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神殺し  作者: ゆー
2/2

「目覚めの広場」

風が顔に当たるのを感じ目を覚ます。


寝ている感覚からして下は硬い地面だな。

とりあえず家ではない。ならここはどこだ?


そのまま目を開けず頭の中で自分の状況を整理する。

学校が終わって莉音達と一緒に遊びにいこうとしてたんだ。それで交差点まで歩いていった所で、、そうだ。あの時俺はトラックに吹き飛ばされんだ。

気絶しようにも気絶できないほどのあの痛みは今思い出してもぞっとする。

意識があるという事は助かったのか?

とりあえずここがどこなのかを確かめないと。


目を開け、眩しい光に目をこすりながら周りを見渡しそこに広がる風景を見て絶句する。


「は?」


そこは交差点でも、病院でもなく全く見た事もない石畳が広がる大きな広場のような場所だった。


どこだよここ?

ここに来る前、あれだけ痛かった体も傷一つなく何事もなかったみたいに治ってる。

死んだ方がマシだとまで思えるまでのあの苦痛が嘘だったなんてとても思えない。


「目覚めたらどこかも分からない場所にいて傷も全てなくなっていると。疲れてんのかな、俺」



苦笑いをしながらもう一度周りを見渡した所でさっきは気付かなかったが、見慣れた制服の男女が3人横たわっているのに気付く。

その中にさっきまではぐれて場所が分からなくなっていた幼じみの顔を見つける。


「莉音!よかった、ちゃんと逃げれてたのか!寝てる場合じゃないんだ、起きてくれ」


肩を激しく揺すって無理やり起こすと、目が少しだけ開く。


「悟...?私なんでこんな所に..」


そこまで言った所で何かを思い出そうとするように頭に手をあてる。そして突然、目に涙を溜めて抱きついてくる。


「莉音!?急に何を!?」


突然の行動に声が裏返るが離れる事はなくさらに強く抱きしめてくる。


「良かった、良かった...!悟が死んじゃったかと思って怖かった。全然身動き取れなくて...悟が轢かれるのをただ見てるだけで何も出来なかった。良かった」


「大丈夫、俺はここにいるから。もう泣かなくていいから。落ち着いてくれ」


泣きじゃくる莉音を落ち着かせようとそのまま5分ぐらい必死になだめる。


でも莉音の言う通り確かに俺は轢かれたはずなんだ、なのに傷一つなく生きている。それに見えなかっただけで莉音達がいた方向の人混みにトラックは突っ込んでいったはず。あの状況で無事なんて事あるのか?この状況は何かがおかしい。


莉音の泣く声で眠っていた他の2人も意識が戻ったらしく、体を起こす。


「悟に...莉音か?それに何だこの場所?俺、死んだはずじゃ...?」


「交差点にいたはずなのに...ここどこなの?」


不思議そうな顔を浮かべながら秋斗と佳奈が起き上がってくる。


「秋斗!佳奈!みんな無事だったのか!」


今何が起きてるかは分からないが、とりあえず4人とも無事だ!あの地獄のような状況でみんな無事なんて奇跡としか言えない。


「そろそろ莉音離れてくれないか?もうかなり落ち着いたろ?」


俺の胸に顔を埋め泣いている莉音の肩を軽く叩く。


「ん、ごめん...。取り乱しちゃった」


涙を手で拭いながら莉音が顔をあげる。

いつもしっかりしている莉音がこんなになるなんて、よっぽど怖かったんだな。

今の状態だと分かってる事が少なすぎる。

やっぱ、、聞くしかないよなぁ。



「今何が起きているかは俺にも全くわからない。ここがどこで轢かれて死にかけるほどの重傷だったのに傷一つない理由も。

ただ...一つ確認なんだが『これ』はみんなにも見えてるのか?」


目覚めた最初から目の前に見えていたが出来るだけ考えないように、見えないようにしていた『これ』を指差す。

そこには、緑のゲージと青のゲージが2本、まるでゲームのHPゲージのような物がフワフワと浮いていた。




1週間に2話ずつぐらい投稿していけたらなぁ、と思います!

1話ずつの長さはどれぐらいにするかは、検討中なのでしばらく短かったり長かったりバラバラになったりすると思いますがご了承下さい。

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