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11 意外と気まずくない

      【藤代くん視点】

 「お、おはよう」

 「あら、おはよう!」


 あれ? 意外と普通だ。

 これなら気まずくないかも。


 「昨日のことなんだけどさ」

 「昨日のこと?」


 もしかして、聞こえてなかったのか?

 これはこれでラッキーかもしれない。


 「やっぱり何でもない」

 「そう」


 ふー、危ない、危ない。

 でも、白井さんが気を使ってるだけかも知れない。

 やっぱりここははっきりいはないとダメだ!


 「白井さん、あの!」

 「何?」

 「今度、デート行きません?」

 「……ふぇ?」


 な、な、何言ってんだ僕。




      【白井さん視点】

 「お、おはよう」

 「あら、おはよう!」


 あら、意外と藤代くんが普通だわ。

 これなら気まずくないわね!


 「昨日のことなんだけどさ」

 「昨日のこと?」


 まさか私が昨日、好きって言ったことかしら!?

 やっぱり、聞かれてたのね!

 やばい、振られたらどうしよう……。


 「やっぱり何でもない」

 「そう」


 え!? 来ないの?

 期待しすぎちゃったわ。

 そうよ、あんなにかっこいい藤代くんが私に告るわけ……。


 「白井さん、あの!」


 来たー! 返事はいつでもいいわよ!


 「何?」

 「今度、デート行きません?」

 「……ふぇ?」


 で、で、デート!?

 藤代くんと私がデート!?

 嬉しすぎるわ!

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