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IDEAL―仮想理想世界― /Chapter-1「何でも屋《マスター・オーダー》」  作者: crow
Episode-2「邂逅《エンカウンター》」
36/69

Standby-3「『術師連合』の問題(V)」

 作者のcrowです(^_^)/


 今回の見どころを紹介したいと思います。


 今回は、「何、この子怖い!?」みたいな感想を抱いて頂ければ幸いです。


 勿論、新キャラ・デーモンちゃんに、です(*^。^*)


 

 さて、それでは本編をどうぞ。


――17時25分 事件発生から15分経過 地下通路 中層~下層


 青のロングコートで上半身から膝上付近までが覆われ、脚には黒のロングブーツ、髪は黒でショートカット、前髪が「ぱっつん」なのが特徴的な女性である。


 demonと遭遇してから共に階段を下っていると、keyが声を潜めて尋ねた。


「ちょっと、タスク。あの人、何で怒ってるの?」


「『ああ、アレか? 気にするな、アイツは常にアレだから』」


 keyに限らず初見の人は大抵、demonが怒っている様に感じる。それはdemon自身の口調が抑揚のない機械的且つ事務的なもの(片言ではない)である事と、それを裏付ける様なアバターの顔、特にジト目(空色の瞳は綺麗なのだが)が原因である。


「それで君はどんな用事で地下へ行くんだい?」


「ウチのスタッフが、やられたから、迎えに行く」


「そうか、それは災難だったね。こっちはクラッシュとナルのケンカを見物していた鍵屋くんの友人が攻撃に巻き込まれて死んでしまってね」


「そう。私、あの2人、苦手。鍵屋さん(?) も、災難。可哀想」


「へ? ああ、そうなの。まだ始めて数時間足らずなのにトラブルばっかで~」


(大半は自分から首突っ込んでるんだけどな……)


「『それより、デーモン。お前、嘘、吐いてないか?』」


 taskの言葉に3人は黙り込んだ。それを見越して、taskは言葉を続けた。


「『4大カンパニーのボスが、たかがスタッフが死んだ程度で出向く訳がないだろ? お前のところのカンパニーが少し特殊なのを差し引いたとしても、何か起きたと考えるのが普通だ』」


「タスクは――鋭い。でも、これは、『術師連合(ウチ)』の問題。タスクの助力は、まだ求めてない」


 静かに、しかし確実に両者の間に不穏な空気が漂っていた。それを察してか、keyはtaskではなく、bitに質問した。


「ビットさん、デーモンさんのところのカンパニーが少し特殊ってどういう意味ですか?」


「ふむ、そうだね……パーティーを組んだ時に後衛の方が生き残る確率が高いのは分かるかな?」


「前衛っていう壁があるので敵の攻撃は後ろまで届き難いですからね。そのくらいはゲームの知識がなくても常識的に分かりますよ」


「そう、その後衛を派遣するのがデーモンくんのカンパニーの仕事さ」


「へー、そういう稼ぎ方もあるんですね。それで、それのどこが特殊なんですか? リアルでいうところの派遣会社ですよね?」


「じゃあ、もし鍵屋くんが派遣されたとして、一般的にミッションクリアの報酬はそれを受け取る時に居るメンバーで分配(システム的ではなくネチケット的に)するんだけど、生き残る確率の高い後衛と敵と直接相対する前衛ではリスクが違い過ぎてズルいとなったとする」


「確かに。でも、嫌なら呼ばなければいいんじゃない?」


「その通り。だけどね、後衛は何も回復だけがメインという訳ではないからね。サポートも居れば、ブックでガンガン攻撃するタイプも居る。だから、後衛が居るのと、居ないのとでは戦闘時の安定感がまるで違うんだよ」


「じゃあ、しょうがないから呼ぶしかないし、報酬も分配するしかないでしょ」


「そこで、ある者はこう考えたんだ。


――ミッション中、後衛は必要だが、報酬を受け取る時には不要。じゃあ、クリアと同時にキルすればいい、と。


 元々、後衛は物理攻撃に対する耐性が低いから後衛に居るんだ。同レベルの前衛から不意の攻撃を受ければ一溜まりもない程に脆い」


「ひどい……助けてもらっておいて」


「だから、彼等も言うんだ。ここまで後衛が生きていたのは前衛じぶん達が居たからだ、と」


 今まで静かに聞いていたdemonがその後を引き継いで語った。


「だから、私は強くなった。そんな事をする奴等から、仲間(スタッフ)全員を護れる様に」


「『具体的には、完全報復制度を制定し実際に行ったんだ。さっきみたいな事をしたら、『術師連合』からキルされたスッタフより更に上位のスタッフが報復にくる、ってな』」


「以来、そんな事をする者は影を潜めたと聞くね」



 ここまで読んで頂きありがとうございますm(_ _)m



 デーモンちゃんの異常さ(?)ぶりは如何だったでしょうか?


 まあ、正確にはデーモンちゃんがおかしいのではなく、このゲーム世界の実情ですけどね。


 ※注意※


 作者はMMOをプレイした事がないのでほとんど想像と現存ゲーム等の知識で書いています。


 さて、あとがきもこの辺りで、最後に(またまた)重要なお知らせです。



【※重要なお知らせ※】


 マジメにあとがきで書くネタがなくなりました!


 という事で、前々々回に引き続き皆さまから「こういうところはどういう仕様なのか」、「このゲーム(MMO)にはこういう仕様があるけど」等のご意見・ご感想を募集します!(^^)!


 あとがきのネタでなく、純粋な感想・批評でも構いませんよ~(^^)



 そんな訳で、次回の投稿は2014年11月04日午前9時頃を予定しています。


 それでは、次話も是非読んで下さい(^_^)/


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