに。。。。。。私は。。。。。」

『助けてあげようか?』

「だだ。。。だ誰!?」

『落ち着いて、私は貴方を助けにきたの。。。。かわいそうにねあいつらは貴方の努力を知らない。。。。それどころか貴方を虐めている』

鏡の中から京子が現れたことに

歌名は驚いたが

優しく寄り添う京子を神様だと思い

自身の思いを打ち明けた

闘病中の母親のために歌を届けたい

そんな思いを聞いた京子は共感の意を表しながら負のエネルギーが溜まっていることに

憂いていたが正気に戻り

歌名の願いを聞いてあげることにした

歌名が活躍できるように

吃音症も治して

邪魔するものは全て消して

---------------------------

-----------------------

--------

「。。。。。。。。ということなんだ」

「記憶喪失ぅ!?どうすんだよ!?」


渚は握手会の帰り道緊急の電話を受け

アストロメリアに戻ったが

そこにいたのは半狂乱になったリュウと宥めているひまわりの姿と必死に考え込んでいる優里がいた


「えぇ。。。。なんだこの。。。。。なんだ?」

「また知らん人が1人増えた!!!!もう嫌や!!!おっとぉたすけて!!!!」

「渚!ちょっ。。。。。。向日葵無理だ!拘束具をもってこい!」

「だめだめだめ!!相手王様だよ!?拘束具なんてつけたら不敬罪もいいところだよ!」


渚はため息を吐き

自身の部屋から飛鳥の写真を持ってきてリュウの前においた


「こいつに見覚えあるか?」

「わぁ、可愛い子やなぁ〜。。。。。誰?」

「。。。。何も覚えてないのか?」

「うん、全く君もその子も」


渚はしばらく考えた後

深刻そうな顔で個室から出てきたアシュメダイと目が合った


「俺の見解だけどよ、どうやらフツーの記憶障害ではなさそうだぜ。。。。。。ただの記憶障害を起こしているんなら飛鳥の写真を見た瞬間に何か思い出すはず、でもあいつは飛鳥の顔を見ても俺の顔を見てもきょとんとした馬鹿面のままだった」

「やはり侵入して触れた時に何かをやられた可能性が。。。。。。」

「侵入したのは飛鳥の母親だよな?」

「そうですか。。。」


渚は嫌な記憶を思い出していた

かつて幼稚園生だった飛鳥に話しかけられていた出来事を

飛鳥と出会ったのは自身が幼稚園でジャングルジムを占領していた時だった

なっての渚はエリートばかりの幼稚園生の中にいて

友達もできずに孤独だった

だから暴力的なことで自分に注目させることしかできなかった

そんな渚を厳しく叱ってくれて優しく接してくれたのは飛鳥ただ1人だった

渚はそんな飛鳥が大好きだった

しかし

『○○県○○市のアパートで何者かによって放火されました、死亡者は高宮実(58)さん重症者は高宮飛鳥ちゃん(5歳)と高宮春香さん(18)です、警察は防犯カメラに映った逃げた女の姿を。。。。。』


