表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ホタルイカ  作者: 大藪鴻大
57/65

藤5

 着実に準備が整ってきている。あと一つ、これさえうまくいけば計画は成功だ。僕は『烏』に会うことができる。

 ここまでなかなか大変だった。思えばこの計画は杉山君に接触したときから始まっていたのかもしれない。何度もわき道にそれてきたが、ここまでくればほぼ一直線だ。計算が狂うこともほとんどないだろう。

 わき道にそれたおかげで随分時間がかかってしまった。けれども、終わってみて考えると、これは運命だったのかもしれない。僕の計算できない世界に流れる力が働いたのかもしれない。

 僕は体育館の裏に向かう。思った通り、見慣れた4人組がいた。

「何だ、おまえ?なんか用か?」

 虚勢を張っているが、怯えてもいる。蛍君と杉山君にやられた恐怖が頭に焼きついているためだろう。

「ちょっと話があるんですよ。」

 僕は4人に耳打ちする。退屈そうな4人の目が輝き、表情にも明るさが戻る。

「おもしれえな。いいぜ、やってやるよ。」

 これで準備は整った。夕刻、西の空に太陽が沈むとき、屋上に『烏』が舞い降りる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