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IDEAL―仮想理想世界― /Chapter-1「何でも屋《マスター・オーダー》」  作者: crow
Episode-2「邂逅《エンカウンター》」
27/69

Runtime-1「交渉決裂(V)」


 作者のcrowです(^_^)/


 全く忙しさの変わらない今日この頃(-_-;)


 Episode-3も書けないまま、それでもEpisode-2の更新だけは延期しない様に何とか保っています。


 まあ、そんな私事はさて置き、今回の見どころを紹介したいと思います。


 今回の見どころは大きく分けて2つですね。


 1つ目は、Boot-2で登場した3名の正体が明かされます。


 2つ目は、この分割の最後(終り方)ですね。



 それでは本編をどうぞ。


――『天樹』 広場 中央 16時45分頃


「ああ、大丈夫。ただの麻痺弾だから、逃げない様に念のために、ね」


「っ……!?」


「どうして、街中で武装しているのか、と言いたげだね?」


 keyの内心を読む様に黒ローブが言った。言い当てられたkeyが言葉に詰まると、初老貴族がその会話に加わった。


「勿論、タダでは教えられないがね」


 完全にこの場の主導権を握った来訪者もとい襲撃者達は陽気だった。


 そして、2人に続いて少年の方も軽い調子で物騒な事を尋ねた。


「ねえ、コレ、キルしてイイの~?」


 そう言って、大弓の弦を絞った。


「ダメだよ。情報を引き出すのが先だからね」


「ちぇっ、じゃあ、任せたよ~」


 黒ローブに制され、少年はふて腐れる様に攻撃をキャンセルした。


「情報? 私達は何にも知らないわよ!」


 この状況下でもkeyは強気な姿勢を崩さなかった。


「いいや、君は知っているだろう? 奴は今どこに居るんだい?」


(コイツ等の狙いはタスク……!?)


「ココには居ないわ!」


「嘘だね。わざわざ、君を助けたんだ。それなりの理由があったはず、そんな君を彼が簡単に手放す訳がない」


 黒ローブは全てを見通している様に断言した。


「どうせ、何かあったら呼ぶ様に言われているんだろ? 早く呼ぶといい。お友達を地下送りにされたくなければね」


(くっ、どっちを選べばいいの……!?)


 taskを売れば自分たちが助かるかもしれない道と、みんなで仲良くキルされる道。


 keyが葛藤していると、男達の後ろに突如、吹き出しが現れた。


「『呼ばれなくても、もう来てる』」


「タ……何でも屋さん!」


 襲撃者達はtaskに背を向けたまま会話を進めた。


「『武器を消せ』」


「おやおや、盗み聞きとは悪趣味だね」


「『どっちが、だ』」


「……それより、どうして分かったのかな?」


「『この辺だけ、黄色のアバターが多過ぎだろ』」


 taskの言う通り人払いの為に、広場の中は少年の手下達で満たされていた。


(だから誰も武器を見ても騒がなかったんだ……!)


「『人質を解放しろ』」


「ふん、元より交渉の為の人質、君が逃げない為のな」


 taskの言葉に反応したのは黒ローブではなく初老貴族だった。


 その威厳ある低い声音で威圧されたが、此処が仮想故か、もしくは護る対象がkeyだからかは定かではないが、taskの要求は一切変わらなかった。


「『俺は逃げない。早く人質を解放しろ』」


 間髪を入れずに返されたその言葉をtaskの真意と判断し、黒ローブは2人に命令した。


「分かった、いいだろう。シェル、スプーフ。武器をしまうんだ」


「……了承した」


「えぇ、詰まんないなぁ~」


 2人は渋々、武器を消すとtaskの方へ向き直った。


「『魑魅魍魎一座のスプーフに、融資金庫のシェルか。錚々《そうそう》たるメンバーだな』」


 2人に続き、黒ローブもtaskの方を向くが、未だに回転銃はkeyを捉えたままだった。


「『そして、首謀者は――(仮)平和協会のサイレントバンカー、お前か』」


 黒ローブはフードを解除はずし、その顔を晒した。


 くすんだ金色をしたセミロングの髪、目鼻立ちの整った端正な顔立ち、人目を引く闇の様に黒い瞳、端のつり上がった閉じた口、それらによって生み出される薄笑いした顔がtaskには不快だった。


「ふふっ、自己紹介の必要はなさそうだね。じゃあ、本題に入ろうか」


「『その前に、その銃をしまえ』」


「それは君次第だよ」


 どちらも全く引き下がる気はなかった。


 数秒間の静寂、その沈黙を破ったのはtaskだった。


「『もういい。交渉決裂だ』」


「そうだね。じゃあ、この子には地下に行ってもらおうか」


「『やってみろ、その前にお前を殺す』」


 両者とも嘘偽りない本気だった。




 ここまで読んで頂きありがとうございますm(_ _)m


 さて、keyとkey'sフレンズの命運は如何に……って感じで終わりましたが、次の分割のラストの方が意外性では相当勝っているかと思いますのでお楽しみに(^_^)/


 感想はいつでも受け付けておりますので、読み途中(今Episode-1のBoot-2を読んでますなどでも全然OKです)でも構いませんので、その時点での感想を頂ければ今後の参考にしますので是非、お気軽に残していって下さいm(_ _)m


 正直なところ、特に感想もなく、人の入りも減りつつあるので不安しかありません(>_<)


 それでも、Episode-2は中盤(Restart辺り)からコメディーな展開に挑戦しましたので楽しんで頂ければとりあえず作者的には成功です。




 さて、今回のあとがきはこの辺りで終わりにします。


 次の投稿は2014年9月02日午前9時頃を予定しています。


 それでは、次話も是非読んで下さい(^_^)/


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