嘘だと思いたかった

話によると重症なのは高宮春香で

全身火傷

飛鳥は。。。。意識不明の重体だった

優里や向日葵の目を盗んで1人で病院にいき

病室にいる飛鳥の元へ駆け寄った

飛鳥は1日だけ意識が戻らなかったが

渚が駆けつけた時には意識は戻っていた

安心したのも束の間

飛鳥は渚の顔を見て一言

「あなたはだぁれ?」

渚は飛鳥が記憶障害を起こしていると思い

幼稚園の思い出や先生を写真で見せた

ただの記憶障害なら脳のどこかに記憶があるはずだからきっと覚えているはず

しかしどの写真を見せても

どの思い出話を聞かせても

飛鳥の記憶が戻ることはなかった

接していくうちに渚はただの記憶障害じゃないことに気づいた

まるで。。。。。。誰かに記憶を消されたような


「。。。。。それが本当ならリュウ様はタカミヤアスカを完全に忘れたことになりますね」

「こいつが飛鳥の事を忘れたデメリットってなんかあるか?」

「飛鳥ちゃんが元に戻った時に悲しむだろ?」

「。。。。いや、高宮さんが元に戻った場合しばらくリュウと離れて精神を正常に戻す必要がある」


渚の後ろでいきなりやってきたマサトが呟き

リュウの額に手を当てた


「。。。。。。。おっとぉ?なんでわいここにいるん?」

「リュウの記憶は強大な魔力によって封じられていた。。。。。。。あの魔力はマザーの。。。」

---------------------------

-----------------

--------------

---------

次の日

渚は昨日の出来事ばかり考えていた

もし本当に記憶を封じる者がいたのなら

それはなんのために?そしてその人が飛鳥の母。。。。京子だったら何のために飛鳥をそばに置いているのか

考えすぎて渚はフラフラしていた


「おっはよー!」

「あ、梅子さんおはようございます」

「今週の土日に握手会があるから一緒に行こうと思ってはいこれ!」


梅子は愛美に握手券を出してきたが


「なんだよ、また買い取ってほしいのか?今度は何円だ?」

「は??買い取り?何言ってんの、この握手券は私とまなまな合わせて2枚しかないんだけど」

「だってお前が好きなのルビーサファイアってやつだろ?」


梅子はまるではぁ?と言わんばかりの表情で渚を見て

ため息をついた


「誰それ、別のアイドルと勘違いしてるんじゃないの?」

「は?なんで。。。。。ちょっとホームページを。。。。。なんだこれ!?」

「ホームページにいた他の子が。。。。。いなくなってます。。。。」

「何をおかしなこと言ってるのかな、まぁそんなまなまなも可愛いんだけれど」


異変に気がついた渚は握手券は余っていないかを梅子に確認した

しかし梅子は愛美と自分の2人分しかないといい渚を軽くあしらった


(。。。。。どうすんだよ、愛美1人で行かせるのは。。。。。しかも依代と鏡に閉じ込められた本体同時に見つけないと取り返しのつかないことになっちまう)

