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ホタルイカ  作者: 大藪鴻大
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 朝の「登校時間見直し運動」。あれには決定的なミスがある。正門しか見張っていないということだ。裏門までは見張っていない。

 正直、その話を聞いたとき、内心慌てた。勘付かれたかと思ったのだ。しかし、問題はなさそうだ。そんなもの、時間を持て余した高校生の、ただの気まぐれにすぎない。

 そんなことを考えていると、水たまりに足がはまる。自然と舌打ちが出る。水の冷たさがじわじわと伝わってくる。

 間延びした鳴き声が聞こえる。目の前を黒い猫が横切る。目が合う。静かに近づく。猫は逃げない。手を伸ばし、背中に触れる。猫は気持ちよさそうに丸くなり、目を閉じる。


「おまえも消えてみるか?」



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