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復讐劇  作者: 朱乃
3/6

3

遅れてすいません!

今日は、2話投稿ます。

「え?勇者?なに、いってるんすか?はは!冗談、でしょ?ドッキリ大成功ってか」


リーダー格の男が言った言葉は、現実逃避の何者でもなかった。

こんな、大掛かりなドッキリなんて、僕らみたいな一般人にやっても意味ないだろ


「いえ、残念ながらこれが現実です。」


そう、ユウナ=クラーシスは申し訳なさそうに言った。

しかし、彼女の目の奥では‘めんどくせぇな’と言うことが、ありありと浮かんでいた。



その時の周りの反応は、二通りだった。



「ウオオオォォォォォォ!!ktkl!!」「俺Turrrrrrrrrrr!!」「俺の時代キター!!」

というテンションが上がって回りが見えなくなっているもの


「は?頭可笑しいんじゃね?いいから、早く元の世 界に返せ!!」「え?し、死亡フラグ?」「お母さん!!」

という目がだんだんと死んでいくもの



まあ、一言で言うとカオスな状況である。




その時、大きいわけではないが、凛として透き通った声が響いた。


「勇者様方」




周りはシーンと静まり返った。




「混乱も重々承知です。しかし、そのままでは説明をしようにもどうしようもありません。どうか、落ち着いていただければ幸いです。」


彼女は、そう困ったような笑みでいった。




「「「はい!すいませんでした!!!」」」



おぉう


揃ったな

おじちゃんびっくりしちゃったぞ(棒読み)



「では、王が皆さま方に食事を用意いたしていますので、食事をしながらでも説明いたしましょう。着いてきて下さい。」


彼女は、そう言ってそそくさと退出していった。



「あ、ちょ、ちょっと待って下さい!」


焦ったようにゆったリーダー格の男は、その場を急いで彼女の後を着いていった。

他のものも


「あ、ちょっ!俺も!!」「お、俺も」「あ、待ってくれよ」


といって、着いていった。




俺は、この状況を見て
















金魚の糞みたいだ


と、思った。






◇◇◇◇







「勇者様方、ようこそ我が国によくぞ要らしてくださいました。皆心よりの感謝をもうしあげてます。」



目の前の脂ぎった典型的な王族、貴族ようなふ風貌のまるだんg……とと間違えた。王様が言った。



「少しばかりでは有りますが、どうぞお召し上がりください。」


まるだんg……あ、違う王様が言うと、周りのものは目を輝かせた。



「「「ウオオオォォォォォォ!!うっまそー!」」」



その光景に、まるだんg……もう、めんどくさい丸団子が目を細めてニヤリと笑っていた。

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