「ぎさ。。。。。なぎさ」

「あ?フェ。。。。わりぃちょっとおしっこ」


渚はトイレの方へ行き

先ほどから渚の耳たぶを引っ張ってるフェレナの話を聞いた

握手券を貰う方法はある

それは


「は!?」

「声がでかい!、あのオカマうさぎならそういう力持ってるでしょ?」

「ミナに頼むのかよ。。。。。。あいつ、後から「じゃ、クレープ美味しいの奢ってね」っていうから嫌なんだよここから美味しいクレープって都会に行かないとねえし」

「仕方がないでしょ、我慢しなさい」


渚は不満があるような感じで

ぶつぶつと文句を言っていたが

フェレナが隣の火災報知器のボタンを押そうと手を伸ばした瞬間渚がため息を吐いてフェレナを引っ込めた


「あのオカマうさぎの居場所知ってんの?」

「愛美の家に行けばいいんでねえの?」

「なら昼休みにちゃちゃっといっちゃいましょ」

---------------------------

-----------------

----------

「。。。。。。。。とりあえずリュウはここで待機しとけ」

「え、困ります」

「人が1人増えるだけや」

「。。。。。。。。うちの子供が魔族に強い憎悪を持っているので」

「。。。。。。マザーの計画書を見た時に一番最初の科目のところ「チキュウジンに我の因子を埋め込み我の意のままに操る実験を開始した 結果失敗」とあったが」


優里は腕を組みながら当時のことを思い出していた

悪魔祓いの人物と神父が息を切らしながら急にやってきて泣きながら手に抱かれていた子供を差し出した

その子供は何が起きたのか分からずずっと譫言のようにおとさんおかさんしんじゃったと呟くだけだった


「。。。。。。江真は悪魔に恐怖を抱いているんだ、あの時幼い江真の目の前で両親が醜いヘドロになったあの日から。。。。」

「。。。。。。なら、しょうがないですね私たちは帰りましょ」

「いいよ、ここにいても」


優里の後ろにある部屋から江真が出てきて

優里にそう言った

優里が反論しようとすると

向日葵が静かに止めた


「なにすんだよ」コソ

「江真ちゃん、前にもし魔族の子供を預かることになっても私ちゃんと仲良くできるよって言ってたんだんだ」

「。。。。。。。。。。」


優里はしばらく考え

向日葵と共に見守ることにした

--------------------------

---------------

------

「。。。。。。。。」

「。。。。。。。なんかいえよ」

「。。。。。。。。」


ミナは掃除を中断されたことに苛立ちを覚え

渚達を獲物を狩るような目で見ていた


「却下」

「なんでだよ!!!」

「。。。。。なんでんなこともわかんないの?この力は危険なの一回でも使うとこの世の理が削れてしまう恐ろしいものなのよ?それを貴方は易々と使おうとしてる」

「こっっっっまかいわねぇ!せっかく貴方の力なのに使わないなんて勿体無いじゃないの!?」

「。。。。。。。こんな化け物の能力あたしは欲しくなかったわよ!!!」


フェレナの言葉を聞いたミナは激しく声を荒げると強くドアを閉め

渚がどんなにインターホンを鳴らしても出てくることはなかった 


「おまえなぁ。。。。!!!」

「なんでそんなに嫌がるのよ意味がわかんない」

「あの力は無理やり入れられたも同然だ、マザーが生きてたらミナの中に入れた力を使って全惑星を手に入れる思惑だったみたいだし」

「んなの関係ないわよ、ある力は使わないと力を持ってる意味がないって言ってんの!!」


渚とフェレナの言い争いをミナは2階から窓越しに覗き込み深いため息を吐いた

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-----------------

----------

「まなまな〜こっちこっち〜」

「あ。。。。。梅子さん(渚さん結局来なかったのか、それに元気もなかったし何かあったのかな)」

「どーしたのーはやくいこーよー!」

「あ。。。。。。はーい」


愛美は後ろを気にしながらも梅子について行き

握手会場へ足を運んだ

その裏ではフェレナが渚の力を借りて

小窓から侵入し

楽屋のある道へ向かった

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-------------------------

---------

「今日は来てくれてありがとー!!!!」

「わぁぁぁぁ!!!!!」

「本当に1人なんだ。。。。。。。」


梅子は必死に黄色のペンライトを振っていた

愛美はペンライトなんて持ってないのでとりあえず腕を振りながら

ステージ付近に星の帽子を深く被っている

不審な人物を見ていた


(。。。。。。。渚さん?)

---------------------------

--------------------

----------

「ミナに頼れなくなった今俺たちはバレたらまずいことをしている、俺はステージホールで待機」

『そしてあたしは楽屋に入り込み依代の被害者を見つける。。。。。。。あんたにしちゃ完璧な作戦じゃない』

「後でミナに謝っとけよ、あいつ今まで見たことねえ顔でブチギレてたぞ」


渚の呆れた声にフェレナは生返事をして

通話を切った


「あ、ちょ!!。。。。。。どうすればいいんだよここから」

「じゃあ、次の歌いっくよ〜!!!」

「次の歌って。。。。。。。最後じゃねえか!!!!」

---------------------------

-------------------------

-----------------

ピンポーン

「何よ、次から次へ。。。。。。。あぁ、アレクじゃ無いのどうしたの?」

「。。。。。。今から荷物をまとめられますか?」

「理由は?」

「あー。。。。。。大魔王様のご命令らしいっす、バラバラになってるより1箇所に集まった方が何かあった時に探しやすいとのことなんす、部屋は用意できるとのことなんで」


ミナは考えたが先ほどのフェレナの反応を見るに思うところがありアレクに質問した


「貴方、もしこの世を覆す力が目の前にあるとしたら使う?」

「そりゃあもちろん!!。。。。。。。って前までの俺なら言っていたんすけど今はそんな力があっても結局は自分の力で叶えなければ意味がありません、だってそうでしょ?ゲームだってチートを使うと簡単に強くなれますが果たして簡単に強くなってその行動に意味ってありますか?って話ですよ」

