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遅れてすいません!
今日は、2話投稿ます。
「え?勇者?なに、いってるんすか?はは!冗談、でしょ?ドッキリ大成功ってか」
リーダー格の男が言った言葉は、現実逃避の何者でもなかった。
こんな、大掛かりなドッキリなんて、僕らみたいな一般人にやっても意味ないだろ
「いえ、残念ながらこれが現実です。」
そう、ユウナ=クラーシスは申し訳なさそうに言った。
しかし、彼女の目の奥では‘めんどくせぇな’と言うことが、ありありと浮かんでいた。
その時の周りの反応は、二通りだった。
「ウオオオォォォォォォ!!ktkl!!」「俺Turrrrrrrrrrr!!」「俺の時代キター!!」
というテンションが上がって回りが見えなくなっているもの
「は?頭可笑しいんじゃね?いいから、早く元の世 界に返せ!!」「え?し、死亡フラグ?」「お母さん!!」
という目がだんだんと死んでいくもの
まあ、一言で言うとカオスな状況である。
その時、大きいわけではないが、凛として透き通った声が響いた。
「勇者様方」
周りはシーンと静まり返った。
「混乱も重々承知です。しかし、そのままでは説明をしようにもどうしようもありません。どうか、落ち着いていただければ幸いです。」
彼女は、そう困ったような笑みでいった。
「「「はい!すいませんでした!!!」」」
おぉう
揃ったな
おじちゃんびっくりしちゃったぞ(棒読み)
「では、王が皆さま方に食事を用意いたしていますので、食事をしながらでも説明いたしましょう。着いてきて下さい。」
彼女は、そう言ってそそくさと退出していった。
「あ、ちょ、ちょっと待って下さい!」
焦ったようにゆったリーダー格の男は、その場を急いで彼女の後を着いていった。
他のものも
「あ、ちょっ!俺も!!」「お、俺も」「あ、待ってくれよ」
といって、着いていった。
俺は、この状況を見て
金魚の糞みたいだ
と、思った。
◇◇◇◇
「勇者様方、ようこそ我が国によくぞ要らしてくださいました。皆心よりの感謝をもうしあげてます。」
目の前の脂ぎった典型的な王族、貴族ようなふ風貌のまるだんg……とと間違えた。王様が言った。
「少しばかりでは有りますが、どうぞお召し上がりください。」
まるだんg……あ、違う王様が言うと、周りのものは目を輝かせた。
「「「ウオオオォォォォォォ!!うっまそー!」」」
その光景に、まるだんg……もう、めんどくさい丸団子が目を細めてニヤリと笑っていた。