廊下での揉め事
「ちょっとうるさいですよ。あなた達」
俺ときららが言い合いをしていると八千代が俺たちのまえに現れて親衛隊を連れながら俺の方に向かって歩いてきて
「隊長さん。調教器具1番をください」
「はは!どうぞ八千代様!」
親衛隊は懐から何かを八千代に渡す。八千代の手には短い棒のような鞭がばちんっ!ばちんっ!と音を立てた後に俺に向けて
「この浮気者ー!」
ばちんーっ!と俺の頬を鞭でビンタする。ちなみに素材は柔らかいらしいのであまり痛くはないが音はすごい。耳のいい俺からしたら下手すれば鼓膜が破けるかもしれない。けど八千代はこの道具は大丈夫だと言って俺が別の女と会話した際によくこれで俺の頬を叩いてくる。
「この!何回も!浮気して!私以外の女と喋るなってあれほど」
「な、なんでだよ。喋るくらいいいじゃないかよ!」
「だめよ!あんたは私のものなんだから私の許可なしに他の女と喋るのは禁止よ!何回言えばわかるの!この頭空っぽのバカ悪都!」
鞭がでばちんばちんと叩きながら俺に言う。まぁ頬も地味に痛いけどちょっと。やりすぎたら音がでかいから耳が痛いよ八千代。そろそろ叩くのやめてくれよ。
俺がやめてくれという視線で八千代を見つめると八千代は
「私は!悪都が!いい加減!覚えるように!痛みで覚えさせるまで叩くのをやめない!」
「じ、授業がはじまるよ!」
「私は別にうけなくても大丈夫だし悪都に関しては私がどうにかしてあげるから。さぁ!早く私以外の女性と学校では喋らないと!」
「き、教師は?女教師とも喋ったらだめなの?」
「プライベート以外なら許可します!」
八千代は鞭で俺の頬を叩きながら言う。
「な、何してるんですか!才川八千代!」
俺と八千代の言い合いに割り込んで俺を庇うきらら。
「才川八千代!あなた生徒会長なのに私の立候補は適当にあしらってこんなナンパやろーのことには構うんですか!」
「あ?ナンパ?そう。ナンパね。ふ、ふふ、ふふふ」
八千代は顔は笑っているがこうなんか表情が怖い。後鞭の威力増してるんだが。
「もう!私みたいな完璧な女に面倒見てもらってるのになんでナンパなんてバカなことするのー!」
「してないし俺は八千代以外の女は眼中にない!ただこいつがなんで生徒会に入りたいか聞こうとしただけだよ!」
俺が八千代以外の女に興味がないと言った瞬間八千代は鞭で叩くのをやめてきららに
「ふふふ。そうよね。悪都には私みたいな完璧な女がいるのに他の女にうつつを抜かすなんてありえないわよね」
八千代は笑いながら俺に言って肩をバンバンとまた鞭で叩いた。
地味に痛いからやめて欲しいんだけどな。




