Standby-2「帰れ(V)」
作者の(ry ←最近覚えたネットスラング
あとがきは2分割合併しましたがまえがきでは見どころを書くので省けません。
さて、わざわざ省かなかったまえがきで伝えたかったこの話の見どころは、新キャラの性格(属性と言ってもいいのかな)と、たぶんみなさん知っていると思いますが今話(Episode-1)のタイトルについて一部触れる所があります。
はい、今回の見どころはざっとこんな感じです。
あ、それとあとがきは本編のネタバレを含むので本編を読む前に読まない事を推奨します(>_<)
それでは、本編の方をどうぞ(^_^)/
――『何でも屋』 店内 16時10分頃
「『それで何の用だ、クッキー』」
その問いにcookieは即答した。
「別に、特に用はないよ~」
「『じゃあ、帰れ』」
「特に用がないから会いに来たんですけど~」
「『冷やかしなら結構。今日はもう間に合ってる』」
「じゃ、何か買っててあげるよ~?」
「『いらっしゃいませ、どうぞごゆっくりご覧下さい……とでも言うと思ったか? その手にはもう引っ掛からん』」
「えぇ、イジワル。もっとクッキーと遊んでくれてもいいじゃん」
「『だから今日はもう先客が居ると言っているだろう』」
taskがそう返すと、cookieはkeyへと身体の向きを変えた。そして、おもむろに近づき、keyの後ろに回った。
taskは嫌な予感がし、制止の言葉をかけようとしたが、それよりも早くcookieは告げた。
「じゃあさ、タス君はこの娘が消えたらクッキーと遊んでくれるの~?」
keyの陰から覗く様にcookieはtaskを見た。
taskにはその大きくて青い輝く瞳が本気なのかどうか分からず、とても不気味に思えた。
そして、いつの間にか巻き込まれたkeyも自らの立場を理解しているので下手に騒がなかった。
(taskさんの知り合いなら、この人も街中で武装できるのかもしれない……)
勿論、keyにそんな事はできない。つまり、keyがどんな抵抗したとしても一方的に殺られる可能性しかない。
だからと言って、さっき会ったばかりのtaskがkeyを助ける保障もない。
acceleratorの1件は気紛れで助けたに過ぎないかもしれない。
そのため現状ではtaskの立ち位置が1番分からなかった。
そんな三竦みの沈黙を破ったのは、唯一この場で発言権を与えられていたtaskだった。
「『笑えない冗談は止めろ、クッキー。それに、俺は何ともないがお前はPKPが相当響くだろ』」
cookieはtaskの言葉を読み終えると、納得した様にkeyとtaskの間に出た。
「そっか、PKPなんてすっかり忘れてたよ~」
keyは自身に迫った危機が去った事を理解し、画面越しに胸を撫で下ろしていた。そして、聞き慣れない言葉に疑問を抱いていた。
「『PKP、通称・プレイヤー・キル・ペナルティー。このゲームではプレイヤーがプレイヤーを殺すと罰則が与えられる。その内容は、知名度の低下。そうなると中集団における人数の上限が減少する』」
「えっ、でも確か中集団って上限なしじゃ……」
「知名度はいくらでも上がるからね~」
「『実質、上限はない。というよりは、まだ誰も知名度をカンストした事がない為、不明』」
ふと、keyに疑問が浮かんだ。
「えっと、それで知名度とクッキーさんに一体どんな関係が?」
taskが説明しようとすると、cookieがそれを制した。
「いいよ、タス君。私が教えてあげるよ、幸運乙女ちゃん♪」
どういう風の吹き回しか、つい先程までkeyを敵対視していたcookieが、keyの疑問に快く応じた。そして、あろう事か変なあだ名まで付けた。
keyは違和感が募る一方だったが、taskは長い付き合いからcookieの性格を熟知しているので、cookieの目的が変更された事は容易に察しがついた。
「『殺せないのなら、用事をさっさと済ませて帰ってもらうって魂胆か?』」
「流石、タス君♪ 私の事、よく分かってる~♪」
ただそれを言う為だけにアバターの向きを反転させるあたり、cookieの中でtaskという存在の大きさがよく分かる。
それは両者とも初対面のkeyでさえも当然分かる事柄だった。
「さあ、さっさと済まそう。タス君と遊ぶ時間が減っちゃうし~」
(あー、何か面倒な事になってきたなあ……)
しかし、この微妙に修羅場な状況は突然終わる事となる。
ここまで読んで頂きありがとうございますm(_ _)m
cookieちゃんのヤンデレぶりはいかがだったでしょうか?
前作の『木花開耶物語』でもヤンデレっぽいキャラ(八千矛)など居りましたが、、、
何でしょうか、そういうキャラの方が書き易いと言いますか、動かしていて楽しいと言いますか。まあ、あまり重度なのはコメディーにし辛いので割と軽微な症状の方を思い描いています。
あ、ちなみにcookieは次回の分割以降1章での登場予定はありません、残念。ついでにacceleratorもないかなあ。
次回予告もこの辺りにして、今回のあとがきでは特にネタが無いのと作者多忙なため、今回のあとがきはこの辺で終わりにしたいと思います。
前の分割でも書きましたが一応、次話の投稿は2014年7月15日午前9時頃を予定しています。
それでは、次話も是非読んで下さい(^_^)/




