14 思い出
【藤代くん視点】
藤代くん宅。
あー、昨日は楽しかったな。
白井さんとゲーセンに行ったり、本屋に行ったり。
まさか白井さんが音ゲーが上手いのと読むラノベのタイトルのクセが強いとは思っても見なかった。
でも、白井さんの私服姿可愛かったな……。
学校一の美少女と僕がデートできる日なんて二度とないかも知れないな。
すごくいい思い出になった。
またデートしてー!
あれ? そもそも何でデートすることになったんだっけ?
あ! 僕が誘ったんだ。
あの時は何であんなこと言っちゃったんだろ。
まー、結果オーライだったからいっか!
万一、白井さんに断られてたらすげー恥ずかしかったってことだよな。
よかったー! 断られなくて。
待てよ? てことは、もう一度白井さんを誘えばデートがまた出来るのか?
いやいや、そんなわけないよな。
昨日はもしかしたら夢だったかも知れないし。
ぽっぺをつねれば分かることさ。
「痛っー!」
夢じゃなかった。
【白井さん視点】
白井さん宅。
昨日はすごい楽しかったわ!
藤代くんとデートなんて、もう二度とないかも知れないわ!
私服姿もカッコよかったし、読むラノベのタイトルのクセはちょっと強かったかも知れないわね。
でも、藤代くんが読んでるなら私もちょっと気になるわ。
今度、買って読んでみようかしら。
そうすれば学校での話も広がって、もっと親睦を深めることができるわ!
私の読んでいるラノベも勧めてみようかしら。
きっとハマってくれるに違いないわ!
早く藤代くんと話がしたいわ。
隣の席なんて毎日が幸せすぎるもの!
デートも、もっと出来たら幸せなんだけどな……。
あれ? そもそも、どうしてデートすることになったのかしら。
あ! 藤代くんに誘われたんだわ。
あの時は動揺しすぎてて、緊張しちゃったけど。
今度は私が誘ってみようかしら。
いやいや、無理に決まってるわ。
恥ずかしすぎる!
藤代くんにまた誘われたら嬉しいのにな。
これが夢だったら残念だけど。
試しにほっぺでもつねってみようかしら。
「痛っー!」
夢じゃなかったわ!




