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暗闇の庭園

読んでくださり、ありがとうございます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

実は、わたしの別作品をメインに投稿していたので・・・こちらが全く更新できておらず、すみません!

良ければ、そちらの作品もどうぞ!

こちらの作品も、できるだけ、今日中に最終話に近づけていきたい・・・!

では、よろしくお願いします!

「さて、ナタリア。王太子殿下にご挨拶に行こうか」


「はい、お父さま」


 お父さまに頷きを返し、王太子殿下を探し始めた。


「いないわ・・・。まさか、庭園にいらっしゃるのかしら」


 そう呟き、庭園に出る。夜は月の光のみで照らされているため、かなり暗い。だが、誰かいるのは分か

った。


「どなたかいらっしゃいますでしょうか」


 草木が光を吸い込み、とても闇深くなっている。


 そんな中、急に現れた人影に息を呑む。


「ああ、すまない。驚かせてしまっただろうか」


 申し訳なさそうに謝った男性。


 さらっとした艶やかなチャコールグレーに近い髪色。宝石みたいな深い青色の瞳。きらきらと綺麗に夜会の会場の光を反射している様はとても美しく、わたしはすっかり目を奪われてしまった。さらに、綺麗な陶器のような白い肌。ご婦人方が見たら、きっと羨むだろう。


「いえ、だ、大丈夫です。元々、わたくしがお声をかけてしまったのですもの」


 きっと今のわたしは赤面している。闇の中で良かった。


「ああ、そう言えば、どなたかを探しているのかな?」


「あっ、そうだわ。わたし、王太子殿下を探していたのです。実はまだ、ご挨拶できていなくて」


 そう言うと、男性は首を傾げた。


「えっ、そうなの?王太子殿下だったら、中にいらっしゃると思うけど。だって、ここはあまり王族が来ないところだから」


「そうなんですか!?知りませんでした・・・。警備上の問題、でしょうか」


「うん、そうらしいよ。僕もあまり知らないんだけど」


 わたしはにっこりと微笑んで、言った。


「教えて下さって、ありがとうございます。あの、ちなみにお名前をお伺いしてもいいですか。あっ、わたしはナタリア・フルーレイトと申します」


 男性がにっこりと微笑んだ。


「もちろん。僕は、アルベート・フォーカイスと申します」


「えっ!?フォーカイス辺境伯様!?」


 思わず呟いた。


「あれ、知ってるの?」


「もちろんです!両親が話していました。とても優秀な方がお家を継いだ、と」


 そう満面の笑みで言うと、フォーカイス辺境伯様は照れたように俯いた。


「あ、ありがとう」


「い、いえ」


 しょ、衝動的に言ったからか、何故だか、気恥ずかしくなり、俯いた。そのとき。


「ていうか、ナタリアー?どこへ行ったんだー?」


「お父様」


 りんごの木がなっている声の方を見ると、お父様の傍にどなたかいる。


「まって・・・?フォーカイス辺境伯さま、あのかた、どなたかご存知ですか?」


 するり、風がふく。


「ナタリア嬢の父君の隣?あの方は王太子殿下だよ」

作中の言葉遊び、誰か気づいてくれた人、いるかなあ・・・笑

気づいてくれると嬉しいです!笑


引き続き、読んでくださり、ありがとうございます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

まだ、続きます!

投稿は不定期に行いますが、頑張るので、読んでくださると嬉しいですᕦ(ò_óˇ)ᕤ

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