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IDEAL―仮想理想世界― /Chapter-1「何でも屋《マスター・オーダー》」  作者: crow
Episode-1「幸運乙女《マスコット・メーデン》」
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Install-1「裏依頼《ブラックオーダー》(R)」

 作者のcrowです。はじめまして、これからよろしくお願いしますm(_ _)m


 今後、前書きは書いたり書かなかったりしますが、書く内容としては極力ネタバレしない様に話の見どころなど書ければなあと思っています(^_^;)


 ちなみに今回の見どころは……某掲示板のクオリティですかね……。

――……


 有り触れた幸せの中に居た。


 両親が居て、親友が居て、友達が居て、毎日が楽しくて――そんな明るい普通の生活を。



――2XX4年 7月 22日 木曜日 とある一室


「――があります……新着メールがあります」


 無機質な人工音声で目を覚ますと、そこは見知った自室の中だった。


(夢、か……)


 寝()け眼を擦り、机に向かう。


 机には3台のモニターがあり、それぞれ別々のものを映している。その内、右側のモニターが連絡用であり、それを操作してメールを確認する。


「また、裏依頼か」



――受信メール


 度々すまないね、『何でも屋』さん。


 今回の依頼内容も君なら既に知っているかもしれないけれど、一応伝えておくよ。


 知っての通り、今日の0時にアップデートは終了し、新エリアが追加された。そして、その最奥には当然、新たな道閉者ブロッカーも居る。もう攻略掲示板を見たかもしれないけれど、その難易度は尋常ではない。


 まあ、いつもの事さ。運営は難易度を変える気はない。誰かが攻略するまで、新領地はお預けとなってしまった。


 でもね、私はこのゲーム最大の魅力は道閉者の討伐ではないと思っているんだよ――……



「あー、もう。いつも、いつも長いメール送ってきやがって」


 連絡用モニターから目を離し、左側のモニターへと操作を切り替えた。そこに映し出されていたのはある掲示板だった。



――登録者専用掲示板 スレッド「雨龍攻略1(444)」


1. 名無しの冒険家:2XX4/07/22(木)03:11:42 ID:-


雨龍うりゅう攻略が異常な件について


74. 名無しの冒険家:2XX4/07/22(木)03:13:09 ID:-


>>1 に激しく同意


125. 名無しの冒険家:2XX4/07/22(木)03:14:15 ID:-


お前らがザコ杉www


187. 名無しの冒険家:2XX4/07/22(木)03:15:51 ID:-


>>125 結論でたな


249. 名無しの冒険家:2XX4/07/22(木)03:17:41 ID:-


>>125

>>187


お前らが攻略してから言え


321. 名無しの冒険家:2XX4/07/22(木)03:18:05 ID:-


で、どんだけムズいの??


343. 名無しの冒険家:2XX4/07/22(木)03:19:05 ID:-


>>321

推奨LV450以上だな

もち、パーティーのな

ソロとか論外


344. 名無しの冒険家:2XX4/07/22(木)03:19:25 ID:-


>>321

LP減ると『大暴れ』して死ぬ

有効範囲広すぎてタンクとか居ても意味ない

ま、それが無くても普通に死ぬけどなww


345. 名無しの冒険家:2XX4/07/22(木)03:19:45 ID:-


>>321

つまり、運営を問い質したくなるレベル


401. 名無しの冒険家:2XX4/07/22(木)03:21:11 ID:-


なんだただのバグか


420. 名無しの冒険家:2XX4/07/22(木)03:22:39 ID:-


雨龍強すぎワロタ。


444. 名無しの冒険家:2XX4/07/22(木)03:24:44 ID:-


ちょっと雨龍攻略に逝ってくる



「ろくな情報も出てねえな……でも――まあ、30分もあれば()れるだろ」


 不敵な笑みを浮かべ、中央のモニターへと操作を切り替える。そこには、あるゲームのサーバー選択画面が映し出されていた。


「は? 何でまだメンテ中なんだ?」


 自室の時計を確認すると時刻は午前3時25分だった。


「ああ、0時前から点けっ放しだったからか」


 ブラウザーの更新ボタンをクリックすると、メンテナンス表示は消え、目的のサーバーが選択できるようになった。


「さて、と。White Roadで雨龍の討伐……か」


 ロードを待っている間、読み飛ばしたメールをスクロールする。



 ……――長々とすまなかったね、『何でも屋』さん。


 それで今回の報酬についてだけど、討伐の報告メールにでも希望内容を書いといてくれれば近い内に反映するよ。


 それでは、君の武運を祈っているよ


by 提供者スポンサー



「提供者……コイツは一体、何者なんだ」


 丁度ロードが終わり、画面に雪が降る街と自身のアバターの後姿が映し出されていた。


「まあ、いいや。とりあえず、仕事が先だ」


 マウスから専用のコントローラーへと持ち替え、街を駆け抜けた。



 ここまでお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m


 えっと、こんな感じのノリで進んで行く予定です。勿論、小説の方の話ですよ(^_^;)


 あとがきの方はのんびり、ダラダラ、苦労話書いたり、時事ネタを放り込んだりする程度です。


 さて、Install=PROLOGUEのつもりだったのですが、起承転結とEPILOGUEが中々考えたという話でもしましょうかね。


 まあ、それはまた登場時に語るとして……毎度の事ながら、感想・批判・批評、募集中です(T o T)/~~~


 いや、まあ、今回の話に関して感想書くのは困難かもしれませんが……一言でももらえれば嬉しいですよ(^^)


 次話の投稿は2014年4月8日午前9時頃を予定しています。


 それでは、次話も是非読んで下さい(^_^)/



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