八千代ロード
「まずはメンバー集めに関してだけど条件はまだあるわ」
「八千代の条件厳しいな。それで他には?」
「後3つはね。1つはまぁ常識よね。使えるやつ。これは絶対ね。2つめは私と悪都の関係に口だしをしないやつ。そして3つめ。これも重要。生徒会室に入らないこと」
生徒会室に入らない?それはなかなかひどい条件だな。生徒会役員になるのに。
「でもそれじゃ報告とかはどうするんだ?」
「報告は私が生徒会室に入るまでに済ませること。こんなもん私のもとで働きたいなら常識よ」
なかなかヘビーな常識だな。
「ちなみにこれは悪都には入らないから。悪都は生徒会に入れてはあげるけど職的にいえば私を支えるような立ち位置だから生徒会室に入るのを許可するのよ。どう?嬉しいかしら?」
「そりゃ八千代の側に入れるのはめっちゃ嬉しいよ」
俺が素直なこと言うと八千代は何故か顔を隠して
「ふん!光栄に思いなさいよ!私のそばにいられるんだから!とりあえず今日の話はそれだけ!生徒会メンバー集めは明日の朝から!明日からは早めに学校に来るわよ!私が悪都を起こしに行くから!」
「え?それはダメだよ。八千代を起こしに行くのは俺の役目だよ!俺の唯一の仕事を取らないでよ!」
「ふふ。仕方ないわね。わかったわ。とりあえず今日の生徒会の仕事は悪都が来る前に終わらせたから今日は帰りましょうか」
八千代は机の上に置いてあるカバンを持って俺の手を握りながら一緒に生徒会室から出た。
校門に出ると朝同様すごい八千代ロードができている。
みんな部活とかしてないのか?そう思っていると部活をしていた俺の同級生らしき人が先輩に
「おい!一年ぼう!何をしている!八千代様のおかえりだ!部活を中断してこっちに来い!」
「え、八千代様のおかえりなんですか!分かりました!おい!行くぞ!」
先輩に呼ばれた二人組も八千代ロードに参加し、八千代には花をパラパラと俺には鋭い視線をまるで害虫を見るような目で俺を見る。八千代にうまくバレないように八千代が俺に視線を向けると皆笑顔になる。
こいつら器用な奴らよな。
「それじゃ悪都。みんな忙しいだろうから私達もはやく帰りましょう」
八千代は俺の手を握りながら一緒に校門から出た
俺と八千代が家の前に着くと八千代は
「それじゃ悪都。また明日ね」
「おう。八千代。また明日。起こしに行くからな」
俺と八千代はそれぞれ家に入ると俺はリビングで夜ご飯を食べ風呂に入ってから部屋に戻って明日の準備をしてから就寝した。




