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凡人の魔王の倒し方  作者: 昨日の駄文メーカー
凡人と騎士の国
27/36

源蔵と暗殺

凡次らはそのまま宿に向かい、各々休息をとった


そして夜が明け、プルエルが源蔵を起こしに部屋の扉を開ける、すると、ナイフを持って源蔵を殺しにかかろうとするも、軽くあしらわれているγの姿があった


「なにしてんのよ」


「何って!暗殺です!よ!」


γが暗殺を一旦止め、ナイフを納める


「言ってませんでしたか!私は!騎士様を喰べたいんです!」


(ようやく分かったわ、源蔵を食べたいってのが襲った理由ね)


(というか食べるって…年齢の割に積極的ね…)


「こんな頓珍漢なこといいながら、朝から殺しに来やがる」


欠伸をかきながら気怠そうに愚痴を垂らす


「こんな危なっかしい奴、パーティーに置いていいのか?」


「γ!」


「なんですか?」


「暗殺は三日に一回よ!」


「そうじゃねぇだろ、暗殺を止めろよ」


「γはあんたを殺したい、私達はそれを止めたい、なら妥協案として暗殺に制限を設けましょう」


「γはパーティーから追い出しても着いてくるだろうし、私達がγを暴行で大人しくさせるのも論外、以上からγの暗殺を止めるのは不可能よ、かといって、このまま暗殺を好き放題やらせたら、源蔵のコンディションに支障が出る、なら制限をかけるのが一番いいと思わない?」


γは目を閉じ、仁王で立ち、プルエルに人差し指を立てる


「却下です!何故なら、私にメリットがないからです!」


当然の如く拒否されるも、プルエルは案外平気そうだ


「えぇそうね、でも、あなたは源蔵を食べたいのよね?」


「はい!」


「コンディションが良ければより美味しく頂けるわよ」


「なら三日に一回にします!」


「なんなんだよこの会話…」


三人は部屋から出て、凡次のいる一階の食堂へ降りる


「あ、おはようございます」


凡次がトーストを咥えながら挨拶をしてくる


「殴り飛ばすぞ…」


「なんで?!」


「こっちは夜中ずっと暗殺仕掛けられて、寝不足で寝不足で、苛立ちが積もりに積もってんだよ、なのにお前は呑気にパンなんか食いやがって…」


源蔵の顔には隈が浮かんでおり、目に血が迸っている


「じゃ、朝食すませたらクエスト行くわよ」


「はい!」


***


「大体こんなもんか」


スライムの死体をプルエルの魔法で収納する


「えぇ、龍の国と違って、野原でのクエストもあるのでやり易いですね」


「まぁ森にも利点はあるが、地形を理解できてないと活かしきれないからな」 


「話は変わりますけど、今回のメソス・スライム討伐は、1㎏毎3500ニットでしたっけ?」


「そうだな、10㎏程度の2匹狩ったから、70000ニット、4等分して俺には17500ニットか」


「えぇ、ここら辺騎士団が狩ってるからか、魔物が少ないですね」


「このままだと四ヶ月以内は厳しいな、依頼の難易度を上げる…いや、凡次達が危険か…」


源蔵は腕を組んで思考を巡らせる


「僕の取り分分けますよ、僕は皆と比べて活躍できてませんし」


源蔵は呆れて溜息をつく


「主より裕福な剣がいてどうする」


「あとお前は必要、以上」


「まぁこの件に関しては追々考える、そこまで切迫詰まってるわけでもないからな」


源蔵は凡次に帰ろうと促すため目を向けると、口角を上げてニマニマしている凡次の顔が映る


「…ゲヘヘ」


「キモいぞ、お前」

ここまで見てくれた皆様、何卒ブックマークをお願いします。

次回は明日投稿します。

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