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第四章 22.剣神の後始末

 ミィーカが思うに、この状況は絶望的であった。


 今、この状況でハルトを助けに行けるのは私だけ。

 ネムは今、あの竜人二人を相手に一歩も引かない互角以上の戦いを繰り広げているし、救援は不可能だ。

 レイ兄とランドル師匠は回復しているとはいえ、まだ痛みは引いていないようだし、まだ動けないだろう。

 怯えて震えるオリヴィアは、残念ながら戦える状況では無い。


 ミィーカはカタカタと音が鳴る父の形見を握り、必死に立ち上がろうとする。


 ――私にもっと力があれば、私がもっと強ければ、私は今まで何をして来たんだ。


 弱い自分が恨めしい。

 私は力が欲しい。

 あいつの相棒みたいに……。


 右腕の痛みを堪えたハルトが、青い顔でこちらを見て、首を横に振る。

 その表情は死ぬ事への恐怖より、巻き込んでしまったという後悔がにじみ出ている気がした。


 ――お前は、なんで逃げないんだよ?


 初めにお前とネムが逃げてりゃ良かったんだ。

 カッコつけて、私たちなんかを助けようとするから……。


 ミィーカは、幼い頃の両親の記憶を思い出す。


 微笑みながら手を振る両親。

 教会で帰りを待つ自分。


 両親は返って来ないと知って居たのに、教会に来客が来るたび駆け出したあの日。


 泣き崩れて咳き込んだ時に、いつも助けてくれたエドワード大司祭の大きな手。


 ああ、そうか。

 ハルトのかけてくれる回復魔法は、エドワード大司祭様と同じ温かさなんだ。

 なんで気付かなかったんだろう?


 憧れだった人を守れなかった苦しみが彼女を襲う。


 また私は、助けられないのか?

 何で逃げないんだよ?


 臆病でばか、それがお前だろ?


 私は、あの時見てたんだ。

 あの日猿の魔物と戦ったお前は、恐怖であんなに震えていたじゃないか。

 オリヴィアがいつもお前の事を英雄だなんて言うけど、あり得ないんだよ。


 お前が英雄だなんてある訳ないだろ?

 私は信じないね。


 確かに強いみたいだけどさ。

 お前はそんなヤツじゃないんだ。


 いっつも自身なさげな顔を笑って誤魔化して、悪い事が起こると全て自分のせい。

 いい奴ぶって、みんなに何かを与えないと、自分は相手にしてもらえないと思ってる。


 教会ウチに来る時、お土産を大量に持ってくるのは『だから』なんだろ?


 そんなの、持ってこなくてもいいんだよ。

 みんなは……私は、お前に会いたいだけなんだ。


 お前は、ばかだから気付いてないだろうけどさ。


 冒険者になったのだって、訳があるんだろ?

 お前は魔物を殺すのも、人を殺すのも大嫌いだもんな。

 終わった後、もの凄く辛い顔して、それをばかな事で塗りつぶすんだ。


 私は、お前の事なら何だって分かっちゃうんだ。


 いつだって他人と巧く話せなくて、空想の中で造り上げた自分で誤魔化しちゃう。

 そのくせ本当の自分を見てもらいたいのに、そこから出て行くのが恐いんだ。


 私は、何だって分かるんだ。

 だって、私がそうだから。


 ――だってお前は、私に似てるから。


 ホントに、嫌になるくらい似てるんだ。


 お前の眼は、置いて行かれた私と同じ。

 家族を守れなかった私と同じなんだぜ?


