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3章5 アマミ 喫茶イコイ 女性店員(6)
「皆さん、お話してもいいですか?」
福山雅治さん――に似ている人――が、刑事さんたちに、ここで何の打ち合わせをしていたのかを話し始めた。
「実は…私は、この喫茶店の店員、そちらの女性と関係があります…」
!?
え! 私!? 私と彼が、に、肉体関係!?
さっきの彼の手の感触、耳元の声がよみがえる。
私の心臓は高鳴り、全身の毛穴と言う毛穴が全開になった。熱い血液が体中を巡り、脳が張り裂けそうだ。今、食パンを耳に押し当てたら、絶対に耳の形に焼き跡がつく。吐く息はきっと100度を超えている…。
私は鼻を手で押さえた。鼻血が出そう…。
「…しかし、彼女は、こちらの男性とも関係があるようです…」
彼は、三浦春馬さん――に似ている人――を見た。
グハッ!
さっき、彼らは2人で手を握り合っていた。あの時、ボーイズラブと思ったけれど…、そ、その、ど真ん中に私が入り込んだ。
淡い、ピンク色の、いけない想像が頭に浮かぶ。彼らは上半身はだかになって、私を左右から抱きしめる…。
ああ…。
どうしたらいいの?
だめよ、だめ、だめ…。
気づいた時には、刑事さんたちは、帰ろうとしていた…。
あ、帰るのね…。
じゃあ、私は妄想の続きでも…。




