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凡人と成長

朝は源蔵の修行、昼はプルエルの授業、残った時間でクエストをこなし、宿で就寝


そんな生活も今日で丁度一年経とうとしていた


「今日は少し難しめのクエストを行う」


「難しめのクエストですか?」


凡次は一年前とは見違えていた


骨砕きによる効果で骨が太くなり体格が以前より大きくなって、芯ができていて、少し骨が伸び身長が伸びている


それに、スーツ姿ではなく少しオーバーなサイズの茶色の長シャツに白色のローブを纏い、少しぶかぶかした茶色のズボン、ベルトには幾つかの外付け収納ポケットと、50cm程の杖と刀を巻き付けていまする


その姿は、研磨された熟練の冒険者と遜色のない姿と化していた


「あぁ、ディナトス・オークの討伐」


「森の深い所まで行くから龍に気を付けろ」


「龍?」

 

凡次はぼけっとした顔をする


「お前が初めてここに来た時にいた奴らだ」


「あの二頭の事ですか?」


「そいつらだけじゃない、あいつらは普段、森の奥深くか次元の狭間に生息してる」


「ここ龍の国が外敵に襲われない理由の一つだな」


そう言いながら源蔵はクエストの札を取る


「このクエストが無事に終わったら魔王討伐に行ってもいいかもな」


「そうね、そろそろ座学のネタも尽きてきたし」


「そうですか…」


「嬉しくないのか?」


「まぁ…はい」


「ここの生活も慣れてきて知り合いも多く出来て、少し離れるのが寂しいというか」


「…俺はお前の剣だ」


「剣は主に口を出さない、だから決断はお前がしろ」


「剣を懐にしまうか、それとも振るうか」


凡次はクスッと笑って、間をおいた


そして、当たり前の事を話すように話し出した


「行くに決まってるじゃないですか」


「僕はプルエルさんの言った事を間違いにせず、彼女のために戦うと誓ったんです」


「それに多くの人が応援してくれた」


「下がるつもりも道理もありません」


「それにこの生活があと19年だけというのは、ここを離れる以上に寂しいですし」


「その言葉が聞けて良かった」


源蔵は笑みを浮かべ、初めて見る顔で少し凡次が驚く


「笑えたんですね」


「張っ倒すぞ」



「行きましょう」


「あぁ」


凡次と源蔵がギルドから出る


「クエスト受付してないわよ」


凡次と源蔵がギルドへ戻ってきた


周りがクスクス笑っている


凡次と源蔵は少し赤面していた


「このクエストお願い」


「はい、ディナトス・オークの討伐ですね」


「ではクエストの説明を、ディナトス・オークの死体1kgにつき5000ニットとなります」


「また、死体の損壊が激しい場合や状態の悪いものですと受け取り拒否となりますのでご注意を」


「では、龍の加護があらんことを」


「………今度こそ行くぞ」


「…はい」

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