 初めは何故だかエドワード大司祭様とお前が重なって見えた。


 でも違ったんだ。

 そんなお前だから私は……。


 私は助けにきてくれてすごく嬉しかったけど、本当は逃げてもらいたかったんだ。

 私じゃ、お前を守れないからさ。


 ミィーカは風の結界に拳を当てる。

 嫌な音がしたが、痛みなど伝わる事はなかった。




「あの黒猫を倒したら、次はお前らの番だからなぁ」


 竜人の一人が、悪魔にも似た風貌をさらに歪ませ、さも愉快そうに笑う。


 善なる種族、竜人。

 古き日に肉体を得て、『龍』となった最初の大精霊『龍皇』の血を引きし聖なる者達。


 絵画や書物で観た竜人は、皆優しく、美しく、竜となった姿は、まさに龍皇を思わせる神々しさであった。


 ……尊き血族。人類の導き手が、こんなまがい物だったなんて。


 皆が思ったであろう竜人の風貌にも訳があった。

 彼らは打ち捨てられた集団なのだ。

 龍皇は、己が生ませた人間の子を「竜人」と名付け可愛がったが、交配が進むにつれその愛情は薄れて行った。

 むしろ龍皇は、自身と似ても似つかなくなったその風貌に徐々に嫌悪感を抱いて行った。


 その内に、龍皇は竜人との交流を絶った。

 悲しいかな、それが龍皇の最後の優しさであった。


 彼らは、『捨てられた』という悲しみを振り払うようにある政策を始める。


「我々は決して人間族を見捨てず、空ろいやすい彼らを、『善の意思』によって統治する」


 それは、長命種族である彼らの孤独感と正義感、劣等感の隙間を埋めるには丁度良い快楽であり娯楽となって行った。


 彼らは、魔族からこう呼ばれいる。


 下位竜と変わらない生を貪る卑しい存在。


 人類の更なる『強欲種』と。


 魔族からも見透かされているように、彼らは最早自己顕示欲の塊でしか無い。

 劣等感を覆い隠す為の肥大させたプライドが、彼らの『最善たる正義』の行動理念でしか無かった。




 そして、いよいよ竜人がハルトの命を絶とうと、その腕をゆっくりと持ち上げる。


 まるで処刑だ。


 そうミィーカは思った。


 周りを見ると、ランドルも、レイもまた、悔しさに己の無力さに震えていた。


 ――ここは牢獄。


 ネムが皆を守る為に張ってくれた魔法の結界が、ミィーカには牢獄にも感じられた。


(……いや、違うな。初めから私たちは牢獄に居た。初めからこの世界は牢獄なんだ。力ある者はこの牢獄を蹴破れるが、弱い者は、その中で足掻くしかない。弱い者は全てを奪われ、嗤われる。……理不尽で、残酷なんだ)


 弱者として生まれたからには、全てを諦めて生きるしかない。

 もうここは、ハーフェル様が納めていた『理想世界』では無い。


 ……ここは、強者の為の『理想世界』


 ミィーカは、自分でも頭が変になったんじゃないかと思うぐらい、必死に何かを叫んだ。

 それはこの世界への怒りであり、否定であり、自己の弱さへの呪いの言葉にも似ていた。


 もしくはそれが、ハルトへの別れの言葉だったのかもしれないが、何を叫んだのかは、当のミィーカでも分からなかった。


 その時、ハルトが笑った。

 それは、今まで彼が見せた事の無い様な、昏い歓喜の嗤い。


 まるでミィーカの叫びに同調するように、ゆっくりと起き上がるハルト。

 その所作は洗練されており、誰の眼から見ても、まるでいつもの彼とは違っているように感じられた。


「風が心地良い。空気が美味い。……口の中が血腥いが、久しぶりの感覚という奴は堪らないな。――なんだ、アンデッドとなって永く滅びぬ身体を得たと思って居たが、何の事は無い。あれは目隠しをして居るのと変わらなかったんだな」


 そう言うと彼は、計算され尽くされた様な、一切隙の無い優雅な所作で一礼する。


 彼がした礼は、騎士が開戦の前に行う古式の礼。

 その礼は、自分の前に立ちはだかる勇敢なる相手に敬意を払い、己と相手に、これが実りある戦いであるよう願う感謝の礼である。


 だが、この男がする礼は、誰よりも洗練されているにも関わらず、相手に何も与えない。

 まるで、自分が全てを独占する気でいるような自信と確かな悪意を感じさせた。


「有難う、待って暮れて居たんだろう?君は俺と『正々堂々』戦いたいんだな」

「……貴様は何者だ?我が竜眼を持ってしても正体が掴めぬが、纏う雰囲気が別人だ」

「ほう、案外君は『武人』なんだな。――ならば名乗ろう。俺はシャムロック。もしくは散って往った者達の集合体。……『剣神』と呼んでくれ」

「な!?」

「フフッ、驚かせてしまったか?俺も出てくる気は無かったんだがな。これは出来の悪い馬鹿弟子の後始末だ。……悪いが、もう少しまって居てくれよ」


 そう言ってシャムロックは折れていた右腕を見つめる。

 そして、涼しい顔で折れた右腕を強引に元の位置に戻した。


 ゴキッという、鈍い音が辺りに響き渡った。


「……おいおい、この程度で痛がるな、男だろ?この身体は回復力が高いからな。骨が変な風に繋がっても困るじゃないか。――猫君、悪いがこっちへ来て、回復魔法をかけてくれないか?」