「。。。。。。。貴方は違うわね、フェレナはそうじゃなかったけど」

「フェレナって渚ちゃんのところにいる妖精っすか?。。。。。。フェレナに何言われたんすか?」


ミナはフェレナに言われたことを話した

そして自分がどれだけ傷ついたのかを

隣に渚はいたが直接的な謝罪は受けてないと


「。。。。。。俺、渚ちゃんにはいつも舐められた態度取られてるんすけどこれに関してはちゃんと話し合ってみようと思ってます」

「。。。。。。ありがと」

---------------------------

-----------------

--------------

「ここに。。。。いた!」

『いたか?なんて書いてある!?』

「お母さんに歌をめいいっぱい届けてあげたいって願いと裏お願いが。。。。。。」


歌名は1曲また1曲と

歌い終わった

初めて吃音症に悩むことなく歌い終わることに

歌名は最高の気分になっていた

しかし次の曲はデュエット曲

歌名は過去に言われたことを思い出していた

それは母親の願い。。。。。。「歌名ちゃんが誰かと楽しく歌っているところを見たい」

病室では母親が目をゆっくり瞬きしながらテレビを見ていた

次がデュエット曲だと知っていたから

1人でも誰かが出てきて歌名と一緒に歌ってくれる

母親はそう信じて

一生懸命目を開けていた

しかしその思いとは裏腹に

歌名は自分をいじめたアイドル全員の存在を消してしまったので

誰かと歌うことは不可能だった

曲のイントロが終わり歌名は口にマイクを近づけ口を開いた


「これが。。。。。最後の曲です!」

(まずい。。。。。これを歌い終われば裏お願いが叶うことなく歌名さんは。。。)


その瞬間深くキャップを被った人物がステージに上がり本来別のアイドルが歌うはずだった歌詞を歌った

その光景に会場はざわつき梅子はその人物を見てつぶやいた


「。。。。。。あれ、まなまなの親友じゃない?」

「渚さん!?」


渚のあまりに無鉄砲な行動に愛美は止めようとしたが自然と歌い続ける渚にゆっくりと椅子に腰掛けた

その光景はまるでサプライズで出てきたような

自然な感じに見えたからだ

会場もサプライズだと察したのかざわつきをやめた

歌名は渚を見て

渚は歌名を見て

お互いが笑顔になり

最後のライブは終わりを迎えた

-------------------------

-----------------

-----------

「。。。。。。あ、来てくれたんですね」

「まぁな、それより大丈夫なのか?」

「。。。。。。。。お母さんは和かな笑顔で最期を迎えたとドクターさんは言っていました、最期も笑顔にできて私は満足です。。。。。と言えば嘘になります、私の心残りは全ての人間を消し去りそれをお母さんに打ち明けることが最後までできなかったんですから」


歌名は涙を流して

お母さんの大好きだった歌を口ずさんだ

その表情は苦痛と後悔に苛まれており

渚はただその光景を見ていることしかできなかった

-----------------

--------------

---------

「すまない!!」

「アレクに言われてきたの?それとも自分の意思で?」

「アレク?いや、終わってすぐにお前に謝らないとって思ってきたんだが」

「貴方って相変わらず普段の行動に似合わず常識人よね、お詫びのお菓子まで持ってきて。。。。。。気にしてないから別にいいわよ」


ミナは肩の力を落とし

渚をソファに座らせた


「。。。。。。で、あの子からの謝罪は?」

「あいつ、臍曲げて「なんで私が謝らないといけないの?」ってヘアピンの中に引っ込んでしまって」

「あの子らしいわね、シノブと違ってプライドが高い。。。。。。それよりもなにがあったの?アレクがこっちにきて欲しいって言ってたけど」


渚は昨日のことを伝えた

リュウがここにいること

記憶を封じることができる者がいたという事


「。。。。。。京子ちゃんでしょ?あの子の巫女としての力で他人の記憶を消したり封じたりできる」

「何で飛鳥の親はここまでやるんだ?飛鳥を悲しませたり他の者に危害を加えてまでやりたいことって何だよ!?」



半狂乱になる渚を宥めながら

ミナは京子の目的を聞くために

京子と一番近しい人物に話を聞くことになった


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