 ネムと戦って居る竜人二人の眼に向かい、投げナイフを投げつける。


「ふむ、良い武器だ。あの娘、歴代の『剣の巫女』の中でも最高の才を持っているようだな」


 その隙をついて、ネムはひらりと肩に飛び乗る。


「ハァハァハァ……あなたはだれ?……ハルトじゃないよね?ひょっとして、ニコラ?」

「いいや、あんな邪霊じゃないよ。猫君、俺はシャムロックと言うんだ。こんな馬鹿弟子を持つと、お互い苦労するな」


 先ほどの洗練された動きとは別人のように、少しだけおっかなびっくりネムの頭を撫でるシャムロック。


 その姿に、ネムも少しだけ敵意が和らぐ。


「……シャムロックさんって、あのシャムロックさん?」

「そうそう、あのシャムロックだよ」


 少し頭の上辺りを見つめ、首をかしげるネム。


「ふーん。……まぁ、いいや。ハルトを助けてくれたんだよね?ありがとう!……お兄ちゃんの座はゆずらないからね」

「ああ、大丈夫だよ。俺は『お兄ちゃん』になる気は無いからね」

「……じゃあいいよっ。……治療の波(ヒール・ウェーブ)。――どおかな?」

「うん、有難う。俺は魔力を込めるのが苦手でね。これでも馬鹿弟子の大事な身体だろ?助かったよ。……そっちは大丈夫そうかい?」

「うんっ!……あのヒトたちはやくてやんなっちゃうけど、あと少しでかたづくよ。ハルトを助けたいのに、ずっとじゃまされて、ムカムカしているんだっ!」

「そうかい。君は才能が有り、そして強いな。……うん、羨ましいよ」

「うんっ、ボクは強いよ。そうあろうとしているからね。……あなたもね?レオ……えっと、シャムロックさん!ハルトをよろしくね?」


 ネムの問いに、シャムロックは少しだけ嬉しそうに頷いた。




「さてと、お前達、向かって来ても良かったのに、何故来なかったんだ?……まさか、俺の名に臆したのか?」

「そんな訳あるかよぉ!……またコケオドシだろぉ!?分かってんだよぉ!」


 シャムロックの言葉が癇に障ったのか、猛然と攻撃を仕掛ける竜人。

 だが、シャムロックはその攻撃に避ける動作すらしない。


 そして、詰まらなさそうに独り言を繰り返す。


「……ふむ、何故この程度の攻撃が見切れないんだ。お前は、俺の全てを引き継いだんだろ?」


 竜人の攻撃が空を切る。


 焦る竜人は何度も何度も執拗に攻撃を仕掛けるが、シャムロックは何かを思い出したように悠然と歩き出す。


 竜人は、何故自分の攻撃が当たらないのか分からない様子だった。


 自分が攻撃した先に、シャムロックと名乗る男が居ない。

 只ゆっくり歩いているだけなのに、当てる事が出来ない。


 まるでそこに、実体が無いかのような錯覚を竜人に抱かせた。


「良いか?初めから相手の攻撃箇所が分かっているんだ。只単にそこに居なければ良いだけ。避ける必要など無いだろう。冷静になれば、お前にも出来るはずだ」


 最早竜人は眼中に無い。

 シャムロックはその視線の先に、ミィーカを見据えていた。


「やあ、小娘。先ほどの叫び、聞いていたぞ。良い眼をしているな。……その眼は、力を求める者の眼。世界の重さに押し潰されそうな者が、縋る時の目だ。……俺には解るよ」

「お前は何者だ?……シャムロックはハルトが倒したんだろ?何でお前が居るんだよ!」

「ああ、そうだとも。俺はこの男に倒されて……どうやら、変わってしまったようだ。今は、この男の中に間借りさせてもらっているよ。今の俺はな、何故だかその眼に弱いのさ」


 シャムロックは、普段のハルトとは似て見も似つかない鋭い眼光でミィーカを見つめる。


「強さに憧れ、男の様な言葉を使い、認められようと必死な小娘よ。俺は、お前の気持ちが痛いほど解る。……認められないのは悔しいだろう。上等な品物としか見られないのは辛いだろう。誰もお前を見てくれない。必死に叫んでも、お前の本質は誰も分かってくれない。違うか?」


 その眼は、オリヴィアに向き直る。


「――お前にも言っているんだ。人の悪意に、己の覚悟の脆弱さに絶望した騎士の小娘よ。……世界は理不尽で残酷だ。強さを求めて努力しても、才能のある者からすればお前たちの努力など塵屑同然、塵芥。まるで価値の無い代物だ。そうだろう?……辛いよな、苦しいよな」


 シャムロックはその質問の答えを待たず、左腕で逆手に柄を持つと器用に剣を抜き放つ。


 ――そのまま剣を回転させ、順手に持ち変えて、一閃。


 何てことない動作。

 何てことない速度。

 何てことない表情。


 そして、美しくも冷たい所作。


 シャムロックの後ろから攻撃を仕掛けようとしていた竜人の身体が、地面に落ちる。

 倒れた衝撃で、竜人は二つに分かれる。


「――ならば、剣を、武器を持て。俺に出来たんだ。君達にも出来るさ」


 シャムロックは、初めて優しく笑った。


「……今日は気分が良いから特別に『ある秘密』を教えよう」


 その視線は二人を見据え、もう一人の竜人の猛攻をまったく見ようともしない。

 そして唐突に、おどけるようにして二人を見つめながら優雅に礼をする。


 刹那、竜人の、まるで首を刈り取るような鋭い上段蹴りが、シャムロックの頭上をぬけた。


 ――ああ、やっぱりね。


 それは、白々しいほどに滑稽で、嫌らしいほどに予定調和。

 『この男には決して勝てない』

 まるで、その為の演出意図が見えてくるようだ。


 ミィーカは思った。

 先ほどまで牢獄だと感じて居たここは、『客席』であったのだと。


 オリヴィアは、ランドルは、レイは、思い出していた。


 ――埃に塗れた、ある英雄譚を。


 『騎士王の覚悟』

 それは最弱と蔑まれた男の、成り上がりの物語。

 艶めく漆黒の髪を後ろに束ね、ある時は男装の麗人として描かれ、ある時は美しき少年とも云われた、想像と史実の入り混じる、虚構と虚像の物語。


 その物語は実に簡単な物だ。

 弱き者が直向きに努力をし、強者達を打ち倒し、騎士王となる。

 それは星の数ほど存在する、それだけのお話し。


 この物語を読んだ後は、誰もがこう呟くだろう。


「現実は、そうはいかない」


 ――と。


 だが今日、この舞台を観た者は、確かに確信するだろう。

 今正に騎士王は、『剣神』と成りて少年の肉体に宿り、その身を持ってこう言ったのだ。


「君達にも出来る(努力は無駄では無い)。剣を持て」


 ――と。


 剣神が舞台の中心で、良く通る声で高らかに告げる、努力の果てに力を得た者の『ある秘密』。


 それは――


「――その実、剣術に『強さ』など不要なんだよ」


 物語の終わり、力を求め、不死の亡者にまで堕ちた騎士王の言葉。

 それはまるで、全ての弱者への福音であった。


「狂おしいほどに強さを求めよ。そして、狂気(どりょく)渇望(たんきゅう)の果てに、強さを捨てよ。……嗤えるよな。必死に手に入れようとした物が、結局は一番要らない物なのだから」


 竜人が何かを叫びながら武技を使う。

 その武技すら、シャムロックには遠く届かない。


 それは竜人が、主演の俳優に当てない様に、少し離れた場所を軽く薙いでいる様で、まるでお話にならなかった。


 ゆっくりとシャムロックは、竜人へ向け進んで行く。

 その歩幅は寸分の狂いもないほど正確で、舞台の上をまるで滑っているかの様だ。


「良いか?相手が強ければ、その分自分は力を込める必要が無い。相手が早く動けば、その分こちらはゆっくりと動けば良い。……まず良く切れて素直な剣を持ち、相手に当て、最小且つ最適の力で押すか引けば良い。――簡単だろう?」


 そう、客席に話しかけるシャムロック。


 その左腕が、あらぬ方向に剣を向ける。

 偶然通り掛った様に竜人が其処におり……「簡単に」竜人の右腕が宙を舞う。


 ――遅れて、血しぶきが舞う。


 その降り注ぐ血しぶきすら、シャムロックには一滴たりとも辿り着けないでいた。


「我々は弱いから道具を使うんだ。『弱者の剣』などと可笑しいよな。――強い者ほど陥りがちな勘違いだが、剣とは、武器とは、弱者が強者に立ち向かうための道具なのだよ」

「きっ、貴様が弱者を語るなぁ!この化物めぇ!!」


 この『舞台』で長らく聞こえなかった、竜人の台詞(ほんね)


「何を言う?貴様らが善たるは、正義たるは『強いから』だろう?」


 逃げようとする竜人の左腕が、両足が、ゆっくりと切り取られていく。

 血が忘れて居たかの様に、後から後から止めどなく流れた。


 ああ、そうか。

 これは現実なんだ。

 なんだ、竜人も私も生き物で、斬られれば、致命傷を負えば、みんな死ぬんだ。

 

 ……血は、赤いんだな。


 流れる血を見て、ミィーカは今更ながらそんな事を感じた。


「さて、武人殿。『私』との、『正々堂々』とした戦いは如何だったかな?……その怯えた雌の様な顔に、最早善なる種族の自負と武人の誇りは感じないが」


 泣き叫ぶ竜人の心臓に、シャムロックは剣を突き立てる。


「――これで仕舞いにしてやるか」


 血しぶきが天鵞絨(ヴェルヴェット)の幕と成って、風の結界に降り掛かる。


「……ふむ、実に詰まらん。こんな下らん事が、何故、昔の俺は楽しかったのだろう」


 小首を傾げるシャムロックを残し、唐突に舞台の幕が下りた。




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